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【2026年10月】9月に上げた暗号資産が、10月は下げた月

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はじめに

こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。

10月度の月次資産レポートです。比較期間は2026年10月4日から11月1日で、純資産は約210万円(−1.31%)減りました。暗号資産が約350万円(−10.24%)下がり、ほかの7区分の合計は約140万円増えて、その一部を埋めた形です。

9月は逆でした。暗号資産が約250万円増え、ほかの区分は合計で約220万円減っていました。同じ暗号資産が、2か月続けて逆の向きに全体を動かしたことになります。

今回は、この入れ替わりと、高ボラ資産への追加を控えてきた2か月の比率の動きを見ていきます。

注記:金額は10万円単位に丸めた概算値で、丸めのため合計が合わないことがあります。率は丸める前の値から計算しています。この記事は私の運用記録で、売買を勧めるものではありません。

1. 10月の全体像

純資産は約210万円の減少

項目10月4日11月1日期間の増減
資産総額約1億6,460万円約1億6,240万円約−220万円(−1.33%)
負債総額約380万円約370万円約−10万円(−1.89%)
純資産総額約1億6,080万円約1億5,870万円約−210万円(−1.31%)

減少の中心は暗号資産です。区分別に見ると、次のとおりです。

資産区分(増減額の絶対値が大きい順)期間の増減増減率
暗号資産約−350万円−10.24%
株式約+120万円+5.28%
投資信託など約+60万円+0.92%
現預金約−40万円−2.19%
商品約+10万円+1.37%
債券約−10万円−2.79%
FXほぼ変化なし−0.42%
不動産変化なし0.00%
  • 株式:増加のほとんどが米国株です。円ドルは158円前後でほぼ動いていないので、為替の影響はほとんどありません。
  • 投資信託など:厚生年金(公的年金)の評価額が約80万円上がったことが大きく、これを除くと小さなマイナスです。確定拠出年金は小幅なプラスでした。
  • 債券:ソーシャルレンディング(SL)の元本約10万円が償還されて現預金側に戻った分が中心で、損失ではありません。
  • 現預金:カードの引落しと家賃の支払いが重なりました。10月から家賃の支払いが加わり、敷金なども含まれるため、通常の月より支出が大きくなっています。
アルセド監査官
アルセド監査官

私から補足を。厚生年金の評価額は、10月11日の週に約80万円上がりました。運用の結果ではなく、評価額の更新です。この分を除くと、純資産の減少は約290万円になります。

リスク区分で見ると

年初に、資産をリスク区分で管理すると決めています。年金・直接保有の不動産・ポイントなどを除いた約1億3,260万円(11月1日)に対する比率は、次のとおりです。ここでは9月号と同じく、2BTC・10ETHを含める計算方法で並べます。

リスク区分目標10月4日11月1日
安全資産10%14.16%14.16%
株式リスク資産40%42.86%44.39%
債券リスク資産10%4.90%5.09%
不動産リスク資産5%1.37%1.51%
インカム型オルタナ10%1.81%1.75%
実物・価値保存10%8.06%8.32%
高ボラティリティ15%26.84%24.78%

大きく動いたのは高ボラティリティで、暗号資産の値下がりにより26.84%から24.78%へ下がりました。株式リスク資産は42.86%から44.39%へ上がりました。ほかの区分の動きは小さく、それぞれ1ポイントも動いていません。2BTC・10ETHの扱いを変えたあとの比率は、このあとの見出し「3. 下げた暗号資産の約9割は、管理の外にある」で並べます。

2. 暗号資産が大きく下げた月

暗号資産は、10月は毎週下がり、4週間で約350万円減りました。下げた分の大半は、価格の下落です。ビットコインは約10%、イーサリアムは約17%下がりました。保有枚数はほとんど変わっていません。

毎週の画面で下がり続けるのを見ても、まあこんなものか、という印象でした。9月に上がった分があるので、下がるのも自然だと思います。上下しながら上がってきた資産なので、今回も振幅のうちかな、と見ています。

8月30日を起点に、暗号資産とほかの7区分、資産総額の累計増減を折れ線で示す図

さらに9月と並べると、構図が入れ替わっています。9月は暗号資産が約250万円増えて全体を支え(資産総額は約30万円増)、10月は暗号資産が約350万円減って全体を押し下げました(資産総額は約220万円減)。

2か月を通すと、暗号資産は約100万円(−3.21%)のマイナス、ほかの7区分は約90万円のマイナス、資産総額は約190万円(−1.15%)のマイナスです。9月の上昇分は10月でなくなり、通算ではさらに約100万円下回りました。

10月のマーケットは、金利とインフレが焦点になる月でした。14日に発表された米国の9月の消費者物価指数は前年同月比3.7%で、8月の3.4%から上がり、この日の米国株(S&P500)は約1%下がりました。FRB(米連邦準備制度理事会)は9月16日に政策金利を0.25ポイント引き上げたばかりで、28日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、政策金利は据え置かれましたが、利上げを求める反対票が2票ありました。

私は、暗号資産の下落には、こうした金利の見通しが重しになった面があると考えています。

3. 下げた暗号資産の約9割は、管理の外にある

暗号資産の残高は11月1日時点で約3,110万円です。このうち約2,800万円、約9割が、ビットコイン2枚とイーサリアム10枚です。10月11日に、この枚数分を管理の外に置くと決めました。高ボラティリティ資産(値動きの大きい資産)の比率を見るとき、枚数を固定して持つ分は計算に含めない、という変更です。

