こんばんは、kanatoです。
リオ・オリンピックがすごく盛り上がってますね。体操は内村選手が2連覇だし、卓球男子も水原選手が日本初メダルとのこと。
私もテレビで見てましたが、やはりすごいものがありますね。
あと、個人的には女子バドミントン・ダブルスは金メダルを期待してます。
はじめに
さて、昨日ご紹介したウィスキー投資ですが、実際に投資するとしてどのような銘柄を買えばいいのでしょうか・・・。
私は飲む方が専門なので、正直なところブレンド前のウィスキー原酒についてはほとんどわかりません。
そこでWhiskyInvestDirectさんのHPを巡っていたところ、「Which whisky is the best to buy?」というヘルプがあったので、自身の勉強の意味も含めて、ご紹介したいと思います。
購入するウィスキーとしてどれがベストか?
まず、以下、WhiskeyInvestDirectさんから原文をそのまま引用させていただきました。
Which whisky is the best to buy?
In value terms it’s difficult to differentiate between the available whiskies. Some distilleries are better known than others and they may trade at a premium. But this is not necessarily a good indicator of ultimate financial returns, and as with stocks and shares it is never obvious which will be the winners. Again, just as most investors select a variety of stocks and shares, most of our users choose a sensible and conservative variety of whiskies.
The following are some issues you should bear in mind:
- Single malt whisky is generally considered more valuable than single grain whisky.
- Whisky appreciates in the barrel. So older whisky is generally considered more valuable than younger whisky.
- Different barrels mature whiskies with different results. Sherry and port barrels are harder to source and impart particular flavours, so whisky matured in these barrels are generally considered more valuable than whisky matured in more standard bourbon barrels.
- First fill barrels usually mature better than refill barrels, so they are usually considered more valuable.
- In percentage terms, because storage is charged according to physical volume, the carrying cost of cheaper whiskies is higher in percentage terms than the carrying cost of more expensive ones.
- The historical data suggest that after allowing for storage costs and evaporation the financial returns in the decade from 2006 to 2015 on typical blending single grain whisky was slightly superior to the return on typical blending single malt.
- Over the last decade (to 2015) sales of single malt have grown faster than sales of blended Scotch whisky.
次に、ここから重要だと思うところを抜き出してみました。
- シングルモルトウィスキーは一般的にシングルグレーンウィスキーより価値があると考えられています。
- 古いウィスキーは一般的に若いウィスキーより価値があると考えられています。
- シェリー樽やポート樽で熟成されたウィスキーは一般的に通常のバーボン樽のものより価値があると考えられています。
- ファーストフィルの樽は一般的にリフィル樽より価値があると考えられています。
- 保管料は物理的な量に依存するので、安価なウィスキーの方が高価なウイスキーに比べて保管料率(パーセンテージ)が高くなります。
- 保管料や蒸発を考慮した際、2006年から2015年までの典型的なブレンディング用のグレーンウィスキーの金融リターンはモルトウィスキーのリターンより少しだけ良い。
- 2015年までの過去10年間、シングルモルトの売上高はブレンデッドのスコッチウィスキーの販売よりも速く成長しています。
こんなところでしょうか。(訳が間違っている部分があるかもしれませんが、ご容赦ください。)
結局はどれを買う?
上記を踏まえて、ここからは私の解釈です。
シングルモルトウィスキー、シェリー樽やポート樽、ファーストフィルのものを購入する。
上記の1、3、4をまとめてみました。
より価値があると考えられるものに対して投資をするのが良いのかなと思います。
特にこれらの要素は投資家の我々からは直接のコントロールができないので、あるものから選択するしかありません。
ウィスキーの古さはできるだけ分散させる。
上記の2によると価値が高いのは古いウィスキーですが、それは現在の価値であって投資リターンにはあまり大きくは結びついてこない、
「価値が高い≠投資リターンが高い」
だと考えています。結局は「値上がり幅」が重要なんだと思います。
例として、新古のウィスキーに投資をして、そのウィスキーが市場に出回るときに売却する場合を考えてみました。
若いウィスキーを安い時期に購入して長期保有しておくと、数~10年後にはこれまでのリターンと同様の平均年利8%が期待できるかもしれませんが、長期保有によるリスク(何があるかわからない)があります。特に今後は市場を開放することで、これまでとは違った値動きをすることも考えられます。
逆に、古いウィスキーをそれなりの価格で購入したとして、市場に出るようになるまでは平均年利8%が得られるかもしれませんが、保有期間が短くなり、トータルの利益は少なくなります。そして、長期保有リスクは低くなります。ただ、全体的な下落基調の期間とかぶってしまうと、期待されるリターンが得られることのないまま、最終的に売却せざるを得なくなります。
ということで、ウイスキーの新古に対しては一長一短があると思いますので、できるだけ分散投資をしておきたいと思います。
なお、熟成期間別の騰落幅のようなデータがあると、それをもとに指定の期間を狙っていってもよいのかもしれませんが・・・。
グレーンウィスキーも一部加える。
一番上と相反しそうですが、2006年から2015年の実績がグレーンウィスキーの方がリターンが高いということは見逃せません。
ですので、10~30%くらいはグレーンウィスキーに投資しておいてもよさそうです。
また、シングルモルトの売上高はブレンデッドのスコッチウィスキーの販売よりも速く成長しているということなので、今後は需給関係が変化する可能性もあります。そのリスクヘッジとしてグレーンウィスキーに投資するのはありだと思います。
さいごに
今回は「どんな銘柄に投資するべきか?」を考えてみました。
まだまだ情報が少ないですが、少しずつ投資を実践しながら、投資方法を検討していければよいと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。