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投資信託定点観測 2026年6月|評価額4,752万円、積立が評価減を覆い隠した月

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はじめに

こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。

今回は、2026年6月末時点の投資信託・ロボアド・確定拠出年金・ポイント運用の定点観測です。

前回の2026年5月版では、相場の回復で評価額が追加投資を大きく上回って増えた「戻りの月」を確認しました。6月はその翌月です。結論から言うと、6月は5月とちょうど逆で、評価額そのものはほとんど増えていない月でした。

それでも合計の評価額は前月より増えています。なぜ増えたのか——その正体を、評価額の増減と追加投資(積立)を分けながら整理していきます。

なお、ここで扱う評価額は各口座・サービス上の概算評価額です。税金や売却時の手数料を控除した実売却額ではありません。あくまで私自身の資産管理用の定点観測として、参考程度に眺めてもらえればと思います。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長! 定点観測というのは、増えた・減ったで一喜一憂するためのものではありませんぞ。増えた月も減った月も、同じ目線で「何が全体を動かしたのか」を記録し続ける——それが研究所らしい見方でしてな。今月はまさに、その見方が効いてくる回ですな。

1. 今回の結論

2026年6月の投資信託関連資産は、評価額の合計としては小幅な増加でした。

  • 評価額合計は47,519,377円となり、前月比で+314,614円(+0.67%)
  • ただし6月の追加投資は413,305円あり、積立を除くと評価は−98,691円(−0.21%)とわずかにマイナス
  • 年初来では+8,984,229円(+23.3%)。うち評価益は4,906,563円
項目金額・比率
2026年6月末 評価額合計47,519,377円
前月(5月末)評価額47,204,763円
評価額の前月比+314,614円
評価額の前月比率+0.67%
6月の追加投資(積立)413,305円
追加投資を除いた評価損益−98,691円
追加投資を除いた評価損益率−0.21%
年初来増減+8,984,229円
年初来増減率+23.3%

※集計列は2026年6月27日です。本文では月末時点の定点観測として「2026年6月末時点」と表現しています。前月比は2026年5月30日の集計列との比較です。

6月は、単純に「+31万円増えた月」ではありません。積立で41.3万円を入れた一方で、すでに持っていた資産の評価はわずかに目減りしました。つまり、積立というエンジンが、評価額の小さなマイナスを覆い隠して、全体の見た目をプラスに保った月です。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から一点、指摘させてください。ここでいう「追加投資を除いた評価損益」は、評価額合計の前月差から当月の追加投資額を差し引いた管理上の概算です。個別ファンドの基準価額変動だけを厳密に分解したものではありません。そのうえで申し上げると、6月に増えたのは入金分であって、資産そのものの評価は微減しています、事実として。

前号の5月が「持っていた資産がしっかり戻った月」だったのに対し、6月は「積立が下支えした月」です。同じ前月比プラスでも、中身はかなり違います。

2. 6月末の全体像を一覧で見る

まずは、6月末時点の全体像を口座区分の大枠で見ておきます。

この記事では、証券口座の投資信託だけでなく、確定拠出年金、ロボアド、ポイント運用も長期運用枠としてまとめて確認しています。細かいファンド別の動きに入る前に、全体の配置を見ておくと、今月の変化が追いやすくなります。

区分6月末評価額全体に占める割合
新NISA(つみたて+成長)13,315,201円28.0%
旧NISA3,985,151円8.4%
NISA全体17,300,352円36.4%
特定口座13,650,378円28.7%
確定拠出年金5,531,554円11.6%
ロボアド10,587,614円22.3%
ポイント運用449,480円0.9%
合計47,519,377円100.0%

NISA全体は17,300,352円で、全体の36.4%です。資産形成の中心にかなり近い位置まで来ています。一方で特定口座も13,650,378円あり、全体の28.7%を占めています。新NISAが主役になりつつありますが、これまで積み上げてきた特定口座の存在感もまだ大きい状態です。

構成比の並びは前月とほとんど変わりません。6月は評価額が大きく動かなかったため、区分ごとの割合も落ち着いていました。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長! 数字が大きく動かない月ほど、地図を広げて全体の配置を確かめる意味がありますな。派手な増減がないときこそ、どこに資産が置かれているかを静かに見直せるのですぞ。

3. 口座区分別に見る6月末の現在地

ここが、今月いちばん見ておきたい表です。口座区分ごとに、評価額・前月比・6月の積立額を並べます。前月比と積立額を見比べると、「増えたように見えて、実は評価は減っていた」区分がはっきり分かります。

口座区分6月末評価額前月比6月積立積立を除いた評価構成比
NISAつみたて投資枠4,056,016円+90,090円100,000円−9,910円8.5%
NISA成長投資枠9,259,185円+28,344円50,000円−21,656円19.5%
旧NISA3,985,151円−5,356円0円−5,356円8.4%
特定13,650,378円+207,061円223,000円−15,939円28.7%
確定拠出年金5,531,554円−8,781円22,750円−31,531円11.6%
ロボアド10,587,614円−8,466円0円−8,466円22.3%
ポイント449,480円+11,722円17,555円−5,833円0.9%
合計47,519,377円+314,614円413,305円−98,691円100.0%

