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ひふみプラスとは?特徴・コスト・向く人と注意点を中立解説

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はじめに

「インデックス投資が王道」とよく言われます。ただ、相場に応じて攻守を切り替える「アクティブファンド」にも根強い支持があります。その代表格が、本記事で取り上げるひふみプラスです。

実は私自身、楽天証券でひふみプラスを長く積み立ててきました。新NISA・旧NISAのつみたてで持ち続け、一時は「正直、これ一本でよいのでは」と感じた時期もあったほどです。その実感は、アクティブファンドの魅力をよく表しています。一方で、長く付き合うほど「コスト」と「中身」を冷静に見る目も必要になります。

この記事では、ひふみプラスの仕組み・費用・実績・買い方を、できるだけ中立にお伝えします。インデックスとの違いの全体像は、姉妹記事「インデックス投資とアクティブ投資の違い」もあわせてどうぞ。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長!「アクティブは難しそう」と思われがちですが、ひふみプラスは「目利きに運用を託す1本」でしてな。まずは中身から見ていきましょうぞ。

※本記事は情報提供を目的としたもので、特定商品の購入を勧めるものではありません。数値は記載の基準日時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いします。

1. ひふみプラスとは|「守りながら増やす」アクティブ投信

ひふみプラスは、レオス・キャピタルワークス株式会社が運用する、追加型の株式投資信託です(2012年5月28日設定)。国内外の上場株式を主な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期で投資するアクティブファンドです。

最大の特徴は、市場環境に応じて株式の組入比率を変化させることです。相場が過熱していると判断すれば株式を減らして現金比率を高め、下落に備える──いわば「守りながら増やす」運用を掲げています。実際、2025年4月にも現金比率を引き上げてリスクを下げる対応をとった局面がありました。

アルセド監査官
アルセド監査官

私から一点。ひふみプラスには明確なベンチマーク(運用の目標とする基準)はありません。月次レポートにTOPIX(配当込み)が並びますが、これは参考指標であり「目標とする基準ではない」と明記されています。指数に勝つことより、絶対的なリターンを目指す設計です。

2. 「ひふみシリーズ」の違い|入口が違うだけで中身は同じ

「ひふみ」には複数の商品があり、混同しやすいので整理します。

商品名主な購入窓口用途の目安
ひふみ投信レオス直販のみ一般(長期保有で信託報酬の一部還元あり)
ひふみプラス証券会社・銀行など販売会社一般・NISA(本記事の主役)
ひふみ年金iDeCo・企業型DC老後資金づくり(年金)
ひふみワールド+販売会社海外株中心
ひふみらいとレオス直販債券中心の安定運用

ポイントは、ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金が同じ「ひふみ投信マザーファンド」に投資していることです。つまり中身(運用)は共通で、買う「入口」が違うだけ、と考えると分かりやすくなります。ネット証券で他のファンドと一緒に管理したい人はひふみプラス、という選び方になります。

3. コスト|信託報酬は純資産が増えるほど下がる

投資信託で最初に確認したいのがコストです。ひふみプラスの費用は次のとおりです。

アルセド監査官
アルセド監査官

信託報酬を正確に。ひふみプラスは純資産総額に応じて料率が段階的に下がる仕組みです(税込・年率)。

  • 500億円までの部分:1.0780%
  • 500億円を超え1,000億円までの部分:0.9680%
  • 1,000億円を超える部分:0.8580%

購入時手数料は上限3.30%(税込)で販売会社が定めますが、ネット証券では無料が一般的。信託財産留保額(解約時の手数料)はありません。数字は公式の月次レポートで確認しました、事実として。

規模が大きくなるほど全体の負担率が下がるのは、受益者にとってありがたい設計といえます。

ただし正直にお伝えすると、コスト水準そのものは、低コストのインデックスファンドとは差があります。たとえば全世界株インデックスの代表格「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬は税込0.05775%以内。アクティブファンドは「銘柄を選ぶ手間賃」として高めのコストがかかる、という構造は押さえておきたい点です。

4. 運用の中身|割安銘柄を選び、現金で守る

ひふみプラスは、成長可能性の高いグローバル企業や、資本政策の改善などで企業価値を高められる企業、構造的な成長が見込める企業などを、ボトムアップ(個別企業の分析積み上げ)で選別します。

そして前述のとおり、相場環境に応じて株式と現金の比率を機動的に動かします。上げ相場ではしっかり株式を持ち、過熱や不安が高まれば現金を厚くして下落に備える──この「攻守の切り替え」が、インデックスファンドにはない個性です。

フクロウ博士
フクロウ博士

インデックスは「市場まるごと」を持つ戦略、アクティブは「目利きに託す」戦略。優劣ではなく役割が違うのですな。ひふみプラスは後者の代表選手というわけでしてな。

5. これまでの実績|数字は「基準日つき」で見る

アルセド監査官
アルセド監査官

実績を、基準日とともに。楽天証券の表示(2026年6月時点)では、トータルリターンは1年 +42.84%、3年 +18.84%(年率)、5年 +10.73%(年率)。純資産総額は、公式の月次レポートで2026年3月31日時点 6,717.29億円、その後も販売会社の表示では約7,400億円規模まで伸びています。

数字は好調に見えます。ただし──

アルセド監査官
アルセド監査官

一点、指摘させてください。過去の実績は将来の成果を保証しません。 直近1年が好調でも、それは相場全体の追い風による部分も大きい。アクティブファンドは、長期でインデックスに勝てるとは限らないことも、データ上は知られています。

なお、ひふみプラスはR&Iファンド大賞2025を受賞するなど、第三者評価も得ています。とはいえ受賞歴は「過去の評価」であって、未来の保証ではない、という距離感で受け止めるのが健全です。

6. 買い方とNISA|つみたて・成長の両枠に対応

ひふみプラスは、楽天証券をはじめとするネット証券・銀行など、幅広い販売会社で購入できます。

  • NISA:つみたて投資枠・成長投資枠の両方に対応
  • 積立:楽天証券では100円以上1円単位から設定可能
  • 購入時手数料:ネット証券では無料が一般的

少額から積み立てられ、NISAの両枠で使えるため、「コア(インデックス)+サテライト(アクティブ)」のサテライト側として一部を持つ、という使い方とも相性がよいといえます。

7. 向いている人・注意したい点

中立に整理します。

向いていそうな人

  • インデックスに加えて、相場に応じた「攻守の調整」を運用のプロに任せたい人
  • 1本で国内外の株式に分散しつつ、アクティブの個性も持ちたい人
  • NISAでアクティブファンドを少額から試したい人

注意したい点

  • 低コストのインデックスファンドよりコストは高い
  • アクティブゆえ、市場平均(インデックス)を下回る期間もあり得る
  • 「これ一本」に集中すると、運用方針が合わなかったときの影響が大きい
フクロウ博士
フクロウ博士

理事長が一時「これ一本でよいのでは」と感じた気持ちは、よく分かりますぞ。ただ、どんな良い船でも一隻に全財産を載せるのは別の話。コア+サテライトで役割を分けるのが、研究所の基本姿勢でしてな。

おわりに

ひふみプラスは「市場まるごと」のインデックスとは違い、目利きで攻守を切り替える、個性あるアクティブファンドです。コストは高めでも、その個性に納得できるかが選ぶ基準になります。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、最後にわたしから一言。良い商品かどうかと、自分に合うかは別の話でしてな。

アルセド監査官
アルセド監査官

そのとおりです。コスト・中身・実績を「基準日つき」で確認し、ご自身のポートフォリオでの役割を決めてから持つ──それが、後悔しない持ち方です。

それでは、良い資産構築ライフを!

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