
はじめに
こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。
2026年4月に、休眠していた海外FX口座を整理し、XM・TitanFX・Axioryの3口座でEA自動売買を再起動しました。前回の記事では、どの口座にどのEAを割り当てるか、Risk設定やNews Filterの有無など、セットアップ段階の考え方をまとめています。
今回は、その後約6週間の初回実績レポートです。対象データは2026年5月23日時点のMT4 Statementで、損益・取引数・勝率・残高を整理します。
なお、この記事は特定のEAやブローカーを推奨するものではありません。FX取引およびEA自動売買には元本割れリスクがあり、今回の実績も将来の成績を示すものではなく、あくまで私自身の運用記録としての参考値です。
1. 今回確認したデータ範囲
今回の集計対象は、各口座から出力したMT4 Statementです。
| 口座 | Statement取得時刻 | 主な対象期間 | 稼働EA | 通貨ペア |
|---|---|---|---|---|
| XM | 2026年5月23日 19:52 | 2026年4月13日から5月21日 | Omega Trend EA | EURUSD |
| TitanFX | 2026年5月23日 19:55 | 2026年4月13日から5月23日 | BF Scalper Pro | EURUSD / GBPUSD / USDJPY |
| Axiory | 2026年5月23日 19:55 | 2026年4月13日から5月19日 | Smart Scalper Pro | GBPUSD |
前回記事はこちらです。
休眠していた海外FX口座を整理してEA自動売買を再起動した実践記録
前回の設定方針は、XMにOmega Trend EA、TitanFXにBF Scalper Pro、AxioryにSmart Scalper Proを割り当てる形でした。いずれもAutoMMを有効にし、Riskは1%、News FilterはON。VPSではなく、自宅PCを24時間稼働させる運用です。
今回の記事では、Statement上の「Closed Trade P/L」を確定損益として扱います。これは単純な売買差益だけではなく、手数料・スワップ・税金を含めたネット損益です。

一点、指摘させてください。MT4 Statementから確認できるのは、取得時点の確定損益と含み損益です。取引中の最大含み損や、厳密な最大ドローダウンを完全に復元できるわけではありません。この記事では、確認できる範囲の数値に限定して扱います、事実として。
2. 3口座合算では小幅プラス
まず、3口座を合算した結果です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 初期残高の逆算値 | $416.24 |
| 確定損益 | +$7.65 |
| 残高合計 | $423.89 |
| 有効証拠金合計 | $423.51 |
| 含み損益 | -$0.38 |
| 確定取引数 | 78件 |
| 勝敗 | 56勝22敗 |
| 勝率 | 71.8% |
| 確定損益ベースの増加率 | +1.84% |
| 含み損益込みの増加率 | +1.75% |
3口座合算では、確定損益が+$7.65となりました。金額だけを見ると小さいですが、そもそもの運用残高が合計で約$416です。初回の約6週間としては、大きく勝ったというより「小さくプラスで通過した」という見方が近いです。
一方で、勝率は71.8%と高めでした。78取引のうち56勝しているため、細かい利益を積み上げるEAらしい結果です。ただし、勝率が高いから安心というわけではありません。Axioryのように、数回の損失で口座全体の成績がマイナスになるケースもありました。
ここはEA運用の見方として重要です。勝率だけでなく、1回あたりの損失額、口座残高に対する損失の重さ、含み損を抱える時間、取引コストまでセットで見る必要があります。
3. 口座別の実績
XM:Omega Trend EAは小幅プラス
XM口座は、Omega Trend EAをEURUSDで稼働させました。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 初期残高の逆算値 | $53.42 |
| 確定損益 | +$2.94 |
| 残高 | $56.36 |
| 有効証拠金 | $56.36 |
| 確定取引数 | 39件 |
| 勝敗 | 29勝10敗 |
| 勝率 | 74.4% |
| 含み損益 | $0.00 |
XMは39取引で+$2.94でした。勝率は74.4%と高く、最終的にはプラスで着地しています。
ただ、損益の動きはやや荒めです。Statement上の取引では、1回あたりのネット損益で最大+$8.17、最大-$4.64が確認できました。口座残高が約$50台なので、数ドル単位の損益でも体感としてはかなり大きくなります。
XMは前回記事でも触れた通り、スキャルピング系EA向きというより、やや広い値幅を狙うEA向きと考えています。今回のOmega Trend EAはEURUSD一本で動かしており、いったん小幅プラスという結果でした。
TitanFX:3通貨ペア運用で最も安定感あり
TitanFX口座では、BF Scalper ProをEURUSD・GBPUSD・USDJPYの3通貨ペアで稼働させました。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 初期残高 | $305.00 |
| 確定損益 | +$8.31 |
| 残高 | $313.31 |
| 有効証拠金 | $312.93 |
| 確定取引数 | 25件 |
| 勝敗 | 18勝7敗 |
| 勝率 | 72.0% |
| 含み損益 | -$0.38 |
TitanFXは今回の3口座の中で最もバランスが良い結果でした。確定損益は+$8.31、含み損益込みでも+$7.93です。
通貨ペア別に見ると、EURUSDが8戦全勝で+$4.16、GBPUSDが12取引で+$3.60、USDJPYが5取引で+$0.55でした。特にEURUSDは、今回の期間ではきれいに利益を積み上げています。
もちろん、これだけで「TitanFXが一番よい」と断定することはできません。取引期間はまだ短く、相場環境も限定的です。ただ、ブレード口座の低スプレッド環境を活かすという前回の狙いに対して、初回データとしては比較的納得しやすい結果になりました。
Axiory:勝率は悪くないが、損失が重く出た
Axiory口座では、Smart Scalper ProをGBPUSDで稼働させました。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 初期残高の逆算値 | $57.82 |
| 確定損益 | -$3.60 |
| 残高 | $54.22 |
| 有効証拠金 | $54.22 |
| 確定取引数 | 14件 |
| 勝敗 | 9勝5敗 |
| 勝率 | 64.3% |
| 含み損益 | $0.00 |
Axioryは14取引で-$3.60でした。勝率だけを見ると64.3%で、極端に悪いわけではありません。それでも損益はマイナスです。
理由はシンプルで、損失側の一撃が重かったためです。ネット損益ベースでは、最大利益が+$1.51だった一方、最大損失は-$4.30でした。小さな利益を積み上げても、損切り1回で数回分の利益が消える形です。
Smart Scalper Pro自体を否定する結果ではありませんが、少額口座では1回の損切りが口座全体に与える影響が大きくなります。Axioryは次回以降も継続観察しつつ、ロット・通貨ペア・稼働時間帯の見直し候補として見ておきたい口座です。

