スワップアービトラージ:FXで簡単に安定した利益を上げる方法

2016年4月2日

いつもチャートとにらめっこしながら取引しているのに,利益が出なくて困っていませんか?
もしくは,高いお金を出してシステム(EA)を買ったのに,負けトレードが続いているなんてことないですか?

今回はそんなあなたに,『簡単に,そして継続的に安定した利益を上げる方法』をご紹介します.

それはFX業者間の『スワップアービトラージ』です.

この手法はリスクを限定しながら固定された利益を積み上げていくもので,私を含めて多数の方がこの手法で利益を上げています.

それでは,順に見ていきましょう.

 

アービトラージとは?

アービトラージとは裁定取引とも呼ばれており,価格差や金利差を利用して売買し,その利ざやを稼ぐ取引のことです.

具体的には,同一の価値を持つ商品などに一時的な価格差(歪み)が生じた際に,割高なほうを売り,割安なほうを買い,その後,両者 の価格差が縮小した時点でそれぞれの反対売買を行うことで利益を獲得しようとする取引のことです.

機関投資家などが,リスクを低くしながら利ざやを稼ぐ際に利用する手法で,取引の機会さえあれば理論上は勝率100%なので必勝法と言える方法ですが,私たちのような一般人には取引機会(価格差や金利差)を見つけること自体が困難です.

そんな中で,一般の人でも取引可能なのが,スワップアービトラージです.

 

スワップアービトラージの原理

巷にはいろいろなFX業者がありますが,ほとんどの業者で通貨ペアを形成する双方の通貨の金利差の調整としてスワップを日割りで設定しています.
そして,そのスワップには各FX業者によって提示される額に違いがあり,その中にはスワップが以上に高かったり,逆に小さいFX業者が存在しています.

スワップアービトラージで稼ぐ利ザヤは,そのようなFX業者間のスワップの差です.

例えば,ある業者AとBのAUD/JPYの1日のスワップが次の表に示す通りだったとします.

FX業者 スワップ
ロング ショート
A +800円 -1000円
B +400円 -500円

この場合,FX業者Aでロングポジションをとり,逆にFX業者Bで同ロットでショートポジションをとると,そのスワップ差(300円)が1日分の利益になります.

なお,ポジションを保有している限り,スワップ差分の利益を受け取れるわけですが,その間の値動きは両建てをしているので,通算すると値動きによる損益は相殺されます.

つまり,両建てで値動きによる損益を排除し,スワップ差のみを利益として受け取ることができます.

ただし,実際にはスプレッドがありますので,最初は両FX業者のスプレッド分のマイナスから始めることになりますが,長く保有していれば金利差がスプレッド分の損失を打ち消して,それ以降は金利差分の利益が積み重なっていきます..

原理自体はこれだけですので,実施方法もポジティブスワップの大きいFX業者とネガティブスワップの小さいFX業者で同時に同ロットのポジションを取るだけです.

 

今回のまとめ

以上,今回はスワップアービトラージについて,ご紹介しました.

ここまでの説明だけでもスワップアービトラージが『簡単に,そして継続的に安定した利益を上げる方法』であると感じていただけたのではないでしょうか.

ただし,スワップアービトラージには利益を最大化させるポイントや逆に損失を出してしまうリスクもありますので,次回からそれぞれご説明していきたいと思います.

 

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