オリジナルEA作成(5)移動平均線フィルター③

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こんばんは.
GW中も普通に仕事のkanatoです.
本業が修羅場モードで普通の休日も出勤することになりそうです・・・.
本日も引き続きオリジナルEAについて,書かせていただきます.
前回はコアロジック及び指値・逆指値を入れたEAのエントリー条件に
複数時間足での移動平均線による条件を加えてみましたが,
今回はマルチタイムフレームで複数本の移動平均線を組み合わせた条件を
検討してみたいと思います.
考えられる条件として,次のようなものがあるかと思います.
 1.長~短期間の移動平均線の向き
 2.長~短期間の移動平均線の位置関係
それぞれについて,今回も代表として,30分足で検討しました.
また,損益グラフは代表例のみとし,表に結果の詳細を載せました.
<長~短期間の移動平均線の向き>
まずは2本の移動平均の向きに着目して
順張りでの組み合わせを試してみました.
 ①「複数本の移動平均線の向きが同じでそれと同じ方向に」
  レートがボリンジャーバンド(乖離率:2σ)をブレイクしたら,
  ブレイク方向にエントリー.
 ②指定pips離して,指値・逆指値注文.(指値150pips,逆指値50pips)
 ③ボリンジャーバンドの幅が前の足と比較して収縮したら,エグジット.
4時間足(14本+56本移動平均)
kanato01_002_2_M30_MA(M240,14-56).gif
オリジナルEA(5)MAフィルター3_表1.png
結果としては微妙なところですね.
どの結果も14本移動平均線のみの時と大差ない結果であり,
大きな効果は期待できなさそうです.
<長~短期間の移動平均線の位置関係>
次に2本の移動平均線位置関係に着目して
こちらも順張りでの組み合わせを試してみました.
 ①「移動平均線の位置関係が上から短期→長期の場合に上昇と判断し,
   それと同じ方向に」(買いエントリーの場合.売りエントリーは逆)
  レートがボリンジャーバンド(乖離率:2σ)をブレイクしたら,
  ブレイク方向にエントリー.
 ②指定pips離して,指値・逆指値注文.(指値150pips,逆指値50pips)
 ③ボリンジャーバンドの幅が前の足と比較して収縮したら,エグジット.
4時間足(14本+56本移動平均)
kanato01_002_2P_M30_MA(M240,14-56).gif
4時間足(56本+168本移動平均)
kanato01_002_2P_M30_MA(M240,56-168).gif
オリジナルEA(5)MAフィルター3_表2.png
こちらは取引回数をそこまで減らすことなく,期待損失の軽減効果がありました.
特に4時間足で効果が高く,移動平均線の期間が大きいほど効果が高くなりました.
そこで,これに移動平均線を1本追加して3本のパーフェクトオーダーでの
エントリーにしてみました.
4時間足(14本+56本+168本移動平均)
kanato01_002_2P(3)_M30_MA(M240,14-56-168).gif
オリジナルEA(5)MAフィルター3_表3.png
2本の移動平均線の時と比べると取引回数は2/3程度に減りましたが,
同時に損失も減らすことができましたので,
きちんとフィルターとして機能しているように思います.
以上の結果から移動平均線の位置関係でのフィルターついてはかなり利用価値が高そうですので,
ある程度EAの形が定まってきた段階で再度検討してみたいと思います.
ただ,損益グラフを見てもお分かりのように,直近の期間で右肩下がりに
なっていますので,それが解消できるようなフィルターも探してみたいと思います.
本日も最後までお付き合いいただき,ありがとうございました.

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