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【2026年上半期】円安で凌ぎ、最後に暗号資産で沈んだ半年——純資産は年初来−2.14%

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はじめに

こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。

2026年も折り返し地点に来ました。1月から6月までの半年を一言でまとめるなら、「円安の追い風で前半を凌ぎ、最後の6月に暗号資産の調整で薄く沈んだ半年」でした。5月末まで年初来プラスを保っていた資産は、6月のひと月で年初来マイナスへ転落——参考込みの純資産は年初来で−2.14%、自分でリバランスしている管理内では−3.52%という着地です。

ただ、数字がマイナスで終わったことそのものより、半年を通して何が起き、自分の運用方針がそれにどう耐えたかを振り返ることに意味があると思っています。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長。半年の総決算ですな。マイナスで終えたと聞くと気が滅入るかもしれませんが、肝心なのは「どこで沈み、どこで支えられたか」の中身でしてな。今日はその弧を、ひとつずつ数字で辿っていきましょう。

本記事のデータは2026年6月28日時点(便宜上の月末区切り)に基づきます。月末日が平日で値を取りづらいため、今回は直近の週末を区切りとしています。

前回の振り返りはこちら → 【2026年1〜4月振り返り】日経6万円・円安160円の嵐をポートフォリオはどう凌いだか

6月単月の詳しい動きはこちら → 【2026年6月】暗号資産の調整で純資産−560万円、続く「高ボラ資産」の自然収束

なお、本記事は私自身の資産運用の記録であり、特定の投資手法や銘柄を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

1. 2026年 上半期のマーケット概観

半年の数字を見る前に、上半期に相場全体で何が起きたかを、自分の資産に効いた範囲でざっと振り返ります。

  • 為替(円安の進行):USD/JPYは2025年末の156.67円から、6月末には161.76円まで円安が進みました。約5円の円安は、ドル建て資産を持つ私の評価額を、円換算で押し上げる方向に働きました。
  • 株式(史上最高値の更新):日本株は上半期を通じて史上最高値を更新し続けました。日経平均は6月に一時7万2千円台をつけ、月末も6万9千円台の高値圏で推移しています。私の株式リスク資産は年初来で+14.96%と、保有クラスの中でいちばん伸びました。
  • 金(高値圏):金は高値圏を維持しました。私の実物・価値保存クラスは年初来+7.72%です。
  • 暗号資産(前半は強く、6月に調整):上半期の前半は暗号資産が資産全体を引っ張りましたが、6月に大きく調整しました。これが半年の最後で全体を沈めた主因です。
フクロウ博士
フクロウ博士

ひとことで言えば、「円安と株高に支えられた前半、暗号資産が崩れた後半」ですな。追い風と逆風が、半年の中できれいに入れ替わったのが今期の特徴でしてな。

2. アセット別:半年の変化を数字で見る

ここからは自分の資産です。まず、自分でリバランス対象としている「管理内」資産が、アセットクラス別に年初来でどう動いたかを見てみます。

クラス2025年末6/28(基準日)年初来増減
株式リスク資産4,929万円5,667万円+738万円(+14.96%)
高ボラティリティ3,784万円2,659万円−1,125万円(−29.73%)
実物・価値保存1,097万円1,182万円+85万円(+7.72%)
不動産リスク資産107万円215万円+108万円(+101.49%)
債券リスク資産374万円404万円+31万円(+8.18%)
インカム型オルタナ321万円315万円−6万円(−1.83%)
安全資産2,114万円2,011万円−103万円(−4.88%)
管理内 合計1億2,725万円1億2,452万円−273万円(−2.14%)

この半年でいちばん伸びたのは株式リスク資産の+14.96%、いちばん沈んだのは高ボラティリティの−29.73%。この両極が打ち消し合って、管理内合計は年初来−2.14%に収まりました。

不動産リスク資産が+101%と倍増していますが、これはもともとの母数が小さいREITを少しずつ積み増した結果で、金額のインパクトは限定的です。

アルセド監査官
アルセド監査官

監査官のアルセドです。私から一点、指摘させてください。この表で目を引くのは高ボラティリティの−29.73%ですが、これは主に暗号資産の評価額が下がった結果であって、売却による確定損ではありません。同様に株式の+14.96%も含み益が中心です。確定した損益と、評価上の増減は分けて見る——その前提で読んでいただければと思います。