前月比がプラスの区分(つみたて投資枠・成長投資枠・特定・ポイント)は、いずれも積立額のほうが前月比より大きくなっています。つまり、評価そのものはマイナスで、それを積立が上回ってプラスに見せているという構図です。

一方、積立額が0円または少ない区分(旧NISA・確定拠出年金・ロボアド)は、前月比がそのままマイナスになっています。ここは積立の下支えがない分、評価の目減りが素直に表に出ました。

7つの区分すべてで「積立を除いた評価」がマイナスに振れており、合計では−98,691円です。6月は、どの区分を切り取っても同じ結論——積立が評価減を静かに埋めた月でした。

アルセド監査官
アルセド監査官

補足いたします。前月比がプラスだからといって、その区分の運用成績が良かったとは限りません。たとえば特定口座は前月比+207,061円ですが、6月の積立が223,000円あります。差し引くと評価は約1.6万円のマイナスです。前月比だけを見ると増えて見える区分ほど、積立額と分けて確認する必要があります。

4. 今月動いた主なファンド・サービス

次に、評価額の増減が大きかったファンドを見ます。ここでの前月比は評価額ベースの差で、買付や拠出も含まれます。純粋な運用益だけではありませんが、どの項目が全体の見た目を動かしたかを把握するには十分です。

まず、上がった項目です。

項目口座区分6月末評価額前月比
ニッセイSOX指数(米国半導体)特定733,475円+78,090円
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)NISA成長投資枠1,879,239円+35,722円
楽天・インド株Nifty50NISA成長投資枠253,970円+20,628円
SBI・V・米国高配当株式(年4回決算型)特定350,604円+18,602円
SBI日本高配当株式(年4回決算型)特定391,073円+15,935円
SBI・iシェアーズ・インド株式特定146,685円+14,882円

6月に評価を伸ばしたのは、米国半導体(SOX)とインド株でした。ニッセイSOX指数は前月比+78,090円で、積立1万円を除いても評価だけで約6.8万円のプラスです。インド株も、SBI・楽天の両ファンドが積立を除いても評価増でした。高配当株の分配型ファンドも底堅く推移しています。

一方で、下がった項目もあります。

項目口座区分6月末評価額前月比
iFreeNEXT FANG+インデックス特定1,721,024円−127,580円
ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)NISA成長投資枠429,126円−32,752円
Wealthnaviロボアド3,409,606円−23,676円
DCダイワ外国株式インデックス確定拠出年金3,339,874円−20,313円

今月の下落側の主役は、iFreeNEXT FANG+でした。前月比−127,580円(−6.9%)で、積立1万円を含んでいるため、評価ベースではさらに大きなマイナスです。FANG+のようなテーマ性の強いファンドは、戻るときの勢いも大きいぶん、下げるときの振れ幅も大きくなります。5月に強かった反動が出た形です。

ゴールド・ファンドは−32,752円で、金価格の調整はこれで2か月連続です。WealthNaviは追加投資がないため、−23,676円はそのまま評価の目減りとして読めます。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長! 先月いちばん元気だったFANG+が、今月はいちばん沈んでおりますな。勢いのある資産ほど、行きも帰りも足が速い。だからこそ「上がった月に増やしすぎない、下がった月に慌てない」——この距離感が大事でしてな。

5. 守りの新設枠は2か月目も継続

今月あらためて確認しておきたいのが、5月に新しく積立を始めた「守りの層」です。債券・国内リート(REIT)・ハイイールド債・ゴールドといった、株式とは値動きの異なる資産を少額ずつ積み立てる枠を、6月も欠かさず継続しました。

ファンド5月末6月末6月積立
eMAXIS Slim 先進国債券322,663円336,190円10,000円
先進国債券(除く日本・SBI)54,752円82,726円27,000円
iFree 新興国債券20,283円30,845円10,000円
eMAXIS Slim 国内リート(マネックス)28,519円39,051円10,000円
eMAXIS Slim 国内リート(eスマート)57,185円78,346円20,000円
フィデリティ・USハイイールド20,321円30,765円10,000円
SBI・iシェアーズ・ゴールド19,272円26,963円10,000円
eMAXISプラス・コモディティ6,004円8,379円3,000円

金額はまだ小さいですが、8本すべてが着実に残高を積み上げています。株式やテーマ型ファンドの評価が下がった6月のような月に、値動きの違う資産をコツコツ増やしておくことには意味があります。ポートフォリオ全体で見ると、株式に偏りがちな構成を、少しずつ守りの方向へならしている作業です。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から補足を。この守り枠は、まだ全体に占める割合としては小さく、目標とする比率には届いていません。ただ、方向としては正しく積み上がっています。評価額の大小ではなく、「値動きの異なる資産を、下落月にも淡々と買い続けられているか」を確認する枠として見ておくのが適切です。

