こんにちは、kanatoです。
今回は通勤電車内で読んだ投資本をご紹介したいと思います。「しっかり1億円貯める月1万円投資術―――サラリーマンこそできるハイブリッド投資法」です。
ウェルス・パートナーというコンサルティング会社を経営する筆者が実践してきた投資法(なのかな?)を紹介しています。
やはり、特徴は金融資産と不動産のハイブリッド投資という部分です。サラリーマンこそハイブリッド投資ということで、私個人としては共感できる部分とできない部分がありましたが、それでも新たな気づきを与えてくれる一冊でした。
共感できる部分
共感できる部分としては、年代や人生のステージで金融資産の比率は変えていかないといけないというところです。これについては、リスク資産ばかり持っている私が言うのもあれなのですが、理にかなっているというか、そうあるべきだと思います。
若い頃は株式100%で利益を狙いに行くフェーズですが、定年退職後は債権100%で安定した利息をもらうといった至極まっとうなことを説いています。まあ、退職後に資産をなくすとか不幸すぎますよね。
共感できなかった部分
共感できなかった部分ですが、やはり不動産を持つということ。しかもワンルーム区分マンションから始めましょうといっているところに若干微妙な感じがしました。不動産がインカムゲインに効果的なのはわかりますし、サラリーマン属性が融資を引きやすいというのもわかります。
しかし、それだけで1000万円とかの借金を背負ってしまっていいのでしょうか。不動産投資はハマれば大きいですし、それ自体を否定するものではありませんが、空室リスクなど最悪のケースだと借金だけが残ると言ったことも考えられるような気がしました。そのあたり、もう少し解説してほしかったかもしれません。
その他
その他、独立系の資産コンサルティングの利用を進めていたり、そもそも資産を書き出してみるとか、相続の話など、普通のサラリーマンがあまりやっていないようなことが随所に書かれていて、良い気付きをいただきました。「資産配分を最適化するための鉄則8箇条」とかは結構読んでおいたほうが良い方いらっしゃるんじゃないかなと思います。
最後に
ということで、今回は「しっかり1億円貯める月1万円投資術―――サラリーマンこそできるハイブリッド投資法」をご紹介しました。著者の世古口さんは1982年生まれということでまだ40歳とお若いですが、ここまで投資哲学というか方針を確立していて、立派な方だなぁと思ってしまいます。私ももう少し気合い入れてやらないといけませんね・・・。
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