3. 純資産の3本立てと、上半期の最大下落

次に、資産から負債を引いた「純資産」を、3つの見方で並べます。

区分2025年末6/28(基準日)年初来
管理内純資産1億2,490万円1億2,050万円−440万円(−3.52%)
参考込み純資産1億5,243万円1億4,917万円−326万円(−2.14%)
ドル換算(管理内)797,191 USD744,917 USD−52,274 USD(−6.56%)
「管理内」は自分でリバランスする資産のみ、「参考込み」は公的年金・確定拠出年金・ポイント等を含めた数字です。

注目したいのは、5月末まで年初来プラスだったことです。管理内+0.99%/参考込み+1.53%と、半年の大半をプラス圏で過ごしていました。それが6月の暗号資産調整(単月で参考込み−560万円)によって、年初来マイナスへと転落しました。

ドル換算では下げ幅が−6.56%とさらに大きくなります。これは6月にかけて円安が進んだためです。円安は円建ての評価額を押し上げる方向に働くので、その追い風を取り除いたドル建てで見ると、資産そのものの目減りがよりはっきり表れます。

上半期の最大下落はいつだったか

下落の「深さ」は、2つの物差しで測れます。年初(2025年末)を起点にした年初来損益のボトムと、期間中の高値からどれだけ落ちたかを示す最大ドローダウン(最大DD)です。

  • 年初来損益のボトム:いちばん深かったのは3月8日頃で、参考込みの年初来損益が一時▲462万円まで落ち込みました。その後4月にかけて回復し、5月末まで年初来プラスを保っています。
  • 最大ドローダウン(ピーク→ボトム):上半期の高値は1月18日頃の約1億5,883万円でした。そこから3月22日頃の約1億4,715万円まで、▲約1,169万円(−7.4%)下げたのが、半年でいちばん大きな谷です。

※年初来損益のボトムは、前回の振り返りと基準を揃え、月末スナップショットの値で記しています(週ごとの値動きで見れば、3月下旬にもう少し深い局面もありました)。

「年初来」では▲462万でも、いちばん高かった時点から数えれば▲1,169万。起点をどこに置くかで、下落の見え方はこれだけ変わります。いずれにせよ上半期は、「3月にいったん底を打って回復し、最後の6月に再び沈んだ」——谷が2つあった半年でした。

フクロウ博士
フクロウ博士

3月の谷は相場全体の荒れ、6月の谷は暗号資産の調整。性格の違う2つの谷を、どちらも積立を止めずに越えてきたわけですな。下がった局面で慌てて売らなかったからこそ、3月のあとの回復をそのまま受け取れた——これが大事なところでしてな。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から一点、補足します。「年初来▲462万」と「最大DD▲1,169万」は、どちらも正しい数字です。違いは起点だけ——前者は年初を基準にした損益、後者は期間中の最高値からの下落幅です。日々の値動きにどれだけ耐えられるか、その「振れ幅」を体感するには後者が向いています。両方の物差しで眺めるのが、冷静な見方です。

高ボラ比率の自然収束(3カ月連続)

もうひとつ、半年で着実に前進したことがあります。リスクの高い「高ボラティリティ資産」の比率です。

29.74%(2025年末)→ 26.1%(4月)→ 24.51%(5月末)→ 21.35%(6/28)。目標の15%に対して、3カ月連続で近づきました。

ただしこれは、意図的に売って比率を下げたのではなく、暗号資産が下落して分子が勝手にしぼんだ「自然収束」です。次に暗号資産が反発すれば、比率はまた膨らみます。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から補足します。比率が目標に近づいたのは事実ですが、要因は相場の下落です。自分の意思でリバランスした結果ではない以上、手放しでは喜べません。目標15%への是正は、相場任せではなく、不足している債券・不動産を意図的に積み増すことで進めるべき課題のままです。

