DMI(方向性指数)について(2)

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こんばんは.
今日から新年度開始ですね.
心機一転頑張っていきたいと思いますので,
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます.
さて,本日はDMIのまとめの続きとして,売買シグナル,使用上の注意点を
まとめてみたいと思います.
<売買シグナル>
・DIのクロス
 +DIが-DIを下から上にクロスしたとき,買い優勢と判断し「買いエントリー」.
 -DIが+DIを下から上にクロスしたとき,売り優勢と判断し「売りエントリー」.
・ADX水準
 ADXが高水準の場合,トレンドが発生していると判断して「順張り優先」,
 低水準の場合はトレンドが終息してレンジ相場に入る可能性が高いとして,
 「逆張り優先」でエントリーする.
 
・ADXの傾き
 ADXが下落から上昇に転じた場合,トレンド発生としてトレンドフォローでエントリー.
 ADXが上昇から下落に転じた場合,トレンドが失速したとして,エグジットする
 
上記は±DIとADXを分割して記載しましたが,合わせて使用することの方が多いと思います.例えば,ADXでトレンド発生を確認して,±DIのクロスでトレンド方向に押し目買い/戻り売りでエントリー,ADXの失速でエグジットといった形です.
また,ADXについては,それのみでは売買シグナルというよりは
ポジション保有のシグナルと捉えるのが妥当かと思います.
その他にも,極値ルール(Extreme Point Rule)というのもあるようで,
やはり奥が深い指標のように思います.
<使用上の注意点>
・ADXがどの水準を高いとみるかは記述が見当たらないことが挙げられます.
 通常は25~30程度を境界にすることが多いようです.
・DMIが威力をはっきするのはレンジ相場から強いトレンド相場に移行するとき.
・ADXが低水準で,±DIがもつれ合った場合は持合い相場と判断し,様子見する必要.
 (ダマシが多発するため.)
以上,DMIをまとめてみましたが,
特にADXについてはトレンド把握のテクニカルとして非常に興味深いですし,
EAの作成にも役立つのではないかと考えています.
本日も最後までお付き合いいただき,ありがとうございました.

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