移動平均線について(2)

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こんにちは,kanatoです.
今日で3連休も終わりですね・・・.
さて,今回もテクニカル分析について書きたいと思います.
前回はメジャーな移動平均線の計算方法などをまとめましたが,
今回はそれらが持つ特徴や意味についてまとめたいと思います.
これらの移動平均線は,複数の価格データを平滑化する作業であり,
それらから値動きの慣性を引き出し,トレンドの方向性を見るものです.
移動平均線には次のような特徴があります.
①チャートのローソク足がジグザグでも,滑らかな曲線になる. 
 (平均なので当たり前といえば当たり前ですが・・・
 そのため,レートの細かい動きに惑わされることなく,トレンド確認ができます.
②実際の値動きから遅れて動く.(ローソク足を追って動く.)
 レートが反転した直後では,反転前のレートの多くを織り込んでいるため,
 少し遅れて,移動平均線も反転を始めます.
③値動きのトレンドを示すとともにサポートラインやレジスタンスラインのように動く.
 レートが上昇傾向のとき,移動平均線はローソク足の下に位置し
 サポートラインのような動きをします.
 また,逆にレートが下落傾向のときはローソク足の上に位置し
 レジスタンスラインのように動きます.
④為替ポジションの平均取得コストを表す.
 平均期間での全投資家の平均取得コストを表します.
 厳密には出来高加重をしないといけないですが,出来高が急激に変化しない限り,
 通常の移動平均を近似値としてみなしても問題ないと思います.
いずれにしても実際の値動きからは少し遅れるので,
大まかなトレンドを捉える指標としたり,サポートやレジスタンスとして
使用するくらいがちょうどよいのだと思います.
また,移動平均線にも色々なものがありますが,どれを使えばいいのか?
ということで非常に悩ましい部分もあるのですが,
実際のところどれでもいいのだと思います.
大体の使用基準としては
大きなトレンドを把握したいときはSMA,
緩やかに上昇・下降しているようなときはWMA(乱高下や保ち合い局面では微妙)
市場の変化を早く捉えたいとき(ローソク足の実体に近い動きをさせたいとき)はEMA
っと言ったところでしょうか.
次回は移動平均線を使った大まかなトレード戦略をまとめたいと思います.
本日も最後までお付き合いいただき,ありがとうございます.

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