投資信託 失敗の教訓(福田 猛 著)

こんばんは、kanatoです。

今回も通勤中に読了した書籍のご紹介をしたいと思います。

投資信託 失敗の教訓――成功の秘訣は「相場を予測しない」

今回は福田猛さんの「投資信託 失敗の教訓」を読みました。

やはりメインは積立投資をしていきましょうという内容なのですが、きちんと理論立てて説明が展開されています。

まずは「なぜ投資信託で損をするのか?」といった疑問に対して、一括投資をすることを理由に挙げられています。特に銀行員が進めてくるようなテーマ型や新商品などは進めてくる時点で、すでにある程度成熟してしまっているので、あとは横スライドか下がっていくだけということですね。また、日本人には毎月分配型が人気ですが、それも運用効率が悪くなるし、タコ足ファンドなんてこともありそうです。

それに対して、積立投資は上がってよし、下がってよしの投資手法です。投資の大原則は「価格×量」ですし、量を最大化する方法として積立投資を提案しています。相場が予測できないのなら結局ドルコスト平均法が最強ということですね。

加えて積立をする際にもゴールベースアプローチや投資アドバイザーの存在を知ることが重要と述べられています。まず、積立をするにも自分が何をどうしたいのか(例えば、老後資金をいくらためたいのか?独立する資金で1000万円を10年後までにためたい、などなど)、ゴールを設定すること。そして、そのために投資アドバイザーに相談することが大事だと。投資アドバイザーは自分だけで投資をしているとすぐにやめたくなる人が多いようですが、投資アドバイザーはそのストッパーになってくれてゴールを達成するための手助けをしてくれるといいます。欧米では結構一般的で、重要な3人のお友達として、医師、弁護士、投資アドバイザーが挙げられるほどだそうです。

最後に

私個人としてはやはりゴールベースアプローチは改めて考えさせられました。私自身はほとんど趣味のような感じで節操無くいろいろなものに手を出していますが、きちんと目標を設定して、コツコツ積み立てていたら、もしかすると・・・。

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