
はじめに
こんばんは、kanatoです。
今回は、日本株に続いて、私が実践している米国株の高配当ポートフォリオについてまとめてみます。
米国株投資は2019年からスタートしました。日本株が「配当・成長・値上がり益」のバランス型だったのに対し、米国株は一貫して配当収入を積み上げることに特化しています。
現在も保有株は一切売却せず、受け取った配当を再投資する形で運用を続けています。
開始から約7年が経過し、現在の評価額は約1,208万円、評価損益は+93.33%まで成長しました。年間配当は約37.5万円(税引後)、月平均で約3.1万円の配当収入を得ています。
それでは詳しく見ていきましょう。
1. 米国株ポートフォリオの全体像
現在(2026年01月31日)の米国株ポートフォリオは、評価額約1,208万円、評価損益は+93.33%です。
主力は誰もが知る安定企業で構成されていますが、一部ブラジル株やカナダ株も含まれています。銘柄数は約20銘柄で、セクター分散と配当の安定性を重視した構成です。
主要保有銘柄一覧(構成比5%以上)
| ティッカー | 企業名 | 構成比 | 評価損益率 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| IBM | IBM | 16.13% | +231.09% | IT老舗企業 |
| XOM | エクソン・モービル | 15.73% | +291.06% | 世界最大級の石油会社 |
| MO | アルトリア・グループ | 8.89% | +86.60% | たばこ・高配当の代表格 |
| JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 8.96% | +112.24% | ヘルスケアの王者 |
| MMM | スリーエム | 8.75% | +32.44% | 多角化企業 |
| KO | コカ・コーラ | 8.50% | +100.01% | 連続増配株の王様 |
| MCD | マクドナルド | 8.03% | +119.55% | 世界的ファストフード |
| PG | プロクター・アンド・ギャンブル | 6.67% | +64.92% | 生活必需品の巨人 |
| VZ | ベライゾン | 6.18% | +1.53% | 米国通信大手 |
| AWR | アメリカン・ステイツ・ウォーター | 5.52% | +25.68% | 水道事業 |
その他の保有銘柄
| ティッカー | 企業名 | 構成比 | 評価損益率 |
|---|---|---|---|
| ABBV | アッヴィ | 1.12% | +10.06% |
| DHR | ダナハー | 1.40% | -7.49% |
| SOLV | ソルベンタム | 1.07% | +100.00% (※) |
| BBD | バンコ・ブラデスコ(ブラジル) | 0.61% | +64.44% |
| ITUB | イタウ・ウニバンコ(ブラジル) | 0.41% | +59.42% |
| T | AT&T | 0.38% | +7.98% |
| KHC | クラフト・ハインツ | 0.38% | -19.53% |
| CGC | キャノピー・グロース(カナダ) | 0.28% | -26.19% |
| KD | キンドリル | 0.21% | +100.00% (※) |
※SOLVとKDはスピンオフにより取得した銘柄。親会社から子供が分かれて、その株をタダでもらえたイメージです。

新興国株について
ブラジル株(BBDとITUB)は、高配当を狙って少額で保有しています。新興国株特有のボラティリティはありますが、配当利回りが高く、分散投資の一環として組み入れています。
カナダ株のCGCは大麻関連銘柄として一時期注目されましたが、現在は-26%の含み損。ただし、構成比が0.28%と非常に小さいため、ポートフォリオ全体への影響は限定的です。ここから上昇してくれると大きな利益になるので、継続してホールドの予定です。
ポートフォリオの特徴
- 米国株が中心、一部新興国株も: 主力は米国株ですが、ブラジル株(BBD、ITUB)やカナダ株(CGC)も保有
- 配当貴族・配当王が中心: JNJ、KO、PG、MOなど、長期連続増配を続ける銘柄が多数
