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【米国株定点観測】下落相場で唯一プラス|2026年6月の受取配当と評価額

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はじめに

こんにちは、kanatoです。毎月恒例の「米国株定点観測」、今回は2026年6月の状況をお届けします。

6月は、正直に言えば少し我慢の月でした。暗号資産をはじめ、資産全体では大きく値を下げた月です。ところが、そんな下落相場の中で、米国株だけはしっかりプラスを守ってくれました。しかも今月は、配当の受取額が年内でも有数の大型月。そして、5月まで主役だった銘柄が一歩下がり、別の銘柄がその穴を埋めるという「主役交代」も起きています。

この記事では、6月末時点のポートフォリオ評価額、配当の受取実績、そして前回挙げた「次回検討リスト」のその後を、データをもとに淡々と振り返っていきます。それでは見ていきましょう。

1. 2026年6月のポートフォリオ現況

まずは全体像から。2026年6月27日時点の米国株ポートフォリオは、概算評価額で約1,316万円となりました。

項目数値(2026/6/27時点)
米国株PF 概算評価額(現金含む)約 13,162,812円
前月比(5/30比)+361,766円(+2.83%)
 うちドル建て$80,489.47 → $81,468.17(+1.22%)
投資来損益(概算・グロス)+8,146,079円(+162.4%)
為替レート(USD/JPY)161.57円(5/30比 円安+1.6%)
フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長! 今月は下落相場の中で、この米国株だけがしっかりプラスを守りましたな。ただ、喜ぶ前に一つ確かめたいことがありましてな。円建ての+2.83%のうち、半分ほどは円安が運んできた分なのですぞ。ドルの物差しで見れば+1.22%。株価そのものの伸びと、為替が水増しした分は、いつも切り分けて眺めたいところですな。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から補足いたします。表の「概算評価額」はあくまで参考値であり、実際に売却して手元に残る金額とは一致しません。投資来+162.4%という損益も、手数料と税を差し引く前のグロスの数字です。含み益は、確定した利益ではありません──これは事実として、常に土台に置いておくべきです。

保有銘柄で、今月とくに動いたものを見てみます(評価額の増減・概算)。

銘柄5/30→6/27(概算評価額)増減
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)1,110,931円→1,275,508円+164,577円
MO(アルトリア)1,294,723円→1,394,904円+100,181円
MMM(スリーエム)1,071,567円→1,165,961円+94,394円
KO(コカ・コーラ)1,193,747円→1,268,301円+74,554円
AWR(アメリカン・ステイツ・ウォーター)737,342円→800,451円+63,109円
IBM(アイビーエム)1,941,847円→1,799,378円−142,469円
XOM(エクソン・モービル)2,032,990円→1,941,348円−91,642円

※ このほかVZ・MCD・PG・ABBVなどを含む高配当銘柄を保有。今月からABBV・AWRを一覧のベースラインに追加しています。

2. 6月の配当受取実績――年内でも有数の大型月

ここが今月いちばんお伝えしたいところです。2026年6月に受け取った配当金は、税引後で合計217.92ドル(受取時のレートで約35,000円相当)。3月・5月と並ぶ、年内でも有数の大型月になりました。

銘柄税引後受取額(USD)円換算の目安
XOM(エクソン・モービル)$65.02約10,500円
IBM(アイビーエム)$49.71約8,000円
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)$29.81約4,800円
MCD(マクドナルド)$26.69約4,300円
MMM(スリーエム)$24.62約4,000円
AWR(アメリカン・ステイツ・ウォーター)$21.70約3,500円
(楽天経由・少額分)$0.37約60円
合計$217.92約35,000円

