オリジナルEA作成(6)移動平均線フィルター④

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こんばんは,kanatoです.
昨日は結構晴れていたのですが,今日は夜明け前から雨が・・・
濡れながらもキャンプから無事に帰ってきました.
本日も引き続きオリジナルEAについて,書かせていただきます.
前回はコアロジック及び指値・逆指値を入れたEAのエントリー条件に
マルチタイムフレームで複数本の移動平均線を組み合わせた条件を加えてみましたが,
今回は移動平均線とレートの位置関係での条件を検討してみたいと思います.
今回も代表例として,30分足で検討しました.
まずは,レートが移動平均から見て売買方向
(買いの場合はレート>MA,売りの場合はMA>レート)
にある場合(順張り)での組み合わせを試してみました.
 ①「レートが移動平均線より売買方向に位置し」
  レートがボリンジャーバンド(乖離率:2σ)をブレイクしたら,
  ブレイク方向にエントリー.
 ②指定pips離して,指値・逆指値注文.(指値150pips,逆指値50pips)
 ③ボリンジャーバンドの幅が前の足と比較して収縮したら,エグジット.
日足(14本移動平均)
kanato01_002_3_M30_MA(M1440,14).gif
4時間足(14本移動平均)
kanato01_002_3_M30_MA(M240,14).gif
1時間足(14本移動平均)
kanato01_002_3_M30_MA(M60,14).gif
オリジナルEA(6)MAフィルター4_表1.png
日足についてはフィルターの効果が認められましたが,
時間足が短くなるごとに効果はほとんど認められなくなりました.
フィルター効果の推移としては傾きや2本の移動平均線の位置関係と
ほぼ同じような推移を示しました.
これらを組み合わせても面白い結果になるのかもしれません.
また,前回と同様に時間足を2つ組み合わせた場合も試してみました.
日足+4時間足(14本移動平均)
kanato01_002_3(2)_M30_MA(M240-1440,14).gif
日足+1時間足(14本移動平均)
kanato01_002_3(2)_M30_MA(M60-1440,14).gif
日足+30分足(14本移動平均)
kanato01_002_3(2)_M30_MA(M30-1440,14).gif
オリジナルEA(6)MAフィルター4_表2.png
これらについては2つ組み合わせる効果はあまり認められませんでした.
次に,上記とは逆の位置関係を試してみました.
 ①「レートが移動平均線より売買方向の逆に位置し」
  レートがボリンジャーバンド(乖離率:2σ)をブレイクしたら,
  ブレイク方向にエントリー.
 ②指定pips離して,指値・逆指値注文.(指値150pips,逆指値50pips)
 ③ボリンジャーバンドの幅が前の足と比較して収縮したら,エグジット.
日足(14本移動平均)
kanato01_002_3R_M30_MA(M1440,14).gif
4時間足(14本移動平均)
kanato01_002_3R_M30_MA(M240,14).gif
1時間足(14本移動平均)
kanato01_002_3R_M30_MA(M60,14).gif
オリジナルEA(6)MAフィルター4_表3.png
基本的に売買回数が極端に少なくなりましたが,
損失の軽減はそれに比べて小さいものでしたので,
こちらのフィルターについては利用価値は少ないと考えています.
以上,本日はレートと移動平均線の位置関係について見てみました.
順張りの位置関係のフィルターについては他の移動平均線のフィルターと
うまく組み合わせて使ってみたいと思います.
移動平均線についてはひとまずここまでとして,
次はADXなどのテクニカル指標に焦点を当ててみたいと思います.
本日も最後までおつきあいいただき,ありがとうございました.

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