ポーランドズロチとユーロのサヤ取りについて

2019年12月12日

こんばんは、kanatoです。

最近、ポーランドズロチとユーロのサヤ取りトレードのことをよく聞くようになりました。

ので、トレンドに乗っかって、こちらでも取り上げてみようと思います。

サヤ取りトレードとは?

まず、サヤ取りトレードとは何なのか?というところですが、私自身、きちんと勉強したわけではないので、間違っていたら申し訳ないのですが、こんな感じで理解しています。

  • 似たような値動きをする2つの商品の動きを利用する手法
  • 2つの商品価格の差をサヤと言う。
  • サヤが拡がってきたら高い方を売り、低い方を買う。
  • サヤが狭まってきたら両方を決済する。
  • どんなにレートが動いても、狭まったサヤの分だけ利益になる。

っとこんな感じだと思います。よく株式トレードのサヤ取りは聞いたことがある気がします。例えば、同じ自動車業界のトヨタと日産でサヤ取りするとかでしょうか。同じ業界なので、大体同じ動きをするというのが大前提です。逆にその前提が崩れると普通にトレードしているのと変わりません。

ポーランドズロチとユーロの相関性について

そして、ポーランドズロチとユーロのサヤ取りです。

ちなみにポーランドは中央ヨーロッパに位置する共和制国家で、欧州連合 (EU)加盟国です。英国と同じく独自通貨を採用していて、それがポーランドズロチ(PLN)というわけです。加えて、正式な発音は「ズウォティ」で、1PLNは大体30円前後、政策金利は1.5%だそうです。

EU加盟国なので、通貨としては大体同じような動きをするんでしょうね。

事実、これまではおおよそ同じ動きをしているようです。

こちらがポーランドズロチ/円、

そして、こちらがユーロ/円です。

本当に同じ動きをしていますね。あるところではズロチは1/4ユーロなんて表現をされていました。

ポーランドズロチとユーロのサヤ取り

FXのサヤ取りなので、2パターンあるのかなと思います。今話題になっているスワップのサヤ取りとレートのサヤ取りです。

スワップサヤ取り

読んで字のごとく、スワップレートのサヤ取りです。

例えば、クロス円の通貨ペアでユーロを売って、ズロチを買うといった感じでしょうか。

FXプライムさんなんかはPLN/円の買いスワップが高く、1万通貨単位で15円/日くらいのようですので、4万通貨単位のズロチを購入して、1万通貨単位のユーロを売るとおおよその値動きをヘッジしながらスワップがもらえるといった感じです。

特にユーロ円の売りスワップなんてほとんど0でしょうから、ほぼほぼ丸っとズロチ4万通貨分のスワップ15円×4=60円/日が入ってくる計算になります。

これで証拠金は大体10000円強くらいでしょうか。どのくらいの乖離に耐えられるのかは・・・計算してください。

FXプライムbyGMO[ぱっと見テクニカル]

レートのサヤ取り

こちらはレート(価格差)のサヤ取りです。

買い方は同じですね。レートの乖離があった時にクロス円の通貨ペアでユーロを売って、ズロチを買う(または逆)といった感じでしょう。

ただ、先のスワップサヤ取りとは違って、レートの乖離と収縮が起これば起こるほど利益に結びつきます。サヤ取りといってもいろいろとありますね。

買い方は同じですが、どの程度が乖離でどうなると収縮したのか。きちんと基準を決めておく必要がありますね。いろいろと判断が必要ですのでこちらの方は少し玄人向けでしょうか。

サヤ取りのメリットとデメリット

サヤ取りのメリットですが

  • レートの動きが干渉されるため、ロスカットになりにくい。(同一口座で実施する場合です。)

逆にデメリットは

  • 証拠金が多くかかる。

くらいでしょうか。なんか他にもいろいろありそうですが・・・。

ただし、レートの動きは干渉されるといっても同一のものではないので乖離は出てきます。その点ご注意を・・・。

 

さいごに

ということで、今回は今話題になっているポーランドズロチとユーロのサヤ取りについて書いてみました。

先日トルコリラのキャリートレードが終わったかと思ったら、次々といろいろな投資方法が出てきますね。私も勉強になります。

皆さんもポーランドズロチを使った投資を実施してみてはいかがでしょうか?

まあ、私は海外口座でEUR/PLNを売りますけどね・・・

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