- セクター分散: エネルギー、生活必需品、通信、ヘルスケア、資本財、公益と幅広く分散
- ディフェンシブ重視: 景気に左右されにくい業種が中心
- 大化け銘柄も: IBM(+231%)、XOM(+291%)など、想定以上に値上がりした銘柄も
予想外の大化け銘柄
当初は配当目的で購入したIBMとXOMですが、予想以上に株価が上昇しました。
IBM: 評価損益率+231.09%
- 構成比16.13%とポートフォリオ最大
- 当初は「オワコン」とも言われていましたが、AI・クラウド事業の転換が奏功
XOM(エクソン・モービル): 評価損益率+291.06%
- 構成比15.73%と2番目に大きい
- エネルギー価格の上昇で大きく株価が上昇
これらの銘柄は、配当を狙って保有していましたが、結果的に値上がり益も大きく獲得できました。ただし、配当が継続している限り、売却は考えていません。
2. なぜ「高配当株」なのか
米国株では、株価成長を狙う投資も魅力的ですが、私が選んだのは配当を出し続ける企業に長く付き合うスタイルです。
配当投資の良さ
株価が下がっても配当は入る
- 株価が一時的に下落しても、企業業績が健全なら配当は継続されます
- 精神的に安定して投資を続けられます
配当が入れば再投資できる
- 定期的にキャッシュが入ってくるため、再投資の機会が生まれます
- 売却せずに現金化できるのが配当の大きなメリット
再投資すれば次の配当が増える
- 配当を再投資することで保有株数が増え、次回の配当が増えます
- 複利効果で雪だるま式に資産が増えていきます
この循環を作ることが目的で、短期的な値動きはほとんど気にしていません。
3. 投資スタイルの変遷(2019年〜現在)
2019〜2021年:定期積立フェーズ
投資開始当初は、円からドルへ資金を移し、定期的に米国株を積み立てていました。
この期間にはコロナショックもありましたが、配当目的だったため、売却は一切していません。むしろ、株価が下がったタイミングで追加購入できたことが、今の含み益につながっています。
当時の積立ルール:
- 毎月一定額を円からドルに両替
- 高配当銘柄を中心に買い増し
- 配当も即座に再投資
2022年以降:配当再投資フェーズ
2022年以降、円安が大きく進行しました。
為替を考慮すると、新規でドル転するよりも、すでに持っているドル資産を育てる方が合理的と判断しました。
現在の運用方針:
- 新規積立: 停止
- 配当金: 全額再投資
- 売却: なし
この方針は、日本株ポートフォリオと同じく、資産全体のリスクバランスを考慮した結果です。
4. 配当実績と現在の立ち位置
年間配当の実績
年間配当は約37.5万円(税引後)、月平均で約3.1万円の配当収入を得ています。
配当は3ヶ月ごと(3月、6月、9月、12月)に多く入る傾向があり、これらの月は約4.6万円の配当があります。それ以外の月は約2.3万円程度です。
配当の特徴:
- 税引後利回り: 約3.20%
- 月平均配当: 31,235円
- 配当が多い月: 3月、6月、9月、12月(各46,600円程度)
- その他の月: 約23,000円
この配当は「給料とは別のキャッシュフロー」として十分に機能しています。
投資の副産物:スピンオフ銘柄
ポートフォリオには、スピンオフによって取得した銘柄も含まれています。
- SOLV(ソルベンタム): 3Mからスピンオフ
- KD(キンドリル): IBMからスピンオフ
これらは元々保有していた企業から分離独立した企業で、自動的に株式が割り当てられました。取得単価が0円なので、評価損益率は+100%と表示されていますが、実際には元の株式から分離したものです。
長期保有していると、このようなスピンオフの恩恵を受けることもあります。
配当の使い道
受け取った配当は、すべて再投資に回しています。
具体的には、
- 配当金が口座に入金される
- ある程度まとまった金額になったら、保有銘柄を追加購入
- 保有株数が増え、次回の配当が増える
という循環を繰り返しています。
ポートフォリオの立ち位置
今の米国株ポートフォリオは、「これから育てる資産」ではなく、すでに稼ぎ始めている資産という位置づけです。