補足いたします。Axioryは9勝5敗で、勝率だけなら大崩れではありません。しかし、+$1前後の利益を積み上げる設計で-$4台の損失が出ると、小口座では回復に時間がかかります。EA評価では勝率ではなく、損益分布を見る必要があります、事実として。
4. 初回運用で見えたこと
今回の初回レポートで見えたポイントは、主に3つです。
勝率は高くても安心材料にはならない
3口座合算の勝率は71.8%でした。数字としては悪くありません。
ただし、利益が小さく損失が大きいタイプのEAでは、勝率が高くてもマイナスになることがあります。Axioryはその典型でした。反対にTitanFXは、損失を小さく抑えながら利益を積み上げたため、同じスキャル系でも結果が安定しました。
EA運用では、勝率・平均利益・平均損失・最大損失をセットで確認する必要があります。今回のような小口座運用では、特に最大損失の重さが見えやすいです。
小口座では「数ドル」が大きな変動になる
今回の3口座は、XMが約$53、Axioryが約$58、TitanFXが$305からの運用です。
この規模だと、+$3でもかなりのプラスですし、-$4でもかなりのダメージになります。金額だけを見ると小さく感じますが、口座残高に対する比率で見ると印象が変わります。
たとえばXMの+$2.94は、初期残高に対して約+5.5%です。Axioryの-$3.60は、初期残高に対して約-6.2%です。どちらも日本円換算では少額ですが、口座内では十分に大きな動きです。
TitanFXは次回以降も比較軸にしやすい
TitanFXは、今回の3口座の中で最もデータを見やすい口座でした。
残高が$305と他の2口座より大きく、3通貨ペアで分散されているため、1回の取引結果が全体に与える影響が比較的小さくなっています。今後EA運用を続けるうえで、TitanFXを基準口座として見ながら、XMとAxioryの挙動を比較するのが良さそうです。

ホー、今回の結果は「少額でもEAは動く」という確認である一方、「少額だからこそ1回の損失が重い」という確認でもありますぞ。数字が小さいほど、比率で見る習慣が大切ですぞ。
5. 来月に向けた確認ポイント
次回以降のEA運用レポートでは、以下を重点的に見ていきます。
- TitanFXのEURUSDが引き続き安定するか
- AxioryのGBPUSDが回復するか、それとも設定見直しが必要か
- XMのOmega Trend EAが一時的なブレを超えてプラスを維持できるか
- News Filter ONの影響で、重要指標前後の事故を避けられているか
- 自宅PC運用でMT4停止や通信断が発生していないか
特にAxioryは、次回もマイナスが続くようであれば、通貨ペアや稼働設定の見直し候補にします。TitanFXは現時点で最も安定していますが、これも1か月半程度の短期データにすぎません。
EA運用では、短期間のプラスを過信しないことが大切です。好調なときほど、ロットを急に上げず、まずは同じ設定でデータを積み上げる方針で進めます。
おわりに
今回は、2026年4月中旬から再起動した海外FX EA運用について、2026年5月23日時点の初回実績を整理しました。
3口座合算では、確定損益+$7.65、含み損益込みでは+$7.27でした。数字だけ見れば小幅プラスですが、Axioryはマイナスで、TitanFXは比較的安定、XMはプラスながらブレもあるという、口座ごとの違いがはっきり出ています。
今後も、EAを「放置して稼ぐもの」としてではなく、「数字を見ながら検証する運用ツール」として扱っていきます。次回は、6月時点の継続データをもとに、今回の傾向が一時的なものだったのかを確認する予定です。
FXおよびEA自動売買は、元本割れや想定外の損失が発生するリスクがあります。この記事の数値は私自身の運用記録であり、同じ結果を保証するものではありません。
それでは、良い資産構築ライフを!


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