ウイスキー投資の出口戦略について

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はじめに

こんばんは、kanatoです。
最近はあまり時間がなくて、結局は毎週の更新だけになってしまっているのですが、そろそろウイスキー投資も安定的に回せるように検討しないといけないなぁと思っています。
以前のコロナが流行っていた時期はかなり暴騰していたので、保有にばかり意識が言っていましたが、昨年からの暴落や現在の相場の枯れ具合を見るとやはり、定期的に購入して、保有して、売却するといったサイクルが必要なのだと痛感しています。

現在のポートフォリオ

こちらが私の現在のポートフォリオです。
我ながら多いですね・・・。これをどうにかして一定のルールに従って回していきたいところです。
ちなみにBunnahabhainの一部とGlen Gariochは先日売り指値にかかってくれて、売れてくれました。

ウイスキーの分類

これらのウイスキーですが3種類くらいに分類してみました。Google Geminiに手伝ってもらいましたが・・・ですので、もしかすると嘘を言っているかもしれませんが、一つ一つ裏を取っている時間もないので、そのままです・・・。検証はおいおいですね。

長期保有・高リターン目標(シングルカスク化や長期熟成のプレミアム狙い)

BunnahabhainやCaol Ila、Benrinnes、Linkwoodなどははシングルモルトで楽しまれたりすることで、独立系ボトラーやコレクターから買いが張ることを見込んで、12~15年もしくはそれ以上の保有を目指します。
また、そのほかも長期熟成させることでプレミアムが出そうな銘柄も同様に熟成期間を長めに見て、売却を検討したいと思います。ですので、現在は値が下がっていても、現時点では放置。できれば、年利10%くらいの利益を見込みたいと思います。

蒸留所名熟成年数(2025年9月)熟成期間の目安割り当ての理由
Bunnahabhain3年〜4年12年~15年+アイラモルトとしての高い希少性と需要。ノンピートの酒質は長期熟成で真価を発揮します。
Caol Ila5年12年~15年アイラモルトの定番。10年以降でピートと熟成のバランスが取れると価値が急騰します。
Ledaig4年12年~15年+トバモリーのピーテッド原酒。熱狂的なファンが多く、長期熟成カスクへの需要が高いです。
Benrinnes5年〜8年15年~20年オフィシャルは少ないが、原酒品質が高く、ボトラーズ市場で非常に人気の高い「隠れた銘柄」。長期熟成で価値が爆発しやすいです。
Linkwood1年〜5年12年~15年フローラルで優雅なスペイサイド。長期熟成で繊細さが際立ち、高価格帯のシングルカスク需要があります。
Glen Garioch9年12年~15年既に9年熟成で、ファーストフィル樽のため風味豊か。12年で一度評価し、品質が良ければさらに熟成を目指します。
Tamdhu2年12年~15年シェリー樽熟成で有名ですが、バーボン樽原酒も品質が高く、長期熟成でカスクとしての価値が高まります。

中期・安定リターン目標(10年〜12年熟成の堅実な需要狙い)

これらのウイスキーは需要の多いブレンデッドのベースやキーモルトになっていて、それなりに需要が見込めるものです。例えば、有名なジョニーウォーカーにはダルユーイン(Dailuain)、ハイコスパのティーチャーズ(TEACHER’S)にはアードモア(Ardmore)が、J&Bにはグレンスペイ(Glen Spay)がキーモルトとして使われています。これらの銘柄は10年物をめどに売却を検討します。できれば、相場にもよりますが、最低でも年利5%、できれば10%で売れればよいと思います。

蒸留所名熟成年数(2025年9月)熟成期間の目安割り当ての理由
Glenlossie1年〜4年12年~15年ディンプルなどの重要キーモルト。オフィシャルが少ないため、12年以降の原酒不足が起こりやすく、安定した価格で売却が可能です。
Ardmore9年10年~12年安定した需要があるピーテッドモルト。10年熟成(2026年)で売却適齢期です。
Auchroisk1年〜8年10年~12年ディアジオ系カスクの安定需要層。10年熟成から順次売却を検討。
Blair Athol3年〜8年10年~12年ディアジオ系カスクの安定需要層。10年熟成はブレンデッドの主要な原料。
Dailuaine1年〜8年10年~12年ディアジオ系カスクの安定需要層。ジョニー・ウォーカーなどへの供給で堅実な市場。
Glen Spey8年10年~12年ディアジオ系カスクの安定需要層。10年熟成(2027年)で売却を検討。
Inchgower4年〜9年10年~12年ブレンデッド「ホワイトホース」の主要原酒。10年熟成で市場に出すのが最も確実。
Teaninich1年〜6年10年~12年主にブレンデッド用で、10年熟成で安定的なリターンを狙う。
Glen Moray3年〜5年10年~12年シングルモルトとしても人気だが、ブレンデッド用としての需要も厚く、中期で安定的なリターンが期待できる。

短期〜中期・安定リターン目標(流動性重視・新興銘柄)

新興蒸留所や市場実績がまだ少ない銘柄。
ということですが、正直なところ、現時点では理解が追い付いていない銘柄です。こちらは10年以内をめどに売却を進めようと思いますが、売却までにもう少し理解を深めていきたいと思います。
狙う利益率は5%以上という感じでしょうか。

蒸留所名熟成年数(2025年9月)熟成期間の目安割り当ての理由
Borders5年〜7年7年~10年新興蒸留所のため、10年熟成で一定の利益を確定させ、再投資を検討。
Kirkcowan, Kirkinner, Tombae, Strathenry1年〜8年7年~10年新興または情報が少ない蒸留所。長期保有のリスクを避け、中期で出口を確保。

そのほか

そのほかにも、ここまでに挙げられていない銘柄もありますが、それらも順次分類していこうと思います。
これらもできれば、目標利益は年利5~10%くらいですね。

売却方法

Whisky Invest Directさんでは最近指値の上限、下限が撤廃されているので、目標とする売却年と利益率を掛けた価格で売り指値を出しておこうと思います。一時期のバブルのように上昇して早めに決済されてくれれば御の字ですし・・・。
また、四半期ごとに見直して、調整をかけていきたいと思います。指値の設定は10月に入ってからかな・・・。
ただ、少し心配なことがあります。なんとあまりCashがないんですよね。保管料の支払いが毎月あるのですが、その分が来年には足りなくなってしまいます。そうなると捨て値で売却して資金を作る必要が出てきます。さすがにこのご時世に、日本円を外貨に両替して送金したくありませんし・・・。なかなか難しいところです。

WhiskyInvestDirect

今年度のウイスキー投資の推移

ちなみに最近は各アセット毎の損益を示していなかったのですが、今年のウイスキー投資はこんな感じになっています。数字だけを見るとここまで10%以上の上昇、といい感じに見えるんですよね。あとは流動性の問題だけなのです。これが回復してきてくれるとすごく良い投資になるのですが・・・。

最後に

ということで、ウイスキーの出口戦略を検討してみました。これまでが結構イケイケ状態だったので、買うだけ買ってほったらかしだったのですが、結構しんどい状況まで放置してしまいました。
現時点できちんと売れそうなのは評価額の半分(約24,000GBP分)くらいです。昨年、入金分はほとんど引き出してあるので、損失は限定されているのですが、それでも500万円近くの損失を確定するのは勇気がいりますね。いや、きちんと計算すると、そこまでの損失にはならないのですが・・・
できれば、うまく回るように何とか調整していきたいものです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。それでは、良い投資を!!

WhiskyInvestDirect

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