はじめに
こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。
クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の5月運用レポートをお届けします。
今月を一言で表すなら「組み直しの月」です。オルタナバンクとCrowdBankは償還のあった資金を出金しながら段階的縮小中です。回収した資金の一部はAGクラウドファンディングとFundsへ振り向けており、Bankersは一部出金を進めながら運用残高はやや持ち直しています。
数字は正直に、事実ベースで記録していきます。

1. 5月のSLポートフォリオ概要

私から、事業者別の残高と月内変動を確認します。数値はすべて概算参考値であり、実売収益とは異なります、事実として。
| 事業者 | 5月末残高(概算) | 前月比 | 状況 |
|---|---|---|---|
| Bankers | 約1,419,000円 | −261,899円 | 出金・一部償還進行中 |
| AGクラウドファンディング | 700,000円 | +100,000円 | 新規投資追加 |
| Funds | 約131,000円 | +100,000円 | 新規投資追加 |
| CREAL | 約151,000円 | ほぼ横ばい | 継続運用 |
| CrowdBank | 約390,000円 | +756円 | 段階的縮小中(分配受取) |
| オルタナバンク | 約839,000円 | +1,269円 | 継続運用 |
| SL合計(参考) | 約3,631,000円 | −59,874円 | ほぼ横ばい |
- 評価額の基準:2026年5月31日スナップショット(概算参考値)
- SL合計は事業者別管理Excelの集計値(5/31時点)。各事業者の出資金額と口座残高の合算
- オルタナバンク:出資金430,000円+口座残高409,129円=839,129円
- CrowdBank:運用残高386,119円+出資金約3,912円=390,031円(5/31時点)
2. Bankersの動き
5月10日に、Bankersの全ポートフォリオ(10年の運用歴・159本・遅延・損失含む)を公開しました(→バンカーズ全ポートフォリオレポート(2026年5月))。ここでは5月の月内変動をサマリーします。
- 残高推移:1,681,387円 → 約1,419,488円(−261,899円)
- うち出金額:−224,426円(案件の償還・出金処理)
- 運用残高:1,256,961円 → 1,361,885円(やや回復)
注目点は「出金後に運用残高が回復していること」です。出金でキャッシュが外に出た一方で、5月は系統用蓄電池6-2号(100,000円)・モンゴル交通開発銀行2_6号(50,000円)・マイカーローン1-10号(50,000円)の3案件へ計200,000円を新規投資しており、運用部分は増えています。全体残高の縮小は意図的な出金による部分が大きく、運用の質自体は大きく変わっていない印象です。
5月の遅延・損失状況については次のセクションで確認します。
3. AG・Funds・CREAL・その他事業者の動き
AGクラウドファンディング(累計700,000円)
+100,000円を追加し、700,000円になりました。5月の新規投資は不動産担保ローンファンド#179(狛江市中和泉・100,000円)です。
5月末時点の保有案件は次の3本です。
| ファンド | 投資額 | 利回り目標 |
|---|---|---|
| #162 不動産担保ローン(大阪市淀川区) | 500,000円 | 6.5% |
| #171 不動産担保ローン(江東区) | 100,000円 | 10% |
| #179 不動産担保ローン(狛江市中和泉) | 100,000円 | 6% |
なお、5月に申し込んだ案件の中に#165(申込不成立)がありました。募集目標額に達せず不成立となったため、こちらは保有ファンドに含まれていません。少額・分散の方針で、引き続き案件の内容を確認しながら参加する運用を続けます。
Funds(ファンズ)(累計約131,000円)
+100,000円を追加し、約131,000円になりました。底地くんファンド#18(50,000円)とアスコット・ネクストステージファンド#9(50,000円)に新規投資しています。他のSL事業者と比べると利回りは控えめな案件が多いですが、上場企業案件も多く、リスクの異なる層を加える意味で活用しています。
CREAL(クリアル)(約151,000円)
5月は大きな動きなし。既存案件の継続運用で横ばいが続いています。分配スケジュールにより5月は分配なし、次回は2026年7月の予定です。
CrowdBank(段階的縮小中)
段階的な縮小フェーズにあります。5月末時点の総残高は約390,000円で、大部分(約386,000円)がファンドの運用中となっています。一部ファンドの償還遅延や利配遅延が続いています。新規の追加投資は行っていません。
オルタナバンク(旧SAMURAI FUND・継続運用中)
こちらも運用は継続しています。5月には1ファンド(出資額160,000円)が全額償還となり、元本160,000円+利息を回収しました。6月6日時点で430,000円が複数ファンドで運用継続中です。加えて、口座残高(分配金・償還金等)が409,129円あり、オルタナバンク内の合計管理額は約839,000円です。
オルタナバンクの分配金は20.42%(所得税20%+復興特別所得税0.42%)が源泉徴収された金額が口座に入金されます(貸付型SLの一般的な仕組み)。なお確定申告を行うことで、所得状況によっては税の一部還付を受けられる場合があります。
4. 5月の分配実績と遅延状況

