スワップアービトラージのリスク

   

今回はスワップアービトラージのリスクを考えてみたいと思います。
私の考えるリスクは次の2つです。

  1. FX業者の信用リスク
  2. 急激な値動きのリスク

それでは個別にみていきたいと思います。

 

FX業者の信用リスク

信用リスクが最も重要

スワップアービトラージに限らず、FX全般に言えることですが、取引するFX業者の信用リスクは基本的かつ最も重要です。

取引で利益を出しても、それを出金させてもらえなければ、何にもなりません。
かなり基本的な部分ですが、基本的過ぎて忘れがちなので、ご利用業者については再度検討しておいて損はないと思います。
FX業者の状況は急激に変わるということが結構あります。

また、海外FX業者では出金を拒否されたからといって、簡単にそこに行くこともできません。
結局は泣き寝入りせざるを得ない状況になってしまいます。
そのため、海外FX業者を利用する際には念には念を入れて信用調査を行うことが重要と考えます。

何を調査すればよいの?

それでは何を調査すればよいのかということですが、一概にこれだけ見ておけば大丈夫ということは言えません。
参考までに、私が最低限調査している点をご紹介します。

  1. ライセンスの有無と種類
  2. 顧客資金の分別管理の有無
  3. FXフォーラム等での評判(特に出金関係とストップ狩りなどの異常レートの配信が無いことを確認)
  4. サポートの対応
  5. 実際に少額で入出金してみる。

詳細については割愛しますが、1~3までは簡単に調査可能ですので、ぜひ確認しておいてください。

スワップフリー口座を利用する場合

上記は通常の口座を利用する場合ですが、スワップフリー口座を利用する場合は追加で注意する点があります。

顧客の注文をきちんとカバー先に流しているFX業者の場合、スワップフリー口座での本来マイナスとなるスワップ分はFX業者が払う形になっている場合もあるので,あまり長期でポジションを持つと難癖を付けられて,マイナススワップ分を請求されたり,口座の凍結、挙句の果てには出金拒否されたりすることもあるようです.
そのため、ある程度の期間でポジションをクローズして,利益分を出金することで本当の意味で利益確定しておくことが重要です.

逆に、マーケットメーカーのようにカバー先に注文を流さないFX業者の場合、顧客の利益が業者の損失、顧客の損失が業者の利益になります。
そのため、大きな額を出金したり、出金だけを頻繁にしたりすると、同じように難癖をつけられて出金拒否されたりすることになります。
スワップアービトラージの場合はスワップ受け取り業者、値動きヘッジ業者のどちらで利益を出してもよいわけですから、できるだけスワップフリー業者の利益になるようにポジションをコントロールしてあげると無用のトラブルを避けられると思います。

 

急激な値動きのリスク

急激な値動きがあり、スプレッド分のスワップが付く前に決済することになってしまうと単純にその分の損失になってしまいます。

さらに、重要な経済指標の発表や突発的なニュースが出てきた時などはレートが飛びやすく、業者間でのレートやスプレッドにも差異が出てくる場合があります。その際に片一方がロスカットされて、もう一方のポジションが残ったままになると、レートに差があるままで決済することになり、その差がそのままリスクとなってしまいます。

また、そのような場合は決済しないという選択もできますが、それこそスワップアービトラージの特徴の一つである、「利益が値動きに左右されない」というところが失われてしまいます。おそらく、通常よりは大きめのポジションを取るため、予想外に大きなリスクを背負うことになると思います。

そのため、前回ご紹介したポジションコントロールのポイントを参考に余裕を持たせたロットでポジションを取り、どちらの口座にも決済指値、逆指値を設定しておくことをお勧めします。またはそれらと合わせて、EAなどでポジションをコントロールできると心強いですね。

 

今回のまとめ

以上、今回はスワップアービトラージのリスクについてご紹介しました。

リスクの低い手法ではありますが、やり方次第では予想外に大きなリスクを取ることになってしまう場合もありますので、ご注意ください。

ということで、スワップアービトラージについては今回で終了です。
ご意見やご質問などがありましたら、お気軽にお問合せフォームからご連絡ください。(ご感想や情報提供なども大歓迎です。)

スワップアービトラージは安定した利益を簡単に継続的に上げられる手法ですので、ぜひ検討してみてください。

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