【2026年版】暗号資産が貯まるクレカ比較——還元率と換算レートで選ぶ6枚

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はじめに

こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。

2026年に入り、「暗号資産が貯まるクレジットカード」という選択肢が急速に広がっています。わたし自身も2026年1月からBinance Japan Cardを使い始め、4月には0.05368198BNBのキャッシュバックを受け取りました。

ただ、各カードが謳う「〇〇%還元」という数字は、換算レートの仕組みを理解しないと実態を見誤ります。表示還元率だけを比べると、実際に受け取れる暗号資産の価値に大きな差が生じるケースがあります。今回は国内で選べる主要な暗号資産還元型クレカを6枚ピックアップし、表示還元率と実質の間に何があるのかを数字ベースで整理します。

1. 2026年、国内で選べる暗号資産還元クレカ6枚

まず選択肢の全体像を把握します。現時点で国内で申し込み可能な主要な暗号資産還元型クレカは以下の6枚です。なお、各カードのスペックは変更となる場合があります。申し込み前に必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。

カード表示還元率還元通貨換算レート区分年会費
Binance Japan Card1.6%BNB取引所価格初年度無料・翌年1,650円(年10万円利用で無料)
Zaifカード0.8%(Zaif内1.2%)BTC取引所価格初年度無料・翌年1,650円(年10万円利用で無料)
bitFlyerクレカ0.5%(プラチナ1.0%)BTC販売所価格スタンダード:永年無料/プラチナ:22,000円
EPOS CRYPTOカード for bitbank0.5%暗号資産(BTC等)販売所価格永年無料
HashPortカード0.3%JPYC(ステーブルコイン)固定(1JPYC≒1円)無料(発行費2,500円)
SBI VISAクリプトカード(スタンダード/ゴールド)0.5% / 1.0%BTC・ETH・XRPから選択販売所価格(明記)初年度無料・翌年1,650円(スタンダード)/ 6,600円(ゴールド)

Binance Japan CardはライフカードとBinance Japanの提携カードで、国際ブランドはJCB。2026年1月13日から申し込み受付が開始されました。ZaifカードもライフカードとZaifの提携カードでJCBブランド。還元通貨はBTCで、2026年2月に一般加盟店0.8%・Zaif内1.2%へ還元率が引き上げられています。bitFlyerクレカはMastercardブランドで発行元はアプラス。スタンダードは永年無料という点が使いやすさの一つです。EPOS CRYPTOカード for bitbankはエポスカードとbitbankの提携カードで、Visaブランド・永年無料。利用額の支払いをbitbank口座または銀行口座から選べる仕組みが特徴です。HashPortカードはVisaブランドで、還元されるJPYCが日本円と1:1で連動するステーブルコインのため、価格変動リスクがない点が他のカードとの大きな違いです。SBI VISAクリプトカードはSBI VCトレード・アプラス・Visaの3社連携で2026年5月1日に発行が開始されたばかりの新カードです。BTC・ETH・XRPの3種類から貯めたい通貨を申込時に選べる柔軟さが特徴で、SBI証券のクレカ積立にも対応しており積立額に応じて暗号資産が貯まる仕組みも備えています。

2. 「表示還元率」だけを見ると損をする——換算レートの仕組み

暗号資産還元カードを選ぶとき、還元率と同じくらい重要なのが「換算レート区分」です。どのレートで暗号資産が算出されるかによって、実際に受け取れる量は大きく変わります。

まず2種類のレートを整理します。「取引所価格」は、ビットコインなど各銘柄が板取引で形成される市場の実勢レートです。売り手と買い手が直接マッチングする価格であるため、ユーザーにとって透明性が高いと言えます。一方「販売所価格」は、取引所価格にスプレッド(手数料相当)が上乗せされた価格です。交換業者が利益を確保するための上乗せ分で、銘柄・業者・タイミングによって差は異なりますが、3〜6%程度の開きが生じることがあります。

具体的に試算してみます。0.5%還元カードで販売所スプレッドが5%とすると、受け取る暗号資産の実勢価値は 0.5% × (1 – 0.05) ≒ 0.475%相当です。還元率が低いカードほど、スプレッドによる目減りが相対的に大きくなります。逆に取引所価格採用のカードは、表示還元率がそのまま実勢ベースの還元量に近い形で反映されます。

