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【2026年6月】暗号資産の調整で純資産−560万円、続く「高ボラ資産」の自然収束

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こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。

5月は本業が忙しく「様子見」に徹しながらも、純資産は+172万円のプラスで終えた一カ月でした。ところが6月は、その流れが反転します。純資産(参考込み)は前月末から−560万円。1月からプラスを保ってきた年初来の損益が、ここで初めてマイナスへ転落しました。

原因ははっきりしています。暗号資産の調整です。新しく売買したわけでもないのに資産が大きく目減りした月——高ボラティリティ資産の「重さ」を、あらためて体感する結果になりました。

このレポートでは、2026年6月末(基準日6月28日)時点の資産状況を、いつものように管理内・参考込みの両面から整理し、今月の主役だった暗号資産の調整と、その裏で静かに続いた「高ボラ資産の自然収束」を中心にお届けします。

本記事のデータは2026年6月28日時点(便宜上の月末区切り)に基づきます。月末日が平日で値を取りづらいため、今月は直近の週末を区切りとしています。

前月のレポートはこちら → 【2026年5月】様子見の一カ月——純資産+172万円と、暗号資産下落で進む「高ボラ資産」の自然収束

1. 資産推移ファクトチェック

まずは6月末時点の資産全体像です。数値はすべて基準日2026年6月28日のものです。

純資産サマリー

区分5月末(5/31)6月末(6/28)増減
純資産(参考込み)154,768,287円149,173,161円−5,595,126円(−3.62%)
純資産(管理内)126,134,150円120,497,735円−5,636,415円(−4.47%)
総資産(参考込み)158,454,014円153,198,340円−5,255,674円
「管理内」は自分で運用している資産のみ、「参考込み」は公的年金・確定拠出年金・ポイント等を含めた数字です。

5月の+1.13%から一転、6月は−3.62%。年初来で見ると、5月末時点ではプラス(参考込み+1.53%)でしたが、6月で参考込み−2.14%・管理内−3.52%とマイナスに沈みました。半年かけて積み上げた含みが、6月のひと月でいったん吐き出された格好です。

月中の推移(参考込み純資産・5/31起点)

5/316/76/156/216/28
1億5,477万円1億5,034万円1億5,064万円1億5,087万円1億4,917万円

月の入り口(6/7)でいきなり−443万円と大きく下げ、中旬はわずかに戻したものの、月末にかけて再び−170万円。「最初に大きく崩れ、戻し切れずに終えた」推移でした。

ドル建てで見るとどうか

円建ての減少が為替の影響なのかを確かめるため、管理内の純資産を円とドルの両方で見てみます。

区分(管理内純資産)5/316/28騰落
円建て1億2,613万円1億2,050万円−4.47%
ドル建て791,952 USD744,917 USD−5.94%
USD/JPY159.27円161.76円円安方向(+2.49円)

5月は為替がほぼ横ばいでしたが、6月は2.49円の円安が進みました。円安はふつう円建ての評価額を押し上げる方向に働きます。それでも円建てで−4.47%沈んだということは、資産そのものの目減りが円安のゲタを上回ったということです。ドル建てで見れば下げ幅は−5.94%とさらに大きくなります。

アルセド監査官
アルセド監査官

監査官のアルセドです。私から一点、補足します。今月は前月末比で2.49円の円安が進みました。円安は円建て評価にとって追い風のはずですが、それでも円建てで−4.47%。つまり今回の下落は為替由来ではなく、保有資産そのものの価値が下がった結果です、事実として。ドル建てで−5.94%とより深く沈んでいる点も、あわせて記録しておきます。

負債の状況

項目5/316/28メモ
負債合計3,685,727円4,025,179円+339,452円
クレジットカード残高715,727円1,055,179円+339,452円(当月の利用残高)
借入金2,970,000円2,970,000円変動なし

負債の増加分はすべてクレジットカードの利用残高で、借入金は前月から変わっていません。引き落としのタイミングによる通常の増減の範囲で、返済が滞ったものではありません。

