各アセットクラスの投資銘柄

国内ETFと海外ETF

今回は各アセットクラスに当たる組み入れるETFの銘柄を検討しますが,その前に国内ETFと海外ETFのメリットとデメリットを考えてみたいと思います.

国内ETF:取引手数料が国内株式と同じ(1取引500円くらい).銘柄数が少なく,運用に制限がある.出来高が小さく,流動性が低い銘柄が多い.かい離率が高め.

海外ETF:銘柄数が多く,きめ細やかな運用が可能.取引手数料が高い(1取引25ドル等).ある程度の出来高があり,流動性が高い銘柄が多い.かい離率は小さい.

シンプルに,このような違いだと思います.

最も重要な部分は流動性やかい離率なので,断然海外ETFを使うべきです.そして,ある程度の出来高があり,かい離率は±1%以内のものをを選びたいところです

しかし,今回は特別口座で運用しますので,手数料の高さが運用成績にかなり影響してきます.そのため,国内ETFでできるだけ広い部分をカバーできるように銘柄を選定してみました.

なお,楽天証券でNISA口座を利用して運用する場合,海外ETFの買付手数料が無料(ポイントバック)されるため,断然,海外ETFの利用をおススメします.

 

投資銘柄と連動対象指数

今回は各アセットクラスに当たる組み入れ銘柄とその連動対象指数をご紹介します.

既出のアセットクラスに当てはめていくと,iシェアーズのETFが大半を占めました.

また,先進国債券は米国,欧州,アジアと分けて運用したかったのですが,適当なETFが無く,結局米国債のみにしています.
同じように海外REITも米国REIT・不動産株としています.

アセットクラス 組入れ銘柄 連動対象指数
短期金融商品
日本債券
MRF ダイワMRF(楽天証券)
外国債券 先進国債券 iシェアーズ米国債ETF (1363) バークレイズ米国国債(10年ターム)指数
新興国債券 iシェアーズ 新興国債券ETF (1362) バークレイズ新興市場自国通貨建て コア国債指数
米国(HY債) iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF (1361) Markit iBoxx 米ドル建て
リキッド・ハイイールド・キャップト指数
日本株式 日本 iシェアーズ TOPIX ETF (1475) 東証株価指数(TOPIX)
外国株式 先進国 iシェアーズ 先進国株ETF (1581) MSCI KOKUSAI(コクサイ)指数
新興国 iシェアーズ エマージング株ETF (1582) MSCI エマージング・マーケット
IMI 指数
米国(小型) iシェアーズ 米国小型株ETF (1588) ラッセル2000指数
フロンティア iシェアーズ フロンティア株ETF (1583) MSCI フロンティア・マーケット
100 指数
その他 国内REIT iシェアーズ JリートETF (1476) 東証REIT指数
海外REIT iシェアーズ 米国リート・不動産株ETF (1590) ダウ・ジョーンズ米国不動産指数
SPDRゴールド・シェア (1326) 金の国際価格(ロンドン午後金決値決め)

 

iシェアーズとは

今回,組入れ銘柄の多くをiシェアーズにしましたが,そもそもiシェアーズとはなんなのでしょうか.

iシェアーズは世界最大級の運用会社『ブラック・ロック』グループが提供するETFブランドだそうです.そして,世界のETF市場の約4割のシェアを有する世界最大のETFブランドでもあります.

メインは海外ETFで銘柄数は700本を超えるくらいあるようです.また,東証で買い付けできるものが16本あるそうです.(2015年10月末時点)

今回は国内ETFで利用できるブランドで検討したところ,信託報酬が他に比べてかなり安く,信頼性も高いという理由で,組み入れ銘柄のほとんどをiシェアーズで運用することにしました.

 

今回のまとめ

今回は各アセットクラスに対する組入れ銘柄を検討しました.

若干足りないところもありますが,徐々に修正していく予定です.

次回はいよいよ組入れ割合を検討していきます.

 

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