そのため、同じ10月でも、見方によって別の数字になります。

見方高ボラ資産の比率計算に含めた資産の合計
これまでの計算方法(2BTC・10ETHを含める)26.84%(10月4日)→ 24.78%(11月1日)約1億3,260万円(11月1日)
新しい計算方法(2BTC・10ETHを管理の外に置く)4.66%(11月1日)約1億460万円(11月1日)

目標は15%です。評価額としては、暗号資産の値下がりが純資産を押し下げたことに変わりはありません。一方、管理の中にある高ボラ資産は約490万円で、新しい計算方法の比率は目標の15%を大きく下回っています。

計算に含める資産が小さくなるので、高ボラ以外のリスク区分の比率は約1.3倍に見えます。7区分すべてを並べると、次のとおりです(11月1日)。

リスク区分目標これまでの計算方法新しい計算方法
安全資産10%14.16%17.95%
株式リスク資産40%44.39%56.26%
債券リスク資産10%5.09%6.45%
不動産リスク資産5%1.51%1.91%
インカム型オルタナ10%1.75%2.22%
実物・価値保存10%8.32%10.54%
高ボラティリティ15%24.78%4.66%

目標の割り振りは、これまでの計算方法を前提に決めた数字なので、新しい計算方法では株式リスク資産が目標を大きく上回って見えます。割り振り直しが済むまでは暫定の値として扱います。

どちらの見方が正しい、という話ではありません。純資産の増減として見るなら、10月の主因は管理の外にある分の値下がりです。値動きの大きい資産を管理する比率として見るなら、対象は管理の中にある分だけです。

4. 高ボラ資産への追加を控えた2か月

暗号資産・FX・SLへの追加資金は、9月に続いて10月も0円でした。売却による縮小もありません。投資信託などの積立は続けています。

9月と10月を並べると、追加を控えるという同じ判断で、比率が逆に動きました。これまでの計算方法の高ボラ比率は、9月に25.11%から26.84%へ上がり、10月は26.84%から24.78%へ下がりました。9月号で計算した、売らずに25%まで下げるために必要な追加額は約1,000万円でした。その25%を、10月は追加なしで下回っています。理由は、暗号資産の評価額が下がったからです。

フクロウ博士
フクロウ博士

比率が下がったからと安心するのは、まだ早いのですぞ。比率が下がったのは、理事長が売ったからではなく、暗号資産の評価額が下がったからですな。同じ値動きが戻れば、比率も戻るのですな。

高ボラ資産に追加しないという判断は、買い増しによる偏りを抑えます。ただ、比率そのものは、買い増しをしなくても評価額の動きで上にも下にも動きます。私は、比率が動いたとき、自分の操作によるものか価格によるものかを分けて見るようにしています。追加投資や売却を考えるときに、迷いにくくなるからです。

5. 9月号で挙げた点はどうなったか

9月号では、高ボラ25%超の扱いを10月11日の検討で決めること、SLの待機現金の再投資を急がないことを挙げていました。この2点と、米国債ラダーの10月の動きを並べます。

9月号で触れたこと10月末の状況
高ボラ25%超の扱い(9月号:10月11日に決める)10月11日に決定。2BTC・10ETHを管理の外に置く新しい計算方法に変更。売却は行っていない
SLの待機現金の再投資(9月号:急がない)10月28日の記事で、上限と止める条件を決定。担保のある円建ての案件を探し、見つかったものから段階的に入れる。最初の目安は待機現金(約140万円)の約3割。まだ投資はしていない
米国債ラダー10月は追加購入なし。利払いは3月と9月なので、10月はなし

SLでは、10月に元本約10万円が償還され、待機現金に戻りました。償還予定日を過ぎた元本はまだ残っていて、回収の状況を見ているところです。損失が確定したわけではありません。

米国債は、SBI証券の10月31日の保有一覧で時価を見ると、取得額(受け取った利金は含みません)より数万円低くなっています。満期まで持つ前提なので、これだけで運用の成否は判断しません。次の利払日は2027年3月31日です。ラダーの組み方は米国債ラダー設計の記録にまとめています。

6. 11月に先に決めたいこと

既に決めた方針は、11月1日時点でそのままです。高ボラ資産への追加は引き続き控え、リスク別の目標は、割り振り直しが済むまで現行の値を暫定で使います。

11月に先に決めたいのは、次の2点です。

  1. リスク別の目標の割り振り直し。 新しい計算方法に合わせて、各区分の目標をどう置き直すか。
  2. 米国債の追加判断。 時価では買ったときの価格を下回っていることも踏まえて見る。

この記録をもとに考えていきます。もし同じように「枚数を固定して持つ分」を管理の外に置いている方がいれば、その分を含めた比率と除いた比率の両方を並べておくと、値動きの大きい月でも状況を取り違えにくいかなと思います。

おわりに

10月は、9月に全体を支えた暗号資産が、全体を押し下げる側に回った月でした。2か月を通すと、暗号資産は約100万円のマイナスで、9月の上昇分はなくなっています。

高ボラ資産に追加しない判断は9月も10月も同じでしたが、比率は9月に上がり、10月は下がりました。動かしたのは、私の操作ではなく価格です。

11月は、リスク別の目標の割り振り直しと、米国債の追加判断を先に決めます。

次の月次レポートは、11月29日の記録を基準にします。

それでは、良い資産構築ライフを!

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