【米国株定点観測】米国株式PF評価額レポート――2026年4月の追加投資と配当金

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はじめに

こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。

3月に続き、4月も米国市場は波乱含みの展開が続いています。米・イスラエルとイランの軍事衝突、それに続くホルムズ海峡封鎖などの問題が長期化し、原油高と景気後退懸念が重なった3月のS&P500は前月比5.9%下落。4月に入っても地政学リスクは燻り続け、主要企業の2026年第1四半期決算発表シーズンが始まる中、不安定な値動きが続いています。

そんな相場環境の中、3月末から4月初めにかけてPG・KO・BMY・ITUBを追加購入しました(詳しくは前回記事をご覧ください)。今回は新シリーズ「米国株定点観測」の第1回として、〈買った後どうなったか〉を事実ベースで報告します。評価額の変化、4月に届いた配当金の記録、そして前回予告した次回検討リストの答え合わせまで、一通りまとめていきます。


1. 4月の評価額推移——購入直後に相場が揺れた

2026年4月19日時点(USD/JPY=158.99)、米国株式のポートフォリオは下記のようになっています。

そして、今回追加・新規購入した主な4銘柄の状況は以下の通りです。

銘柄保有数取得額概算評価額評価損益評価損益率
PG プロクター・アンド・ギャンブル36株¥512,028¥840,975+¥328,947+64.24%
KO コカ・コーラ95株¥562,400¥1,143,981+¥581,581+103.41%
BMY ブリストル・マイヤーズ5株¥48,950¥47,833▲¥1,117−2.28%
ITUB イタウ・ウニバンコ50株¥47,288¥74,392+¥27,104+57.32%

PGとKOは既存保有分の積み上がりもあり、取得額に対して大幅なプラス。今回新規5株購入したBMYのみ−2.28%(▲¥1,117)と含み損ですが、購入直後としては想定の範囲内です。3月に相場全体が売られた局面でも、ディフェンシブ銘柄は比較的底堅い動きを見せています。

アルセド監査官
アルセド監査官

補足いたします。上表の「概算評価額」は執筆時点の参考値であり、実際の売却収益とは一致しません。売却時には約定タイミングの株価・為替・税金・手数料が影響します。含み損益はあくまでも現時点の評価です、事実として。


2. 4月に受け取った配当金——配当という名の果実

投資の醍醐味のひとつが、保有しているだけで口座にお金が届く体験です。4月に受け取った配当金をまとめます(すべて税引後・円換算)。

銘柄受取日税引後受取額
KO コカ・コーラ4月2日¥5,463
BBD バンコ・ブラデスコ4月13日¥36
ITUB イタウ・ウニバンコ4月13日¥15
4月合計¥5,514

今月の主役はKO(コカ・コーラ)の¥5,463です。4月2日に、配当権利日(ex-dividend date)時点で保有していた91株に対し1株あたり$0.53の配当が支払われ、税引後で¥5,463が口座に着金しました。前回記事で4株を追加しましたが、この4株は権利日後の購入のため今回は対象外。次の四半期(Q2)からKO 95株分が配当対象になります。

もう一点、配当金再投資の仕組みについてもご紹介します。マネックス証券ではKHC(クラフト・ハインツ)に配当金再投資を設定しており、3月30日に受け取ったKHCの配当が翌3月31日に自動で1株の購入($22.13)に充当されました。受け取った配当がそのまま次の株に変わる、自動運転の仕組みです。

4月19日にはBMYも配当金再投資の設定に新たに追加しました。4月2日の権利日には5株分(1株$0.63/四半期)を取得済みで、初回支払いは来月以降の予定。BMYの配当も自動で株に変わるサイクルが始まります。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長!配当とはまさに〈種が実を結ぶ〉ようなものですぞ。一度植えれば毎四半期に実が届き、その実をまた土に戻せば(=配当再投資)、次の収穫はひと回り大きくなる——これが複利の静かな魔法というものですな。株価が揺れ動く荒れた相場の中でも、配当は粛々と積み重なっていく。それが高配当株投資の揺るぎない強さというものですぞ!


3. 前回の「次回検討リスト」答え合わせ

前回記事の最後で予告した「次回検討リスト」には、Realty Income(O)を掲載しました。〈月次配当〉という特性を持つ米国REITで、利回り約5%・31年超の連続増配実績を持つ銘柄です。

4月時点の結論は〈見送り〉。現在は既存保有銘柄の積み増しと配当金再投資の自動化を優先しており、新規銘柄の追加は相場・資金状況を見ながら判断する方針です。Realty Income(O)は引き続き5月以降の候補として注目を続けます。


4. 米国高配当株戦略の現在地

2026年4月19日時点、USD/JPYは158.99。円安水準が続いています。

円安はドル建て資産を持つ投資家にとってダブルの恩恵をもたらします。一つはポートフォリオ評価額の膨張(同じ保有でも円換算が増える)、もう一つは配当の円換算額増加です。KOの$0.53/株は、仮に1ドル110円の時代なら約¥58の受取でしたが、158円台では約¥84。為替の恩恵が配当にもそのまま乗ってきます。

現在のポートフォリオのセクター構成はおおよそこんな感じです。

  • 生活必需品:PG・KO・MO
  • ヘルスケア:BMY・JNJ・ABBV
  • 新興国金融:ITUB・BBD
  • エネルギー:XOM
  • 工業・通信・情報:IBM・MMM・T・VZ 他

ディフェンシブ系が主体の構成は、荒れた相場でも比較的底堅い動きをします。3月に日本株が大きく下落した局面でも米国株ポートフォリオがほぼ横ばいを維持できたのは、このセクター分散の恩恵です(詳しくは前回記事参照)。

ただし、為替リスクは常に意識が必要です。円安が反転すれば、評価額・配当の円換算額はどちらも目減りします。長期保有を前提としているので短期の為替変動に過度に反応はしませんが、数字を見る際には常に為替前提を意識するようにしています。


5. 来月(5月)の方針

5月の基本方針は〈現保有銘柄で保有数の少ない銘柄を優先的に積み増す〉です。新規銘柄の追加より、すでに選定済みの銘柄を着実に育てることを優先します。

配当金再投資の自動設定はABBV・KHC・T等に引き続き稼働中で、BMYが今月新たに加わりました。積み上がった配当が次の株に変わる仕組みが、少しずつ整ってきています。

新規候補として関心を持っているRealty Income(O)については、5月以降に改めて相場と資金状況を見て判断する予定です。


おわりに

今回の定点観測①では、3月末購入後の評価額・4月の配当受取実績・配当金再投資の仕組みを一通り記録しました。

BMYはわずかに含み損ですが、今回の判断軸は〈配当を受け取りながら長期保有する〉こと。購入直後の株価変動に一喜一憂するより、四半期ごとに配当が積み重なっていく状況を淡々と楽しんでいます。

高配当株投資はドラマチックな大勝ちを狙う戦略ではありません。配当という果実を毎四半期確実に受け取り、それをまた株に変えてゆっくりと育てる——地味だけど確実な方法だと、少しずつ実感しています。

次回は日本株定点観測①(三菱HCキャピタル・三井住友FGのその後)をお届けする予定です。

それでは、良い資産構築ライフを!

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