PR

SNS型投資詐欺の見分け方2026|LINE誘導・著名人広告の危険サイン

この記事は約10分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

はじめに

こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。

投資で資産を増やす前に、まず守る仕組みを持つこと。これは、資産形成のかなり大事な土台です。

最近は、SNS広告やDM、LINE投資グループを入口にした投資勧誘が増えています。画面上では有名人の名前や立派な投資サイトが出てきても、実際には公式のサービスとは無関係だったり、入金後に出金できなかったりするケースがあります。

この記事では、警察庁・金融庁・国民生活センターの公的情報をもとに、SNS型投資詐欺の危険サインと、送金前に確認したい手順を整理します。目的は、誰かを怖がらせることではありません。少しでも不安を感じたときに、送金前に立ち止まれるようにすることです。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長。投資では「何を買うか」の前に、「誰にお金を渡そうとしているか」を見る必要がありますぞ。利益の話が先に来るほど、確認の手順を先に置きたいところですな。

1. SNS型投資詐欺とは何か

SNS型投資詐欺とは、SNSやインターネット上の広告、DM、グループチャットなどをきっかけに、投資名目で金銭をだまし取る手口です。

典型的には、最初から「お金を振り込んでください」と言われるとは限りません。著名人の広告、投資の成功談、無料の勉強会、LINEグループ、専用アプリや投資サイトのような画面を通じて、少しずつ信用させる形を取ることがあります。

警察庁は、SNS型投資詐欺について、SNSなどを通じて関係を深め、投資すれば利益が得られると誤信させ、投資金名目などで金銭をだまし取るものとして整理しています。SNS型ロマンス詐欺は、恋愛感情や親近感を利用する点が中心ですが、どちらも「非対面で関係を深め、送金へ誘導する」という点では重なります。

この記事で扱うのは、主に次のような入口です。

  • SNS広告から投資サイトやLINEへ誘導される
  • DMで投資グループに招待される
  • 著名人や専門家との関係をほのめかされる
  • 「必ずもうかる」「元本保証」など、強い断定で安心させられる
  • 入金後、出金の前に税金・手数料・保証金などの追加費用を求められる

大事なのは、SNSで投資情報を見ること自体が悪いわけではない、という切り分けです。問題は、公式の確認導線から離れて、個人や閉じたグループ内の説明だけで送金判断を迫られることです。

2. 令和7年確定値で見る被害規模

警察庁が2026年6月5日に公表した令和7年(2025年)確定値では、SNS型投資・ロマンス詐欺の合計認知件数は15,168件、被害額は1,834.3億円でした。

そのうち、SNS型投資詐欺だけを見ると、認知件数は9,523件、被害額は1,288.0億円です。ニュースで見かける一部の事件だけではなく、かなり大きな被害規模になっています。

区分認知件数被害額
SNS型投資詐欺9,523件1,288.0億円
SNS型ロマンス詐欺5,645件546.4億円
合計15,168件1,834.3億円

さらに、SNS型投資詐欺では、被害時の連絡ツールとしてLINEが8,906件、全体の93.5%を占めています。当初接触手段は、バナー等広告が3,785件、ダイレクトメッセージが3,549件です。

確認ポイント警察庁資料の確認値
被害時の連絡ツール:LINE8,906件(93.5%)
当初接触手段:バナー等広告3,785件(39.7%)
当初接触手段:ダイレクトメッセージ3,549件(37.3%)
当初接触手段:投稿1,279件(13.4%)
アルセド監査官
アルセド監査官

私から補足を。これは「LINEを使うこと自体が危険」という意味ではありません。数字が示しているのは、SNS広告やDMから、閉じた連絡手段へ移ったあとに被害が起きやすいという構造です。確認すべきは、連絡アプリ名ではなく、公式導線から外れていないかです。

3. よくある流れ──広告・DMから投資グループへ

SNS型投資詐欺では、いきなり大金を求められるよりも、段階的に信用を作られることがあります。

よくある流れは、次のような形です。

  1. SNS広告やDMで、投資情報・無料講座・著名人の名前を見かける
  2. LINEや別のチャット、投資グループへ誘導される
  3. グループ内で成功談や利益画面を見せられる
  4. 少額の入金や、投資アプリ・投資サイトへの登録を促される
  5. 画面上では利益が出ているように見える
  6. 出金しようとすると、税金・手数料・保証金などの追加支払いを求められる
  7. さらに支払っても出金できず、連絡が取れなくなる

