【2026年4月】旧CROWD CREDIT2本で▲¥89,601確定。AGクラファン60万円の現状報告

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こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。

私のポートフォリオにおいて、クラウドファンディング・ソーシャルレンディング(以下、SL)は「準現金ゾーン」として位置づけています。株式や暗号資産のように価格が日々変動しない安心感がある一方で、一度投資すると満期まで換金できない〈流動性リスク〉と、貸付先の状況次第では元本が戻らない〈貸し倒れリスク〉を受け入れることが前提の資産クラスです。

2026年4月時点のSL運用残高は合計約300万円(待機資金を除く、ポートフォリオ比率2.33%)。AGクラウドファンディングの参加案件が入れ替わり、そして旧CROWD CREDITのファンドで損失が確定するという、教訓的な出来事がありました。今回はそれらをまとめてレポートします。

1. 現在参加中のAGクラファンと基本スペック

現在、AGクラウドファンディングでは以下の2ファンドに参加中です。

ファンド物件投資額予定分配率(グロス)運用期間分配時期
#162大阪市淀川区・店舗付住宅500,000円年率6.50%12ヶ月四半期
#171江東区・土地建物2棟100,000円年率10.00%12ヶ月四半期

2ファンドの共通点は〈不動産担保・12ヶ月・四半期分配〉の3点です。担保が設定されていること、そして3ヶ月ごとに分配が発生する点が、このシリーズを選び続けている主な理由です。AGクラウドファンディングはアイフルグループの子会社が運営しており、プラットフォームとしての信頼性も選択理由の一つです。

アルセド監査官
アルセド監査官

補足いたします。表中の予定分配率はいずれもグロス(税引前)の数値です。実際には約20.315%が税として控除されます。税引後の手取り目安は、#162が約5.18%、#171が約7.97%となります。また「予定」分配率であり、確定した収益ではありません、事実として。

2. 分配実績——2025年の安定と、2026年2月の教訓

2025年〜2026年の分配推移

全SL業者を合算した分配実績は以下の通りです(受取ベース・税引後)。

期間分配金合計(受取)主な内訳
2025年 年間合計+¥198,092旧CROWD CREDIT・オルタナバンク・クラウドバンクが主軸
2026年1月+¥27,018Bankers・オルタナバンク・クラウドバンク
2026年2月▲¥62,630旧CROWD CREDITファンド2本の損失確定(後述)
2026年3月+¥29,306Bankers・オルタナバンク・クラウドバンク
2026年4月+¥18,713オルタナバンク・Bankers・クラウドバンク
2026年累計(1〜4月)+¥12,407

2025年は年間約20万円の分配を受け取り、SLが機能している手応えがありました。しかし2026年2月に、保有していた旧CROWD CREDITの2ファンドが損失を抱えて償還されるという出来事がありました。

2026年2月のマイナスは何だったか——旧CROWD CREDIT35号・36号の教訓

「米ドル建て中東地域ソーラー事業者支援ファンド35号・36号」(旧CROWD CREDIT、現・Bankers取扱)が、2026年2月27日付で損失確定の上、償還されました。

2件の概要は以下の通りです(一次資料:バンカーズ・クラウドクレジット・ファンディング 2026年2月27日付 償還時運用報告より)。

ファンド運用開始実現投資倍率私の受取額損失額
35号(中東ソーラー)2022年3月0.32倍¥19,278▲¥40,722
36号(中東ソーラー)2022年4月0.30倍¥21,121▲¥48,879
合計¥40,399▲¥89,601

経緯をまとめると、UAE(アラブ首長国連邦)を拠点とする太陽光事業者グループへの貸付について、2022年8月以降に送金が停止。その後4年近く交渉が続き、2026年1月に保証人との和解契約が成立、部分的に資金を回収したものの、当初の投資額の約30〜32%しか戻らないという結果になりました。

予定運用期間は約1年(2022〜2023年)でしたが、実際には約1,400日以上にわたって資金が拘束され、最終的に7割近くが回収不能という結末です。

アルセド監査官
アルセド監査官

一点、指摘させてください。今回の損失▲¥89,601は「評価額の下落」ではなく、実際に元本の約69%が戻らなかった〈確定した損失〉です。SLにおける貸し倒れリスクは「起こりうる可能性」ではなく、「現実に発生するリスク」であることが数字で示された事例です、事実として。

