【2026年5月版】バンカーズ全ポートフォリオ公開——10年・159本の実績と遅延・損失の正直な記録

この記事は約5分で読めます。

はじめに

こんにちは、【kanatoの資産構築研究所】のKanatoです。

今回は、私が約10年にわたって使い続けているソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)プラットフォーム、バンカーズの全ポートフォリオを公開します。

バンカーズは、旧クラウドクレジットと統合した経緯を持つプラットフォームで、私は2アカウント・合計159本のファンドを経験してきました。運用残高・損失・遅延のすべてを正直に書きます。

1. バンカーズ(旧クラウドクレジット)とはどんなプラットフォームか

バンカーズは、株式会社バンカーズが運営する貸付型クラウドファンディングプラットフォームです。現在は国内・海外の幅広い案件を取り扱っていますが、その背景には2つのプラットフォームの統合という経緯があります。

クラウドクレジットとバンカーズが一つになるまで

もともと「バンカーズ」は主に国内事業者向け融資を扱うプラットフォーム、「クラウドクレジット」は海外特化型のプラットフォームとして、別会社で運営されていました。

2023年1月にクラウドクレジットがバンカーズ・ホールディングの完全子会社となり、2024年4月にサービス運営事業者がバンカーズへ一元化。さらに2024年11月18日にはサイトも統合され、クラウドクレジットのサイトは消滅、バンカーズ一本に集約されました。

現在のバンカーズは、国内の不動産・リース・フィンテック案件から、海外のマイクロファイナンス・銀行融資案件まで幅広く扱う、国内最大規模のSLプラットフォームの一つです。

私が使い始めた理由

私がクラウドクレジットを使い始めたのは2016年です。当時は海外の高利回りファンド(年率8〜12%)に少額から参加できるという点に魅力を感じていました。その後、バンカーズのサービスも開設し、2アカウント体制で運用を続けています。

2. 2アカウントのポートフォリオ現状(2026年5月7日時点)

現在、2つのアカウントを合わせた運用状況は以下のとおりです。

項目アカウントA
(Bankers)
アカウントB
(旧CC)
合計
正常運用中16本・¥563,19520本・¥807,37936本・¥1,370,574
遅延0本8本・¥86,3878本・¥86,387
運用残高合計約¥1,457,000
償還済み(過去)8本151本159本

アカウントA(バンカーズ)は現在アクティブに新規投資を行っている口座です。5月時点で新たに3本追加し、残高¥563,195。アカウントB(旧クラウドクレジット)は新規募集が終了しており、既存ファンドの償還を待つだけの口座になっています。

アルセド監査官
アルセド監査官

補足いたします。遅延8本の残高¥86,387は、全運用残高¥1,457,000の約5.9%に相当します。8本すべてがロシアルーブル建てまたはロシア関連の欧州フィンテック向けファンドで、2022年2月のウクライナ侵攻以降、送金が滞っている案件です。現実的には、大半が回収困難な状態です、事実として。

3. 正直に語る——損失と遅延の記録

バンカーズ(旧クラウドクレジット)への投資では、損失と遅延の両方を経験しています。ここでは事実をそのまま記録しておきます。

確定損失の経験

過去には損失が確定したファンドもありました。詳細は5月1日に公開したクラウドファンディング投資状況レポートに記載していますので、合わせてご覧ください。

【2026年4月】旧CROWD CREDIT2本で▲¥89,601確定。AGクラファン60万円の現状報告
旧CROWD CREDIT中東ソーラーファンド2本が損失確定(合計▲¥89,601・投資倍率0.30〜0.32倍)。一方、AGクラファン#162と#171の2案件で60万円を運用中。SLのリスクと向き合い方を実体験から記録した2026年4月のクラファン投資レポートです。

遅延8本——ロシア・ウクライナ問題の直撃

現在も遅延が続く8本は、ロシアルーブル建てファンドおよびロシア関連の欧州フィンテック向けファンドです。2022年2月のウクライナ侵攻後、ロシアへの国際送金が実質的に遮断され、返済が止まりました。

残高¥86,387については、プラットフォーム側で回収交渉を継続しているものの、全額回収の見込みは低いと判断しています。私の中ではすでに事実上の損失として処理しており、数字の上でも期待値ゼロで管理しています。

この経験から得た教訓は、「通貨リスク」と「政治リスク」は別物だということです。為替ヘッジがあったとしても、送金自体が止まれば意味をなしません。高利回りの裏側にある地政学リスクは、数字だけでは測れない要素です。

フクロウ博士
フクロウ博士

ホー、kanato理事長!損失は痛みですが、それはお金で買った経験でもありますぞ。「ロシアルーブル建てには地政学リスクがある」と体で覚えた理事長は、同じ失敗を繰り返すことはないでしょう。資産構築において、失敗の記録を正直に残すことは、未来の自分への最大の贈り物ですな。

4. 今回の新規投資3本——なぜこの案件を選んだか

2026年5月、アカウントAに3本の新規ファンドを追加しました。選定の基準は「円建てまたは国内案件」「担保・保証あり」「12か月以内の償還」の3点です。

ファンド名利回り期間分配投資額
系統用蓄電池事業支援ファンド6-2号年率8.00%約11か月毎月¥100,000
モンゴル交通開発銀行ファンド2_6号(円建て)年率6.01%約9か月満期一括¥50,000
マイカーローン事業支援ファンド第1-10号年率5.00%約12か月満期一括¥50,000

系統用蓄電池ファンドは国内の大阪本社・不動産業者への融資で、蓄電池設備への担保設定を予定しています。過去3期連続黒字という借入人の財務背景と、毎月分配という現金回収の早さが選んだ理由です。

モンゴル交通開発銀行は円建てで為替リスクがなく、モンゴル政府認可の銀行への融資という安定性があります。バンカーズでの償還実績もあり、ポートフォリオに海外案件の多様性を加える意味でも選択しました。

マイカーローンファンドは北海道の地域密着型金融業者への融資で、マイカーローン債権への小口分散担保と連帯保証が設定されています。利回りは5%と控えめですが、ポートフォリオの安定枠として位置づけています。

なお今回は、バンカーズ口座の残資金の約半分を新規投資に、残り半分は引き出して他の資産配分に回す方針としました。SLは分散投資の一部として機能させるため、特定プラットフォームへの集中は避けています。

おわりに

バンカーズ(旧クラウドクレジット)との付き合いは、2016年から約10年になりました。その間に159本のファンドを経験し、損失も遅延も味わいました。

それでも継続している理由は、AGクラウドファンディングなどとは異なる案件の多様性——国内・海外・通貨・業種の幅広さ——がポートフォリオのリスク分散に寄与していると感じているからです。完全撤退ではなく、「縮小しながら学ぶ」というスタンスで向き合っています。

今後は旧クラウドクレジット口座の償還が進むにつれてポートフォリオは自然に整理されていきます。次回以降も運用状況の定点観測をお届けします。

※本記事はバンカーズでの自身の投資記録であり、特定ファンドへの投資を推奨するものではありません。元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身でお願いします。

それでは、良い資産構築ライフを!

コメント

タイトルとURLをコピーしました