もちろん、すべての投資コミュニティが詐欺というわけではありません。ただ、正規の金融サービスであれば、会社名、登録情報、契約書面、リスク説明、入金先、問い合わせ窓口などが確認できます。

逆に、相手の説明が「このグループだけ」「今だけ」「先生の指示どおり」「家族には言わないで」といった閉じた世界に寄っていくほど、一度止まって確認した方がよいです。

フクロウ博士
フクロウ博士

投資の世界では、急がせる言葉ほど危ういのですな。「今すぐ」「限定」「先生だけが知っている」——こういう言葉が出たら、まず深呼吸ですぞ。

4. 危険サインを表で確認する

送金前に見たい危険サインを、実務的な確認ポイントとして整理します。

危険サインなぜ注意が必要か確認すること
著名人の広告からLINEへ誘導される本人や公式サービスと切り離されやすい公式サイト・公式SNSから同じ案内が出ているか
個人名義口座への振込を求められる正規サービスの入金導線と異なる可能性がある法人名・登録業者名・口座名義が一致しているか
「必ずもうかる」「元本保証」と言われる投資リスクの説明が欠けている可能性があるリスク説明・契約書面・登録情報があるか
出金前に税金や手数料を求められる被害拡大の典型的な危険サインになりやすい追加支払い前に金融機関・警察・消費生活センターへ相談する
暗号資産送金を急がされる送金後の追跡・回復が難しくなる場合がある送金前に止まり、第三者へ相談する
グループ内の成功談だけで判断している画面や発言は本物の証拠とは限らない公式登録・外部の公的情報で確認する

金融庁も、SNSやマッチングアプリ等で知り合った者、または著名人を騙る者から投資勧誘を受けた場合、会社情報や金融商品取引業者としての登録有無を確認するよう注意喚起しています。

ここで大事なのは、「もう少し調べてからにします」と言えることです。正規のサービスであれば、確認の時間を取ることを嫌がる理由はありません。確認を嫌がる、急がせる、第三者に相談させない。この3つが揃ったら、かなり強い警戒サインです。

5. 送金前チェックリスト

実際にお金を動かす前に、次のチェックリストを使ってください。1つでも引っかかる場合は、送金を止めて、家族・金融機関・公的窓口に相談する方が安全です。

  • SNS広告・DMだけを根拠に送金しようとしていない
  • LINEグループ内の成功談を「証拠」とみなしていない
  • 相手の会社名・登録番号・所在地・公式サイトを確認した
  • 金融商品取引業者として登録されているか確認した
  • 振込先口座名義とサービス提供者名が一致している
  • 個人名義口座、他人名義口座、海外口座への送金を求められていない
  • 「元本保証」「必ずもうかる」「損はしない」などの断定表現がない
  • 出金前に税金・手数料・保証金などを追加で払うよう求められていない
  • 家族や第三者に相談する時間を取った
  • 急かされた時点で一度止める、と決めている

確認するときは、相手が送ってきたリンクだけを使わない方がよいです。検索結果や公式サイトから、自分で金融庁・会社公式ページ・正規の問い合わせ窓口へたどることが大切です。

アルセド監査官
アルセド監査官

一点、指摘させてください。相手が送ってきた「公式っぽいページ」は、確認材料として弱いです。公式性は、相手が用意した画面ではなく、金融庁や会社公式サイトなど、外側の情報で確認してください。

関連記事:投資を始める順番そのものは、資産構築ロードマップでも整理しています。投資先を選ぶ前に、生活防衛資金・リスク許容度・正規の口座づくりから確認していきましょう。

6. 怪しいと思ったらどうするか

怪しいと思った段階で、すでに半分は守れています。大事なのは、そこで一人で抱え込まないことです。

送金前の場合

送金前であれば、まず支払いを止めます。そのうえで、次の行動を取ります。

  • 家族や信頼できる第三者に、画面を見せて相談する
  • 金融庁の注意喚起ページや無登録業者情報を確認する
  • 金融商品取引業者としての登録有無を確認する
  • 金融機関や消費生活センターへ相談する
  • 相手から「急いで」「誰にも言わないで」と言われても、従わない