6. 積立・追加投資の確認

6月の追加投資は、合計413,305円でした。

区分6月追加投資
NISAつみたて投資枠100,000円
NISA成長投資枠50,000円
旧NISA0円
特定223,000円
確定拠出年金22,750円
ロボアド0円
ポイント17,555円
合計413,305円

今月も、新NISAつみたて投資枠には10万円、成長投資枠には5万円を入れています。特定口座は223,000円で、前月(216,000円)から少し増えました。これは、tsumiki証券で既存保有のファンド2本(まあるい未来共創ファンド cotocoto・ブラックロックESG世界株式)にそれぞれ3,500円を新たに積み立て始めたためです。

ポイント運用も、6月は17,555円と前月(5,869円)から増えました。楽天ポイントのアクティブコースに13,400円をまとめて回したためです。金額としては小さいですが、ポイントも積み上げると無視できない額になってきます。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長! 評価が伸び悩んだ月でも、積立の手だけは止めない。むしろ価格が下がっている月は、同じ金額でより多くの口数を仕込める月でもありますな。淡々と続けることこそ、積立の本当の仕事でしてな。

7. DC・ロボアド・ポイント運用の確認

確定拠出年金は、6月末時点で5,531,554円でした。前月比は8,781円のマイナスです。

内訳を見ると、DCダイワ外国株式インデックスが3,339,874円で、前月比−20,313円でした。株式側の反落がDC全体の重しになりましたが、DCダイワ外国債券インデックス(921,573円・+9,450円)や三井住友・DC日本株インデックス(1,201,511円・+1,713円)が一部を緩和しています。DCは自分で頻繁に売買する枠ではありませんが、株式と債券のバランスを見る材料になります。6月は株式側が弱く、債券側が支えた月でした。

ロボアドは合計10,587,614円で、前月比8,466円のマイナスです。追加投資はないため、この増減はそのまま評価額の変動として読めます。

サービス6月末評価額前月比
Wealthnavi3,409,606円−23,676円
THEO1,903,528円+12,810円
ROBO PRO1,682,471円−2,898円
楽ラップ1,682,344円−1,608円
ON COMPASS1,242,103円+3,256円

ロボアド・ラップは全部で7本あり、そのうち4本が前月比マイナスでした。ただし下げ幅はどれも小さく、WealthNaviの−23,676円を、THEOやON COMPASSのプラスが部分的に打ち消しています。追加投資をしていない放置枠が、下落月にこの程度の振れで収まっているのは、分散運用のクッションが効いているとも読めます。

アルセド監査官
アルセド監査官

補足いたします。ロボアドは追加投資が0円なので、前月比の増減は評価額の変動としてそのまま読める項目です。一方、NISAや特定口座は買付も含まれるため、同じ「前月比」でも意味が違います。比較するときは、入金の有無を分けて見る必要があります。

8. 来月の確認ポイント

来月に向けて、見ておきたい点をチェック表にしておきます。

確認項目見る理由来月チェックすること
積立を除いた評価損益入金と相場を分けて見る基本評価がプラスに戻ったか
守りの新設枠目標比率にはまだ届いていない3か月目も継続できているか・残高の伸び
FANG+・ゴールドともに調整が続いているテーマ型・金の比率が偏りすぎていないか
ロボアド(追加ゼロ枠)評価変動が素で見える下落月のクッションとして機能しているか
特定口座の比率全体の28.7%と最大区分新NISAへの移行候補がないか

特に、6月のように評価がわずかにマイナスだった月は、「積立を除いた評価損益」を来月も必ず確認したい項目です。前月比のプラスだけを見ていると、資産そのものが増えたと勘違いしやすくなります。

アルセド監査官
アルセド監査官

一点、指摘させてください。前月比がプラスの月は、実力以上に増えたように感じやすいものです。しかし6月に増えたのは主に積立の分で、評価そのものは微減でした。減った月に慌てないためにも、増減の中身を分けて見る習慣を崩さないことが大切です。

おわりに

2026年6月の投資信託定点観測は、評価額としては小幅な増加、中身としては「積立が評価減を覆い隠した月」でした。

評価額合計は47,519,377円。前月比では+314,614円ですが、6月の追加投資413,305円を除くと、評価は−98,691円とわずかにマイナスです。5月の「持っていた資産が戻った月」とは、ちょうど逆の構図でした。

それでも、悪い月だったとは思っていません。株式やテーマ型が沈んだ月に、守りの新設枠を含めて積立を一度も止めず、下がった価格で淡々と口数を仕込めた——定点観測として見れば、6月は「規律が試されて、それを守れた月」です。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長! 増えた月に浮かれず、減った月に沈まず。同じ手つきで積み立て、持ち続け、毎月同じ形で確認する。この繰り返しこそが、資産構築の土台になっていくのですぞ。6月は、その土台の強さがよく出た月ですな。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から補足を。良い締めですが、数字は正確に残しておきます。6月の評価は微減でした。積立がそれを覆い、全体の見た目をプラスに保った——この事実を記録しておくことが、次に増えた月を冷静に読むための基準になります。

次回も同じ基準で、評価額・追加投資・口座別の構成比を確認していきます。

それでは、良い資産構築ライフを!

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