はじめに
こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。
2026年も気づけば3分の1が終わりました。
1月のスタートダッシュ、2月末のイラン軍事衝突と相場急変、そして4月27日に実現した日経平均の終値6万円台到達——振り返れば、1〜4月はことのほか「動いた」4ヶ月でした。
月次資産レポートではその月その月の出来事と数字を追ってきましたが、この記事では少し引いた目線で、4ヶ月間のポートフォリオ変化・行動ログ・市場環境を横断的に整理します。月次では見えにくい「時系列の積み上げ」と「アセットクラス間の相殺構造」を俯瞰するのが目的です。
数値は4月26日時点の集計をベースにしています。月末日時点ではありませんが、4ヶ月の変化を把握する参考としてご覧ください。

1. 2026年 1〜4月のマーケット概観
日本株と円安——6万円と160円台が同時に来た
4月27日、日経平均株価が終値ベースで史上初めて6万円台に到達しました(60,537円36銭)。4月23日に場中として初めて6万円を超えてから4日後のことです。2025年10月27日に終値で初めて5万円台に乗せてから半年で1万円上昇したことになり、日経平均史上最速の大台替わりとされています。ただし翌28日は日銀の早期利上げ観測が浮上して反落し、高値圏での攻防が続いています。
一方、為替は円安が進みました。年初の1ドル=156.67円から始まり、2月末の米国・イスラエルとイランの軍事衝突を機に有事のドル買いが加速。4月末には一時1ドル160.72円まで円安が進み、2024年7月以来約1年9カ月ぶりの円安水準となっていました。外貨建て資産の評価額を押し上げる一方、輸入コストやエネルギー価格の上昇圧力にもつながっています。

ホー、kanato理事長!そのまま大型連休に突入でさらに円安が進むかと思われましたが、4月30日夜には財務省による為替介入がありましたな。その結果、1ドル155.50円前後まで円高に押し戻されておりますぞ。為替介入の効果自体は、短期的かもしれませんが、現時点では有効な措置だったようですな。
金・米国株・暗号資産の動き
金価格は年初から乱高下の展開でした。1月にニューヨーク金先物が史上初の5,000ドルを突破し、一時5,600ドル台まで上昇。国内店頭価格(田中貴金属)も1月下旬に一時3万円超えを記録しました。しかしその後、1月末〜2月初旬に急落(最大約19%の下落)。その後は中東情勢を背景に一定水準を維持しながらも、原油高によるインフレ懸念が金利の高止まり観測を強め、4月末の金先物は4,600ドル前後まで調整しています。
米国株(S&P500)は4月に月間+10%高と約5年5カ月ぶりの大幅月間上昇を記録。AI・半導体関連が相場をリードし、最高値圏を維持しました。暗号資産はビットコインが4月に76,000ドルを超える場面があった一方、ETHはBTC比で出遅れが続いています。

補足いたします。2026年1〜4月の主要指標をまとめると、日経平均は年初比+15%超(51,010円→60,537円台)、ドル円は+2.4円(156.67円→159.38円、4月26日時点)とじわり円安進行。S&P500は4月月間+10%。金(ドル建て先物)は5,600ドル台の高値後に4,600ドル台へ調整。ETH(当研究所保有銘柄)は4月16日時点で約2,320ドル付近での推移でした。いずれも参考価格であり、実売収益を示すものではありません、事実として。
2. アセット別:4ヶ月の変化を数字で見る
株式が引っ張り、暗号資産が押し戻した
4月26日時点のデータで、2025年12月末からの4ヶ月間の変化を管理内アセットクラス別に整理しました。
| クラス | 年初(12月末) | 4月26日現在 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 株式リスク資産 | 49,291,844円 | 55,203,208円 | +5,911,364円 |
| 高ボラティリティ | 37,838,750円 | 33,684,955円 | ▲4,153,795円 |
| 実物・価値保存 | 10,971,128円 | 11,638,138円 | +667,010円 |
| 不動産リスク資産 | 1,068,770円 | 1,434,003円 | +365,233円 |
| 債券リスク資産 | 3,735,932円 | 3,767,755円 | +31,823円 |
| インカム型オルタナ | 3,207,377円 | 3,003,080円 | ▲204,297円 |
| 安全資産 | 21,137,573円 | 20,335,172円 | ▲802,401円 |
| 管理内 合計 | 127,251,376円 | 129,066,311円 | +1,814,935円 |
株式リスク資産(投資信託・日米株)が約591万円増加した一方、高ボラティリティ(主に暗号資産)が約415万円の減少。両者がほぼ相殺し合った4ヶ月でした。年初の1月初旬に評価額が高い水準にあった暗号資産が年間を通じて一段下落したことが、管理内純資産の年初来増減を圧縮した主因です。
実物・価値保存(貴金属)は月3万円の積立継続で着実に積み上がっています。不動産リスク資産(REIT)は円安・金利上昇局面の逆風下でも底堅く推移しました。
参考込みで「+61万円」——ドル換算では▲12,168ドル
純資産の年初来変化(参考込み)は以下のとおりです。
純資産(管理内):124,895,906円 → 125,116,888円(+220,982円 / +0.18%)
純資産(参考込み):152,430,116円 → 153,042,929円(+612,813円 / +0.40%)
一方、ドル換算の純資産は797,190ドル → 785,022ドル(▲12,168ドル / ▲1.53%)でした。
円建てでは+0.40%でもドルで見ると約▲1.5%——円安の進行が円建て評価額を押し上げている状況です。外貨建て資産を持つ意義の裏側にある「為替バイアス」の一例として、記録しておきます。なお年初来の推移は一本道ではなく、最大下落局面(3月8日頃)では参考込みで▲4,622,437円に達した後、4月に大きく回復してプラス転換しています。