年間37.5万円の配当は、月平均で約3.1万円。これは会社員の給料とは別の、安定したキャッシュフローとして機能しています。
特に、3ヶ月ごとに約4.6万円の配当が入る月は、ボーナスのような感覚で嬉しいものです。
5. 売却しない理由
このポートフォリオでは、評価益が大きくなっても売却は考えていません。
判断基準はシンプル
私の保有継続の判断基準は、以下の2点だけです。
1. 配当が維持・増配されているか
- 配当が減配されていなければ保有継続
- 増配されていればなお良し
2. ビジネスモデルが壊れていないか
- 企業の事業が健全に継続されているか
- 致命的な不祥事や業績悪化がないか
この2点をクリアしている限り、株価がどうなろうと保有を続けます。
売却を避ける理由
株価が上がったから売る、下がったから不安になる、そういった判断を減らすための配当投資だと思っています。
- 株価が上がっても: 配当が継続されているなら保有
- 株価が下がっても: 配当が継続されているなら保有
- 評価益が大きくなっても: 配当が魅力的なら保有
売却のタイミングを考えなくて良いというのは、精神的にも非常に楽です。
6. 日本株との使い分け
私は日本株と米国株の両方を保有していますが、それぞれ役割が異なります。
日本株
- 役割: 配当・成長・値上がり益のバランス型
- 銘柄数: 68銘柄(積立) + 10銘柄(長期保有)
- 評価額: 約1,040万円
- 運用方針: 分散重視、セクターバランス調整
米国株
- 役割: 高配当に特化
- 銘柄数: 20銘柄程度
- 評価額: 約1,208万円
- 運用方針: 配当再投資のみ、売却なし
日本株は「攻めと守りのバランス」、米国株は図らずも「守りに特化した配当マシン」という使い分けになっています。
7. 今後の展望
当面の運用方針
当面は、現在の方針を継続します。
- 新規積立: 引き続き停止
- 配当再投資: 継続
- 売却: なし
円安が落ち着いたタイミングで、新規積立を再開することも検討していますが、現時点では配当再投資で十分な成長が期待できています。
配当目標
今後も配当再投資を続けることで、年間配当を40万円→50万円→60万円と増やしていきたいと考えています。
現在は税引後で年間37.5万円なので、税引前では約47万円程度。あと少しで年間50万円(税引前)が見えてきています。
年間配当60万円(税引前)になれば、税引後でも48万円、月4万円のキャッシュフロー。これは会社員にとって、かなり心強い「第2の給料」になります。
まとめ
私の米国株投資は、
- 2019年開始
- 高配当株中心
- 2019〜2021年は積立
- 現在は配当再投資のみ
- 売却は一切なし
- 評価額1,208万円、評価損益+93.33%
- 年間配当37.5万円(税引後)、月平均3.1万円
- 銘柄数約20銘柄
- 米国株中心、一部ブラジル・カナダ株も保有
という、非常にシンプルな運用です。
日本株と同様に、「大きく儲けるより、大きく負けない」ことを重視しています。
配当という形で成果が見えるため、相場に振り回されにくく、長く続けやすいのも大きなメリットです。
特にIBM(+231%)やXOM(+291%)といった大化け銘柄も生まれ、想定以上のパフォーマンスとなりました。ただし、これらの銘柄も配当が継続している限り、売却は考えていません。
米国株の高配当銘柄は、日本株以上に連続増配の歴史が長い企業が多く、配当投資には最適な市場だと感じています。
さいごに
2019年に米国株投資を始めてから約7年。
当初は「月3万円の配当収入」なんて夢のような話だと思っていましたが、コツコツと積み立て、そして配当を再投資し続けた結果、今ではそれが現実になっています。
特に、3ヶ月ごとに約4.6万円の配当が入る月は、毎回嬉しい気持ちになります。この配当は、すべて再投資に回していますが、将来的には生活費の一部に使うことも視野に入れています。
日本株と米国株を合わせて、約2,250万円のポートフォリオを運用していますが、どちらも「売却せずに育て続ける」という方針は変わりません。
配当という形で成果が見えることで、相場の上下に一喜一憂せず、淡々と投資を続けられています。
これからも静かに、しかし着実に、米国株ポートフォリオを育てていく予定です。
それでは、良い資産構築ライフを!


コメント