今月の配当には、いつもと違う点がひとつあります。受け取ったドルを、あえて円に替えずにドルのまま口座に残していることです。

フクロウ博士
フクロウ博士

6月は、3月と並ぶ配当の当たり月でしてな。エクソン、IBM、3M、マクドナルド、そしてジョンソン・エンド・ジョンソン──四半期の節目に支払う顔ぶれが、一斉に振り込んでくるのですな。米国の連続増配銘柄は、支払い月が3月・6月・9月・12月の組と、その合間の組とに分かれておりましてな。今月は前者が重なった、というわけですぞ。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から、数字の前提を一点。この217.92ドルは、すべて税引後です。米国株の配当には、現地で10%、さらに国内で20.315%が課されます。たとえばエクソンは税引前で約90.6ドルでしたが、二段階の課税を経て手元に残るのは約65ドル。「支払われた額」と「受け取れる額」は、別のものとして読む必要があります。

3. 前回「次回検討リスト」の答え合わせ

このシリーズでは、前回の記事で挙げた検討銘柄が「その後どうなったか」を毎回ふり返ることにしています。

Realty Income(O)と、6月の一手

前回(2026年5月)の記事では、月次配当で知られるRealty Income(ティッカー:O)を含めて、6月に1〜2銘柄の新規組み入れを検討している、とお伝えしていました。

結論からいうと、6月は新規の買い付けを見送りました。理由は二つあります。ひとつは、Realty Income(O)が私のメイン口座(マネックス証券)で取引規制中=買い付けができない状態が続いていること。もうひとつは、方針として、いま慌てて新規銘柄を増やすより、受け取った配当のドルを温存し、すでに持っている「守りの層」を厚くすることを優先すると決めたためです。

具体的には、エネルギーのエクソン(XOM)、通信のベライゾン(VZ)、水道のアメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR)といった、景気に左右されにくい高配当銘柄。今月ドルのまま残した配当は、その買い増しの原資として寝かせている、というのが正直なところです。

アルセド監査官
アルセド監査官

念のため申し添えます。ここでお話ししているのは、あくまで理事長ご自身の運用記録であって、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。取引が規制されている銘柄もありますし、高い利回りは相応のリスクと表裏一体です。あくまで検討材料として受け取っていただければと思います。

なお、6月に手動での買い付けはありません。保有株数の小さな変動は、配当金の再投資によるもので、新規の判断による購入ではありません。

4. 今月の気づき

6月をふり返って、定点観測ならではの気づきが2つありました。

ひとつは、「主役交代」がそのまま分散の効き目だったことです。5月にいちばん働いたIBMは、6月には−14万円と息を切らしました。エクソンも−9万円。ところが、その穴をジョンソン・エンド・ジョンソン(+16万円)やアルトリア、3Mが埋めてくれました。一つが下がっても、別の一つが支える。高配当のディフェンシブ銘柄を何本も並べておく意味は、こういう月にこそ表れます。

もうひとつは、下落相場でも配当は淡々と入ってくることです。評価額が上下しても、保有を続けているかぎり、配当は静かに口座へ運ばれてきます。今月の約3.5万円は、その積み重ねの一点にすぎません。

フクロウ博士
フクロウ博士

派手な値上がり益に比べれば、配当は地味な主役ですな。ですが、相場が沈んだ月に、それでも現金を運んでくれるのは、この地味な層でしてな。一つが下がれば別が支え、値が動いても配当は入ってくる──あわてず、淡々と。それこそが資産構築の背骨ですぞ。

おわりに

2026年6月の米国株定点観測は、「下落相場の中の、静かな底力」を実感する月になりました。ポートフォリオの概算評価額は約1,316万円で前月比+2.83%。受取配当は税引後で217.92ドルと、年内でも有数の大型月。5月の主役IBMが一歩下がり、ジョンソン・エンド・ジョンソンがその穴を埋める「主役交代」も見られました。

受け取ったドルは、次の「守りの層」を厚くするための原資として温存しています。その一手が実際にどう動いたかは、また次回、数字とともにお伝えできればと思います。あわてず、淡々と、記録を積み上げていきます。

それでは、良い資産構築ライフを!

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