幸福の「資本」論(橘 玲 著)

こんばんは、kanatoです。

今回は最近(といっても2箇月以上前からですが・・・)聴いた本をご紹介したいと思います。

橘玲さんの「幸福の「資本」論」です。

幸福の「資本」論(橘 玲 著)

本書の前半では、人生を幸せに生きるための資本として、「金融資産」「人的資本」「社会資本」の3つを示し、そのうち3つすべてを持つ場合、いずれか二つを持つ場合、いずれか一つを持つ場合、いずれも持たない場合で人生の8パターンを例を挙げつつ丁寧に示しています。

(この時点で自分がどこにいるのか・・・ということを考えさせられます。)

その、結論としては3つの資本(資産)のうち2つ以上を持てれば、幸せない生き方と言えるのではないかということを、説明しています。

さらには後半では、それらの資本(資産)をどのようにして作っていくかについて、橘さんの他の著書などを引用しつつ丁寧に説明されており、橘さんの書籍の集大成のような印象を持ちました。

ちなみに聞く前はやはり「金融資産」のところが一番気になっていたのですが、聴いていくと「人的資本」、「社会資本」の方が大変参考になりました。

今後どのように生きていくのか?目指すべき方向と必要なことを考えるときに重要な気付きを与えてくれる本だと思います。気になった方はぜひ読んでみてください。

(audibleもおすすめです。付属に図表がありますが、見なくても理解できると思いますので、歩きながらのながら聴きにもよいかと・・・)

作家であり、社会評論家でもある橘玲氏の集大成ともいえる内容で、初めて「ひとの幸せ」について真正面から取り組んでいます。
幸福であることを条件づけるものは、「自由」「自己表現」「共同体=絆」の3つである。
橘氏は、「幸福」は、しっかりした土台の上に設計するべしとし、その人生の「インフラストラクチャー」を前述の3つに対応させて、以下に求めます。
「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」。
この3つの資本の組み合わせによって生まれる「人生の8パターン」によって、すべてのひとびとの「幸福」のカタチが説明できるとしています。社会資本(中学からの友達ネットワーク)しかない田舎のマイドルヤンキーは、「プア充」。「友だちネットワーク」から排除されるとたちまち3つとも持っていない「貧困」に陥る。金融資産がなくても、高収入を得られる職業につき、友だちや恋人がいれば、人的資本と社会資本を持っている「リア充」。人的資本と金融資産があって社会資本がないのは、「金持ち」の典型、という具合。3つの資本をすべてそろえることは難しいが、せめて2つをそろえれば「幸福」といえる状態になるのではないか。では、どうすれば2つをそろえることができるのか…、そして「幸福」になれるのか、3つの資本を解説しながらその答えを追いかけます。

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