2. 今月のトピック①:暗号資産の調整が、半年の貯金を吐き出した

「新しく動いていないのに大きく減った」——その正体を、カテゴリ別の月中増減で見てみます。

カテゴリ別 月中増減(5/31 → 6/28・参考込み大分類)

カテゴリ5/316/28増減
暗号資産3,004万円2,480万円−524万円 🔴
株式2,340万円2,267万円−73万円 🔴
投資信託5,880万円5,914万円+34万円
商品(貴金属・ウイスキー等)1,113万円1,124万円+10万円
債券305万円315万円+10万円
現預金1,989万円2,005万円+16万円
FX162万円163万円+1万円
不動産1,053万円1,053万円±0

下げの主役は文句なしで暗号資産(−524万円・−17.4%)。次いで株式が−73万円。投資信託・貴金属・現預金などが小幅に下支えしたものの、暗号資産の落ち込みを埋めるには遠く及びませんでした。総資産の減少−526万円のほぼ全量が、暗号資産1カテゴリで説明できてしまう月です。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長。今月は分かりやすい月でしてな。資産全体は8つのカテゴリに分かれておりますが、6月はそのうち暗号資産がひとつ大きく沈んだだけで、月全体がマイナスへ引っ張られたのですな。5月に積み上げた+172万円の貯金を、暗号資産の調整がそっくり吐き出してしまった——リスクの高い資産を厚めに持つと、こういう月の振れ幅も大きくなる。その重さを正直に記録しておくのが肝心でしてな。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から一点、指摘させてください。この−524万円は、あくまで評価額の下落であって、確定した損失ではありません。今月は暗号資産の売却も追加投資もゼロ——売っていない以上、損は確定していません。数字の上下に一喜一憂せず、確定損益と評価損益を分けて見る。その姿勢は崩しません。

3. 今月のトピック②:それでも「高ボラ資産」の自然収束は続いた

皮肉な話ですが、暗号資産が下がったことで、4月から課題にしてきた「高ボラティリティ資産の膨らみすぎ問題」は、6月もさらに前進しました。

アロケーション(管理内・リスクベース/6月28日時点)

資産クラス残高構成比目標比差分
株式リスク資産56,668,306円45.51%40.0%+5.5pt
高ボラティリティ26,587,615円21.35%15.0%+6.35pt
安全資産20,105,127円16.15%10.0%+6.1pt
実物・価値保存11,818,229円9.49%10.0%−0.5pt
債券リスク資産4,041,464円3.25%10.0%−6.75pt
インカム型オルタナ3,148,743円2.53%10.0%−7.47pt
不動産リスク資産2,153,430円1.73%5.0%−3.27pt

高ボラ比率は5月の24.51%から6月は21.35%へ低下。目標15%との距離も+9.5ptから+6.35ptへ縮まりました。4月の26.1%から数えれば、3カ月連続で目標へ近づいたことになります。

ただし、ここは5月と同じ注意が必要です。この収束は、高ボラ資産を売って利益確定した結果ではありません。 暗号資産が下がって分子が勝手にしぼみ、結果として比率が下がった——いわゆる「自然収束」です。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から補足します。「目標に近づいた」のは事実ですが、要因は相場下落です。自分の意思でリバランスしたわけではない以上、手放しで喜べる収束ではありません。次に暗号資産が反発すれば、比率はまた跳ね上がります。是正は相場任せではなく、時間をかけて意図的に進めるべき課題のままです。

半年というスパンで見ると、今月の構図はさらにくっきりします。管理内のアセットクラス別で年初来の変化を見ると、株式リスク資産が+14.96%と最も伸びた一方、高ボラティリティは−29.73%。この両極が打ち消し合って、管理内資産は年初来−2.14%に収まりました。