3. AGクラファン#171の意思決定——#165(虎ノ門)不成立から始まった話

なぜ資金が「戻ってきた」のか

AGクラファン#171への参加は、#165の「不成立」がきっかけで生まれた判断です。

2026年3月5日、AGクラウドファンディング不動産担保ローンファンド#165(一棟ビル@港区虎ノ門)に10万円を申し込みました。利回り10%・不動産担保付きという条件に加え、虎ノ門という立地の希少性から参加を決めた経緯は以下の記事でまとめています。

【投資実録】AGクラファン#165(虎ノ門)。利回り10%の背景と「10万円」のスパイス戦略
理事長kanatoがAGクラウドファンディング(プロジェクト#165)に10万円を投資。利回り10.0%の背景にある開発リスクや出口の事実を資料から確認し、規律ある「スパイス戦略」を考察します。

しかし#165は、募集期間中に必要金額が集まらず不成立となりました。運用開始前のキャンセルのため損失は発生しておらず、申込分の10万円はそのままAGクラファンの口座に返還されています。

#171(江東区)を選んだ3つの判断軸

返還された10万円の再投資先として選んだのが、不動産担保ローンファンド#171(土地建物2棟@江東区)です。2026年4月5日に申し込み、現在は運用中です。

選択した主な判断軸は3点です。まず、利回りです。年率10%(グロス)は#165と同水準でした。次に、担保物件の構成です。#165が単一の一棟ビルだったのに対し、#171は江東区内の土地建物2棟が担保となっており、単一物件よりも分散が効いています。最後に、分配頻度です。12ヶ月・四半期分配は#162と同じスケジュールで、管理のしやすさも評価しました。「返ってきた資金をそのまま寝かせておくのはもったいない」という考えと、同条件で動けるならすぐ再エントリーするというスタンスが、今回の意思決定の核心です。

4. クラファン・SL投資のリスクと向き合い方

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長!今回の中東ソーラーファンドの件は、まさに「絵に描いたリスクが現実になる」という貴重な体験ですな。損失は痛いですが、ポートフォリオ全体の2.33%という比率を守っていたからこそ、致命傷にならずに済んだとも言えますぞ!「額を決めて割り切る」という哲学が、こういう時に真価を発揮するのですな。

クラファン・SL投資に共通するリスクとして、主に3つを意識しています。

まず〈流動性リスク〉。満期前の中途換金が原則できません。今回の中東ソーラーファンドは、予定1年の運用が実際には4年近くに延びました。急な資金需要がある資金を投じていたら、と考えると背筋が伸びます。次に〈貸し倒れ・延滞リスク〉。今回がまさにその実例です。担保の有無・担保順位・LTV(担保評価比率)を確認することが最低限の防衛線ですが、海外案件では現地の法律・送金規制・事業者の実態確認がより難しくなります。最後に〈プラットフォームリスク〉。運営会社の財務状況・情報開示の透明性・分別管理の体制を確認することが重要です。

今回の損失▲¥89,601は、2025年の年間分配¥198,092のうちの約45%に相当します。2025年に積み上げた分配の半分近くが、この1件で吹き飛んだ計算です。それでもSL全体のポートフォリオへの影響が限定的だったのは、比率管理と国内・海外の分散が機能したからと理解しています。

おわりに

AGクラファン#162(大阪・淀川区)の運用開始は2026年2月、#171(江東区)は同年4月です。どちらも12ヶ月・四半期分配のスケジュールで、初回の分配は数ヶ月以内を見込んでいます。受取実績についてはまとまり次第レポートします。

旧CROWD CREDITの2ファンドで実際に損失を経験したことで、SLにおけるリスクの「解像度」が上がりました。利回りの高さは、それだけリスクを引き受けているということ——頭でわかっていても、数字として確定するとやはり重みが違います。この経験を踏まえ、今後の案件選択では担保内容の確認と国内案件への比重をより意識していく方針です。

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それでは、良い資産構築ライフを!

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