スワップアービトラージについて(2)ポジションコントロールについて

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こんにちは,kanatoです.
先日のシロクマショックは非常に痛かったので,
スワップアービトラージ等のリスク限定型が非常に恋しくなってます.
さて,本日は“(2)ポジションコントロール”ということで
書いてみたいと思います.
私自身スワップアービトラージのポジションコントロールについて最初は
スワップ受取業者でプラススワップのポジション,
値動きヘッジ用業者で逆のポジションを取るくらいしか考えていませんでした.
それだけといえばそれだけなのですが,
注意する点はいくつかありますのでご紹介します.
①ポジションサイジング
 どんな戦略でもそうですが,所有するポジションサイズは非常に重要です.
 狙う利益やその通貨のボラティリティにもよりますが,
 大体レバレッジ10倍くらいのロットが良いのではないでしょうか.
 各口座の残高が1000ドルの場合,AUD/USDで10000通貨位です.
 これだと現在のレートを1.00000とすると±10%位の変動は持ち堪えられますので,
 スプレッド分を回収する前にロスカットなんてことにはなりにくいと思います.
②ポジションを取る/手仕舞う時間帯
 値動きの緩やかで,スプレッドも安定している時間帯に
 ポジションをコントロールする方がよいです.
 (主要な市場のお昼休みの時間帯等)
 この手法は2つの業者でポジションを取らないといけないので,
 その間にレートが動いてしまえば,運がよければ利益になりますが,
 逆にレートが動くと損失(費用)になってしまいます.
 なお,日本時間の早朝も値動きは緩やかですが,
 業者によっては朝スキャ対策でスプレッドが広がりますので,
 注意が必要です.
③ポジションを取る時期
 影響力の大きい経済指標発表や要人発言の前は避けたほうが良いと思います.
 特にレバレッジを高めにかけてポジションを取る場合は要注意です.
 レバレッジ10倍くらいのポジションであれば,
 あまり気にならないかもしれませんが,注意するに越したことはないです.
こんなところでしょうか.
特にポジションサイジングは利益に直結してきますので
難しいところですが,低リスクの投資ということを念頭に,
適正なロットで望むべきだと思います.
また,ポジションは延々と持ち続けるのではなく,定期的に利益確定して,
獲得したスワップをさらに複利運用すると投資効率が上がると思います.
次回は「業者間の資金移動」について書いてみたいと思います.
本日も最後までお付き合いいただき,ありがとうございます.
なにかありましたらお気軽にメールください.
(furan.kanato9796☆gmail.com ☆を@に変えてください)

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