フクロウ博士
フクロウ博士

上半期を振り返れば、主役の交代がよく分かりますな。前半は暗号資産をはじめとする高ボラ資産が相場を引っ張り、後半はそれが調整し、代わりに株式がじわりと積み上がった。派手な資産が沈んでも、コツコツ育てた株式が土台を支える——分散の意味が、半年の数字に表れているのですな。

4. 生活と運用のエピソード

相場は逆風でしたが、6月にはもうひとつの顔がありました。配当という現金収入が、半年でいちばん厚い月だったのです。6月は3月決算企業の配当が届く時期にあたります。

  • 日本株の配当:税引後で合計約59,000円(大和証券など少額口座を除く、主な証券会社4社の集計)。伊藤忠商事・みずほフィナンシャルグループ・三井住友フィナンシャルグループ・KDDI・武田薬品工業など、3月決算の主力銘柄からの入金が重なりました。
  • 米国株の配当:税引後で約218ドル。1ドル160円台半ばの概算で約35,000円にあたります。エクソンモービル(XOM)・IBM・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)・マクドナルド(MCD)・スリーエム(MMM)など、四半期配当の銘柄が集中しました。

日米あわせて税引後で約9.4万円。月の中旬時点では約2.9万円でしたが、下旬の入金で大きく積み上がりました。5月(米国株中心で約3万円)の約3倍の規模です。暗号資産の評価額が大きく沈んだ一方で、配当という確定したキャッシュはむしろ厚く入ってきた——下落と入金が同居した、対照的なひと月でした。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から補足します。これらは税引後・受渡日ベースで、大和証券などの少額口座を除いた主な4社の集計です。米国株の配当はドル建てで、受取日ごとに為替が動くため、円換算は1ドル160.5円での概算値として記録しています。評価額の上下と、配当という現金収入は別の流れ——この二つを分けて見るのが大切です。

受け取った配当・分配金は、基本どおり再投資に回しています。新しく個別株をスポットで買うことは控えめでしたが、NISA枠での投信積立(オルカン・S&P500・NASDAQ100・ゴールド・インド株・先進国債券など)とクレジットカード積立は、今月も淡々と継続しました。下落局面は、同じ積立額でより多くの口数を仕込める局面でもあります。

ソーシャルレンディングの分配(Bankers・クラウドバンクなど)も小幅に届いています。内訳は別途のSL月次レポートでお伝えします。

5. 来月(下半期)の展望

フクロウ博士
フクロウ博士

さて、7月からは下半期に入りますな。観察ポイントはいくつかありましてな。ひとつは、今月沈んだ暗号資産がこのまま調整を続けるのか、それとも反発するのか。もうひとつは、161円台まで進んだ円安の水準が、米国株や投信の円建て評価にどう効いてくるか、ですな。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から2点、指摘させてください。ひとつ、暗号資産が反発すれば、せっかく21%まで下がった高ボラ比率がまた膨らみます。ふたつ、目標15%への是正は「相場任せ」ではなく、債券・不動産など不足しているクラスを意図的に積み増すことで進めるべきです。この2点は引き続き観察・実行の対象です。

フクロウ博士
フクロウ博士

結局のところ、下半期も「派手に動かず、仕組みを回す」基本姿勢は変わりませんな。積立・分散・配当再投資という土台を続けながら、足りていない債券・不動産を少しずつ補う。下げた月こそ、淡々と続けることの値打ちが出るのですぞ。

おわりに

6月は、暗号資産の調整で純資産が−560万円、年初来の損益もマイナスへ転落した一カ月でした。リスクの高い資産を厚めに持つことの「振れ幅」を、あらためて突きつけられた月です。

それでも、半年というスパンで見れば、沈んだ高ボラ資産の裏で株式がコツコツ積み上がり、高ボラ比率は3カ月連続で目標へ近づきました。配当という現金収入も、半年でいちばん厚い月でした。下げた月にできることは、慌てて売ることではなく、積立と配当再投資を淡々と続け、足りないクラスを少しずつ補うこと。下半期も、その当たり前を続けていきます。

それでは、良い資産構築ライフを!

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