補足いたします。「+61万円 / +0.40%」という年初来数値には、収益の2つの側面が混在しています。ひとつは各資産クラスの価格変動による損益。もうひとつは、円安進行による外貨建て資産の円換算評価額の押し上げです。ドル換算での▲1.53%という数値は、円安効果を除いた「実質的な資産成長」に近い数字として参考になります。両方の視点で資産を把握することが、分散投資の実態を正確に読み解く上で重要です、事実として。
3. 1〜4月の行動ログ
投資面:仕込みと仕組みの4ヶ月
4ヶ月間の主要な投資行動を時系列で整理します。
1〜2月は積立の継続と相場観察が中心でした。特に2月末のイラン軍事衝突後は、ホルムズ海峡封鎖による原油急騰と相場急変を静観しながら、次の動きを探る時期となりました。
3月は三菱UFJeスマート証券への積立切り替えを完了(3月25日)。AGクラウドファンディング#165が不成立となり、返還資金の活用先を検討する局面でした。
4月は動きが集中しました。米国株では配当重視でPG(プロクター&ギャンブル)・KO(コカ・コーラ)・BMY(ブリストル・マイヤーズスクイブ)・ITUB(イタウ・ウニバンコ)の4銘柄を購入。日本株では三菱HCキャピタル(8593)を12株追加して100株単元を達成、三井住友フィナンシャルグループ(8316)も指値で成立しました。いずれも配当狙いの長期保有前提です。購入時の為替は約160円前後の円安環境でしたが、配当を受け取り続けることを優先した判断です。
AGクラウドファンディング#171(江東区・年率10%・12カ月・四半期分配)へ100,000円を投資(#165の返還資金を充当)。WhiskyInvestDirect(WID)ではBorders 2023 Q1 Refill bourbonを25LPAで£126.89にて取得(4月16日)。EA自動売買も4月14日に3口座で再起動しています。
仕組み改善:決済ルートが完成した
投資行動と並行して、今年の大きなテーマだったキャッシュレス決済ルートの最適化が4月をもって一段落しました。セブンイレブン・ローソン・ファミマ・スーパー・ドラッグストア・ガソリンスタンドなど主要シーンの「最強ルート」が確定し、GW中の記事公開でその全容をまとめています。

Binance Japan Card(BJC)を核とした決済設計により、カード利用に応じたBNBキャッシュバックも着実に積み上がっています(4月9日受取:+0.05368198 BNB)。Zaifのステーキングによるインカム(ETH・XYM)も毎月続いており、「仕組みが静かに動き続けている」状態が整いつつあります。

ホー、kanato理事長!行動ログを眺めると、実に多くの「手を打った」ことがわかりますな。株を仕込み、クラファンを入れ替え、ウィスキー原酒を加え、FXのEAを再起動し、そして決済の仕組みを仕上げた。一つひとつは小さくとも、記録に残すことで「自分が何をしてきたか」が見えるようになる。それがやがて、次の行動の土台になるのですぞ!
4. 5〜12月の展望と方針
相場:注視するポイント
中東情勢(イランとの停戦交渉の行方・ホルムズ海峡の再開状況)は、原油価格とインフレ動向に直結します。停戦が安定化すれば原油安→インフレ懸念後退→利下げ観測再浮上という流れも想定されますが、現状は不透明感が続いており、急変に備えた目線は持ち続けます。
日本銀行は4月の会合で利上げを見送りつつも、早ければ6月にも政策正常化の再開を示唆しています。利上げが進むと円高・外貨建て資産への影響が出るため、為替動向は引き続き注視対象です。FRBは利下げ観測が大幅に後退しており、原油高・インフレが長引くなら高金利の長期化も視野に入ります。
自分の方針:変えないことと確認すること
基本方針は変わりません。インデックス積立(eMAXIS Slim系)・貴金属の月3万円積立・AGクラファンのファンド選択は、市場環境によらず粛々と継続します。
確認・注視中の事項は3点。WID Borders Refill bourbonのBulk Trade Bidでの初回値付け(First fill bourbonとの流動性比較)、EA自動売買の1カ月実績確認(5月9日公開予定)、そして高ボラティリティ比率の自然収束(目標15%に対し現在26.1%)です。積極的な追加投資の判断は、中東情勢と相場の方向感が見えてからにするつもりです。
おわりに
2026年の最初の4ヶ月を振り返れば、「山あり谷あり」のひとことに尽きます。日経平均は史上初の終値6万円台、円安は160円台、金は一時3万円に触れ、暗号資産は上下しながら一段下落……それでも4ヶ月の結果として、ポートフォリオはほぼフラット〜わずかなプラスという着地になりました。
4月の月次レポートも合わせてご覧いただければ幸いです。


ホー、kanato理事長!「ほぼフラット」という結果は、地味に見えて実は快挙ですぞ。中東情勢という大きな嵐が吹き荒れた4ヶ月で、ポートフォリオが傷を最小限に抑えながら凌いだのですから。分散とは守りであり、「嵐を吸収する力」そのものですぞ!

一点、指摘させてください。「ほぼフラット」の実態は、ドル換算で▲12,168ドル(▲1.53%)です。円建てのプラス転換には、円安進行による評価額の押し上げ効果が含まれています。「嵐を凌いだ」は正しい表現ですが、「円安に助けられながら凌いだ」というのが、より正確なところです、事実として。

ホー、監査官に鋭く補正されましたな!ではこう言い直しましょう——「円安という追い風を受けながら、嵐の4ヶ月を凌いだ」が正確なところですな。それでも、逃げず、売らず、淡々と積み上げ続けた事実の価値は変わりませんぞ!
それでは、良い資産構築ライフを!


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