
はじめに
こんにちは、kanatoです。
先日、50代の知人から受けた投資相談についてご紹介しました。具体的な銘柄や進め方までお話しし、ご本人も「よし、やってみる!」と意気込んでいたのですが・・・。
数日後、様子を聞いてみると「いや、口座は作ったんだけど、いざ注文ボタンを押そうとすると手が止まっちゃって・・・」とのこと。まあ、予想通りか・・・と。
実はこれ、投資初心者の方には非常によくある話です。今回は「なぜ投資に一歩踏み切れないのか?」という心理的なブレーキの正体と、その外し方について少し考えてみたいと思います。
投資を邪魔する3つの心理的ブレーキ
まずは、頭では分かっていても体が動かない原因を整理してみます。よく言われることですが、下記の3点くらいでしょうか。
- 「損をするのが怖い」という本能(損失回避性)
人間には「1万円得する喜び」よりも「1万円損する痛み」を2倍近く強く感じてしまう本能があります。真面目にお金を貯めてきた人ほど、このブレーキは強くかかります。 - 「もっといい時期があるかも」という迷い(タイミング待ち)
ニュースで「円安」「暴落」といった言葉を聞くと、「今は時期が悪いのでは?」と考えてしまいがちです。でも、プロでも読めない「底」を待っているうちに、一番大切な「時間」をロスしてしまいます。 - 「完璧に理解してから」という真面目さ(分析麻痺)
本やネットで調べれば調べるほど、新しい用語が出てきて「もっと勉強してからじゃないと失敗する」と自分に高いハードルを課してしまいます。
また、上記3点以外にもあまり投資の必要性を感じていないということもあるかもしれません。そんな方は次のことを考えてみてください。
「何もしない」という最大のリスク
ここで上記とは少し視点を切り替えてみます。「何もしないのが一番安全」と思われがちですが、実際はそうとも言えない場合が多いです。
何もしないということは、実は日本円に投資しているということと同じです。日本の物価は緩やかに上昇しているということ、少なくとも年間2%程度のインフレ目標があるということはそれだけ毎年お金の価値が下がっているということです。
例えば、10年前は100円で買えたジュースが、今は120円出さないと買えない……。これはお金の価値が下がっている(物価が上がっている)証拠です。銀行に預けているだけでは、アイスが溶けて小さくなっていくのをただ眺めているのと同じなんですね。
更に、日本円に投資しているということは為替リスクにもさらされているということです。現在は円安ですし、輸入コストが膨れ上がっているので、何もしないと今の生活を維持することもままならなくなりますね。
「冷凍庫の外に出したアイスクリーム」みたいに価値が溶けていく感じですね。変な喩え・・・。
「減らさないこと」ばかりに集中すると、実は「価値が目減りする」という確実な損を受け入れてしまっている。この事実に気づくことが、ブレーキを外す第一歩になります。
まずは「100円」から。Baby steps to Giant strides
知人には、こんなアドバイスをしました。「まずは100円、なんならポイントだけでもいいから、今日中に注文を出してみて」と。
- ハードルを地面まで下げる
最初から30万円を動かそうとするから怖いのです。まずはランチ代一回分、あるいは100円から始めて、「資産が動く感覚」に慣れるのが先決ではないかと思います。このまま、何万円も投資するといった感じで、結局止まってしまっては時間だけが過ぎていきます。 - 「実験」だと考える
投資は一発勝負のギャンブルではなく、数十年続く「実験」です。少額で始めてみて、「あ、今日は5円増えた」「3円減った」という変化を、データ収集のように楽しんでみてください。そして、値動きに慣れながら、少しずつ金額を上げていくのが王道ですね。
ちなみに、「Baby steps to Giant strides」なんて、英語のことわざもありますよね。私が知ったのはこの漫画です。もっと続いてほしかった・・・。
さいごに
いざ始めてしまえば、「なんでもっと早くやらなかったんだろう」と思うのが投資の世界です。
知人もようやく、「楽天ポイントだけでまずは買ってみたよ」と連絡をくれました。この小さな一歩が、数年後には大きな差になって現れるはずです。まあ、50代なので、もう少しペースは上げていかないととは思いますが、それでも、ちいさくとも大きな一歩です。
最後に、私の現在の資産状況を共有しますね。私も日々、増えたり減ったりを繰り返しながら、淡々と「実験」的に資産構築活動を続けています。今回は暗号資産の暴落ですね・・・。安定しない。

それでは、よい投資ライフを!



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