ランド円自分年金戦略:損切りなしの安定した資産運用

2016年4月24日

はじめに

皆さんの中には老後に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
特に最近では「年金制度は破綻寸前」などといった声も聴かれます。日本の年金は年金保険料の他に税金も投入されているので破綻することはないと思いますが、将来的に給付される額は年々少なくなっていき、もはやそれだけでは生活ができない状態になると言われています。

そのため、老後のための資産を作っておこうと考えている方も多いかと思います。
ただ、日本ではあまり金融教育が行われてこなかったため、実際に投資をする段になると、損失の可能性を嫌って及び腰になる方が多いのも事実です。

そこで、今回は長期的な運用ではまず間違いなくプラスのリターンが期待できる『ランド円自分年金戦略』をご紹介します。

いろいろなリスクを考え尽くされた上に成り立っているシンプルな投資手法で、私もある程度の期間運用して利益を上げることができています。
もちろん、どなたでも簡単に実践可能ですし、設定によっては毎日チャートを見る必要すらありません。

それでは、今回は『ランド円自分年金戦略』の概要をご紹介したいと思います。

 

ランド円自分年金戦略とは?

ランド円自分年金戦略は私の知る限りでは、あるFX投資ブロガーさんが個人的な運用として実施されていたのが最初だと思います。

 

コンセプトは「損切り無しのトレード」

コンセプトは「損切り無しのトレード」です。

利用する通貨ペアは「ZAR/JPY」です。
この通貨の大きな特徴は次の2点です。

  • レートが低い。(おおよそ6.0000~13.0000の間です。)
  • スワップ金利が高い。

特に「レートが低い」ということによって、「損切り無しトレード」が可能になります。簡単に言うと、「強制ロスカットされないロットでトレードする」というものです.

例えば、ZAR/JPYのレートが10.0000の時に0.1ロットのポジションを持つとします。その場合、仮にZAR/JPYのレートが0.0000まで下落したとしても、下落幅は最大1000pips、損失は100,000円です。そして、口座に資金が100,000円+証拠金分があれば、理論上は強制ロスカットは発生しません。このように、至ってシンプルなコンセプトです。

ただ、実際には0.0000まで下落するということもほぼありえないでしょうから、ある程度の所を下限に設定して、それに見合った大きさのロットでトレードするのが現実的です。そして、設定レートよりも下落しそうだったら追加で資金を入れる、という方法が資金効率が良さそうです。

実際のトレードではRSIなどを併用して、売られすぎ時にロングでエントリー、値上がり益を狙って、一定の値幅で利確注文を入れておきます。
もしレートが逆行しても、強制ロスカットのありえないロットでのトレードなので、レートの戻りを待つことができます。また、2つ目の「スワップ金利が高い」という特徴もありますので、スワップ金利で徐々に利益を積み上げていくことも可能になります。

まさに鉄壁の防御の上に成り立った超安定志向の投資手法と言えます。

 

この手法にリスクはないの?

ただし、投資に絶対はないと言われるように、この手法にもわずかながらリスクが存在します。考えられるリスクは以下の点です。

  • FX業者破綻による資金喪失。
  • 設定下限を超えるレートの逆行(追加資金が必要)。
  • 長期間ポジションを抱える可能性がある(それでも日々スワップが入ってくる)。
  • FX業者のスワップ付与が変更になる(スワップの安定したFX業者が必要)。

大きなところはFX業者の信用リスクという点になりますが、国内大手のFX業者を利用する限りほぼ問題にならない点だと思います。また、残りは資金管理の問題ですし、リスク自体は明確になっているので、運用者自身が調節できるリスクです。

このように、FXで一般的に言われるようなリスクはほとんどありません。
やはり相当に考え抜かれた投資手法であると思います。おそらく10年後も廃れない安定した投資手法の1つではないでしょうか。

 

利益はどのくらいになるの?

利益はZAR/JPYの値動きなどに左右されますが、年利3~10%くらいです。私の運用結果では2015年はおよそ6%程度でした。

若干少ないように思うかもしれませんが、銀行に預けるよりは相当高い利回りだと思います。若干のリスクを取っていることを差し引いても、かなりのメリットがあるのではないでしょうか。

 

今回のまとめ

今回はランド円自分年金戦略の概要をご紹介しましたがいかがでしょうか。

安定した投資方法であると感じていただけたのではないかと思います。

また、名前の通り、自分のための年金として運用していくのにぴったりの手法だと思います。

次回は実際の運用の仕方についてご紹介していこうと思います。

 

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