アルセド監査官
アルセド監査官

補足いたします。換算レートについて各カードの確認状況を整理します。Binance Japan Cardは公式プレスリリースに「Binanceの取引所での取引価格が適用されます」と明記されており、取引所価格の採用が確認できます。Zaifカードも取引所価格の採用が報告されています。bitFlyerクレカは「交換日当日のbitFlyerが提示する販売所価格が基準となる」ことが確認されています。EPOS CRYPTOカード・SBI VISAクリプトカードも販売所価格の採用が確認済みです。取引所価格を明示しているのは現時点でBinance Japan CardとZaifカードの2枚、残る3枚は販売所価格です。換算レートの詳細は、各社の公式FAQ・規約を一次ソースとして申込前にご確認いただくことを推奨します、事実として。

HashPortカードの還元通貨であるJPYCは、日本円と1:1で連動するステーブルコインです。価格変動リスクを持たないため、受け取った還元の価値が目減りしない安心感があります。ただし還元率は0.3%にとどまり、暗号資産の値上がりによる上振れも期待できない構造であることも押さえておく必要があります。

3. Binance Japan Cardのキャッシュバック実績から見えたこと

実際にBJCを使ってみての記録です。2026年4月9日に0.05368198BNBのキャッシュバックを受け取りました。固定ポイントとは異なり、受け取った時点のBNBの市場価格次第で円換算の手取り額は変わります。

付与の仕組みは「毎月1日〜末日の利用額を翌月5日までに集計し、翌月末までにBinance JapanアカウントへBNBを付与」という流れです。たとえば1月利用分は2月末までに付与されます。このタイムラグの間にBNBの価格が変動することは避けられません。取引所価格での換算という透明性はありますが、換算が確定するのは付与されるタイミングです。

なお対象外となる利用がある点も確認しておきます。年会費・キャッシング・リボ払いや分割払いの手数料・ETC利用分は1.6%還元の対象外です。月間の実際の還元対象利用額を把握した上で運用することが重要です。

アルセド監査官
アルセド監査官

一点、指摘させてください。「1.6%還元」とは付与されるBNBの数量が利用額の1.6%相当になるということであり、円換算での確定額ではありません。付与タイミングのBNBレートによって円換算額は変動します。取引所価格の採用は換算の透明性を意味しますが、受け取ったBNBの価値は市場価格に連動して変動します。これはBJCに限らず、暗号資産で還元されるすべてのカードに共通する構造です、事実として。

4. ポイント→暗号資産という間接ルートも存在する(参考)

暗号資産還元型クレカ以外に、汎用の高還元カードで貯めたポイントを暗号資産に交換する「間接ルート」も参考として紹介します。あくまでも選択肢の幅として把握しておく情報です。

リクルートカード(年会費無料・還元率1.2%)で貯まったリクルートポイントはPontaポイントへ1対1で交換でき、HashPortウォレット経由でガス代無料で暗号資産にスワップ可能とされています。楽天カード(還元率1.0%)は貯まった楽天ポイントで暗号資産を購入できます(販売所価格適用)。暗号資産還元型クレカを新たに契約せずとも、すでに持っているカードで暗号資産を積み上げる手段が存在します。詳細は各サービスの公式情報をご確認ください。

おわりに

暗号資産還元型クレカを選ぶ際は、「表示還元率」と「換算レート区分(取引所価格か販売所価格か)」の2点をセットで確認することが重要です。表示還元率だけを見て選ぶと、実際に受け取れる価値が想定を下回るケースがあります。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長!ポイントと違い、暗号資産で還元されるカードは「貯めた後も価値が動く」という性質がありますな。それはリスクでもあり、醍醐味でもある。仕組みを理解した上で使い続けることが、資産形成への第一歩ですぞ!

次回以降に私の暗号資産の保有状況や運用方針、そして、これから暗号資産投資を始めたい方向けの暗号資産の基礎知識等についてもお届けする予定です。

それでは、良い資産構築ライフを!

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