送金前なら、まだ選択肢があります。ここで止まることが、いちばん大きな防衛策です。

すでに振り込んだ・送金した場合

すでに振り込んだ場合も、追加で払わないことが大切です。「出金するには手数料が必要」「税金を払えば戻る」と言われても、そこでさらに支払うと被害が広がる可能性があります。

早めに相談したい先は、次の通りです。

状況相談・連絡先
振込直後・口座送金した利用した金融機関
犯罪被害の可能性がある警察相談専用電話 #9110、最寄りの警察
消費者トラブルとして相談したい消費者ホットライン 188
金融商品・無登録業者の確認をしたい金融庁の注意喚起・無登録業者情報

相談するときは、連絡履歴、相手のアカウント名、URL、振込記録、送金記録、グループ名、やり取りのスクリーンショットなどを保存しておきます。削除したい気持ちになるかもしれませんが、相談時の材料として残しておく方がよいです。

フクロウ博士
フクロウ博士

焦っているときほど、次の支払いを止めるのが大事ですぞ。「取り返すためにもう一度払う」は危険な流れでしてな。まずは証拠を残し、外の窓口につなぐのです。

7. 正規の投資情報とどう付き合うか

投資詐欺の記事を書くと、どうしても「投資は怖い」という印象が強くなります。ただ、私が伝えたいのは、投資をやめましょうという話ではありません。

むしろ逆です。正規の制度、正規の金融機関、公式情報、リスク説明を確認しながら進めれば、投資は長期の資産形成に役立つ手段になります。

大事なのは、次の順番です。

  1. 生活防衛資金を確保する
  2. 正規の証券口座・NISA口座を使う
  3. 自分のリスク許容度を確認する
  4. わからない商品にはすぐ送金しない
  5. 「誰から聞いたか」ではなく「公式情報で確認できるか」を見る

たとえば、新NISAやインデックス投資のような基本的な制度・商品も、必ずリスクがあります。だからこそ、仕組みを理解し、公式情報に当たり、無理のない金額で始めることが大切です。

関連記事:新NISAつみたて投資枠・成長投資枠の違い
関連記事:インデックス投資とアクティブ投資の違い
関連記事:リスク許容度の考え方

アルセド監査官
アルセド監査官

私から一点だけ。投資で「保証」「絶対」「必ず」という言葉が出たら、かなり慎重に見てください。正規の投資でもリスク説明は必要です。リスクを消す言葉ではなく、リスクを説明する資料があるかを見るべきです、事実として。

よくある質問(FAQ)

Q. LINE投資グループは全部危険ですか?

A. そう断定する必要はありません。ただし、SNS広告やDMから入り、LINEなどの閉じた場所だけで投資判断や送金を迫られる場合は注意が必要です。公式サイト、登録情報、入金先、契約書面、リスク説明を外部から確認してください。

Q. 「元本保証」と言われたら詐欺ですか?

A. その言葉だけで個別に断定はしません。ただ、SNS経由の投資勧誘で「必ずもうかる」「損はしない」「元本保証」と言われる場合は、強い危険サインです。投資にはリスクがあり、リスク説明を避ける勧誘には近づかない方が安全です。

Q. すでに振り込んでしまいました。まず何をすればいいですか?

A. 追加で支払わず、すぐに利用した金融機関、警察相談専用電話 #9110、消費者ホットライン 188 などへ相談してください。連絡履歴、振込記録、URL、アカウント名、スクリーンショットは削除せず保存します。

参考にした公的情報

おわりに

SNS型投資詐欺を避けるために必要なのは、特別な裏技ではありません。送金前に止まり、公式情報で確認し、第三者に相談することです。

投資は、長く続けるほど「増やす力」が効いてきます。ただし、その前提には、資産を守る力があります。SNSで魅力的な投資話を見かけたときほど、まずは相手の正体、登録情報、入金先、リスク説明を確認しましょう。

フクロウ博士
フクロウ博士

投資の第一歩は、疑うことではなく確認することですな。確認できる投資は前に進めばよい。確認できない投資は、一度立ち止まる。この切り分けが資産を守るのですぞ。

アルセド監査官
アルセド監査官

はい。数字を増やす前に、送金先を確認する。単純ですが、被害を防ぐうえで強い手順です。

それでは、良い資産構築ライフを!

コメント

タイトルとURLをコピーしました