私から、5月分の分配実績と遅延状況を整理します。税引後(ネット)・受渡日ベースの参考値です。グロスの税引前は各事業者の取引明細をご確認ください。
5月分配金実績(税引後・概算)
| 事業者 | 5月分配金(税引後) | 税引前(グロス) | 備考 |
|---|---|---|---|
| Bankers | 282円 | 353円 | Helicap9号207円・インドネシアデジタル42円・フィンテック33円 |
| AGクラウドファンディング | 0円 | — | 初回分配は2026/6/10(¥6,458予定) |
| Funds | 70円 | 約88円 | K Cashファンド#4 |
| CREAL | 0円 | — | 分配スケジュールにより。次回2026年7月予定 |
| オルタナバンク | 1,269円 | 約1,596円 | 20.42%源泉徴収済みの受取額。 うち元本返還160,000円は別計上※ |
| CrowdBank | 756円 | 948円 | 3ファンド合算(5/12受渡) |
| 合計 | 2,377円 | 約2,985円 | — |
※ オルタナバンクは5月に1ファンドの全額償還(元本160,000円回収)があり、元本返還分は上記から除いています。
遅延・損失の状況
Bankers:現行ポートフォリオの遅延ゼロ
現行ポートフォリオのPR_ファンド16本はすべてステータス「正常」。旧世代のBKS案件6本(BKS_0199〜BKS_0339)は2024〜2025年に全額償還済みです。
2025年以前の遅延・確定損失の記録はバンカーズ全ポートフォリオレポート(2026年5月)で詳細公開済みです。

他事業者(AG・Funds・CREAL・オルタナバンク・CrowdBank)でも現時点で遅延情報は確認されていません。
5. 運用方針の変化と来月の展望

ホー、kanato理事長!今月は「把握できていたと思っていたら、まだ動いていた」という発見がありましたな。SLはポートフォリオの中でまだ構成比2.35%(対総資産)でしてな、目標10%まで大きな開きがある。
ただ、このカテゴリーで慌てて積み増すのは賢明ではありませんぞ。各事業者の案件内容・遅延リスク・損失可能性を確かめながら、少しずつ比率を引き上げるのが正しい扱い方でしてな。今回の「実態を確認して記録を修正した」という作業そのものが、リスク管理の一部でもありますぞ。
来月以降の方針:
- Bankersは引き続き部分的な出金・縮小を続けながら、優良案件への再投資は維持
- AGクラウドファンディングとFundsへの分散を継続。案件内容の確認を続ける
- CREALは現状維持(次回分配は7月)
- Fundsは適宜追加投資予定。
- CrowdBankは自然縮小(満期回収のみ・新規追加なし)
- オルタナバンクは縮小方向で検討中。少なくとも現時点で追加入金の予定はなし。優良案件への再投資は実施。
- SL全体の構成比2.35%(目標10%)は、他資産の積み増しと並行して中長期的に拡大する方針
おわりに
5月のSLポートフォリオは、静かな変化と「見直し」が重なった月でした。いつの間にか償還されていて、資金がしばらく遊んでいたり、一部が資産の計上から抜けていたり――自分のポートフォリオをちゃんと把握することの大切さを改めて感じた1か月です。
SLは利回りが高い分、遅延や損失リスクと正直に向き合う必要があります。このレポートでは分配実績や遅延状況もできる限りオープンにしていますので、参考にしていただければ幸いです。
それでは、良い資産構築ライフを!


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