4. 1〜6月の行動ログ

半年の主な行動を、時系列で振り返ります。

  • 1〜2月:積立を継続しつつ、相場を観察。新規の大きな動きは控えめにしていました。
  • 3月:三菱UFJ eスマート証券へ積立を切り替え完了(3/25)。AGクラウドファンディング#165は不成立。
  • 4月:半年でいちばん動いた月。米国株4銘柄(PG・KO・BMY・ITUB)を購入し、日本株は三菱HCキャピタル(8593)を追加・三井住友フィナンシャルグループ(8316)を購入。AGクラウドファンディング#171へ10万円を投資。EA(自動売買)を3口座で再起動(4/14)。月末には為替介入もありました。
  • 5月:本業多忙で新規スポット投資はゼロ。それでも投信の積立と相場の追い風、配当再投資による自動増株で、純資産は+172万円。
  • 6月:日本株の配当シーズン。日米あわせて税引後約9.4万円と、半年でいちばん厚い配当が届きました。一方で暗号資産の調整により、純資産は−560万円。下落と入金が同居したひと月でした。
アルセド監査官
アルセド監査官

私から補足します。6月の配当は税引後・受渡日ベースで、大和証券などの少額口座を除いた、主な証券会社4社の集計です。米国株分はドル建てのため、1ドル160円台半ばの概算で円換算しています。評価額が大きく沈んだ月でも、配当という確定したキャッシュはむしろ厚く入ってきた——この二つの流れは、分けて見るのが大切です。

受け取った配当・分配は、基本どおり再投資に回しています。半年を通して変えなかったのは、NISA枠での投信積立(オルカン・S&P500・NASDAQ100・ゴールド・インド株・先進国債券など)とクレジットカード積立を、淡々と続けたことです。下落局面は、同じ積立額でより多くの口数を仕込める局面でもあります。

5. 下半期(7〜12月)の展望と方針

フクロウ博士
フクロウ博士

さて、ここからは下半期ですな。観察ポイントはいくつかありましてな。ひとつは、6月に沈んだ暗号資産がこのまま調整を続けるのか、それとも反発するのか。もうひとつは、161円台まで進んだ円安が、米国株や投信の円建て評価にどう効いてくるか、ですな。

方針そのものは、半年を終えても変わりません。「変えないこと」と「確認すること」を分けて整理します。

  • 変えないこと:積立・分散・配当再投資。この3つは、相場が上がっても下がっても続けます。
  • 確認すること:高ボラ比率の目標15%への収束(相場任せではなく意図的に)と、防衛資金(現預金と負債の差)の水準。
アルセド監査官
アルセド監査官

私から2点、指摘させてください。ひとつ、暗号資産が反発すれば、21%まで下がった高ボラ比率がまた膨らみます。ふたつ、目標への是正は、不足している債券・不動産を積み増すことで進めるべきで、相場の下落に頼るものではありません。この2点は、下半期も観察と実行の対象です。

おわりに

フクロウ博士
フクロウ博士

こうして半年を振り返ると、感慨深いものがありますな。円安と株高に支えられて前半を凌ぎ、最後の6月に暗号資産で薄く沈んだ。数字こそマイナスで終えましたが、3月の谷を越え、コツコツ育てた株式が土台を支えてくれた——むしろ「分散しておいてよかった」と胸を張れる半年だったのではないですかな。

アルセド監査官
アルセド監査官

所長、一点だけ。胸を張る前に、数字は正確に。上半期の純資産は年初来で参考込み−2.14%・管理内−3.52%、マイナスで着地しています。「分散が効いた」と言うより、正しくは「分散していたおかげで、暗号資産の−29.73%を株式の+14.96%が和らげ、傷が浅く済んだ」です、事実として。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、監査官に鋭く釘を刺されましたな!では言い直しましょう——分散していたおかげで、暗号資産の大きな下げを株式の伸びが和らげ、半年の傷は浅く済んだ。下半期も、この土台を崩さず、淡々と続けてまいりますぞ。

下げた月にできることは、慌てて売ることではなく、積立と配当再投資を淡々と続け、足りないクラスを少しずつ補うこと。半年の数字は、その当たり前の値打ちを、静かに教えてくれました。下半期も、同じ姿勢で続けていきます。

それでは、良い資産構築ライフを!

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