EAの種類について(5)グリッドタイプの分類

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こんばんは.
連休明けの会社に行ってきましたが,まだお休みの方も多く,
少し寂しい感じでした.
さて,今回はグリッドタイプのエントリー・クローズを見てみたいと思います.
っと言いましても,グリッドタイプのEAはシグナルタイプとは違い,
相場のトレンドなどは関係なく,
淡々と決められた値幅でエントリー・クローズを繰り返すタイプです.
しかし,そのロジックによってはレンジ相場が得意だったり,
トレンド相場が得意だったりと適した相場が違ってきます.
①レンジ相場に強いロジック
 例えば,有名なところだとM2Jさんのトラリピです.
 これは想定した価格帯に任意の値幅で買い,売り,
 又はその両方のエントリーを繰り返す方法です.
 クローズについても,エントリーから○○pipsで決済と単純です.
 ですが,これを繰り返すことによって,
 想定したレンジ内を上下する動きを確実に利益に変えることができます.
 ただし,常に複数のポジションと含み損を抱える場合が多く,
 さらに想定レンジ内から外れると大きな含み損を抱えることになりますので,
 損切りや裁量での相殺決済など,何らかの対策が必要になると思います.
 また,このほかにも両建てでエントリーしておいて
 逆行したポジションをナンピンマーチンゲールで救出するようなロジック
 (両建てマーチンゲール?)などもあります.
②トレンド相場に強いロジック
 例として,少し前に相当人気だったSCSEAのような
 ドテンマーチンゲールが挙げられます.
 こちらはエントリー後にレートが想定と逆行した場合に
 ロットを増やしてエントリー方向とは逆にポジションを取る方法です.
 トレンドが出ている場合はレートが最初のポジションに逆行しても,
 最終的には利益を出して全ポジションをクローズできます.
 ただし,レンジ相場が続くとポジションが積み重なっていき,
 最終的に破綻してしまいます.
結構無理やりな感じで分類してみましたが,こんな感じでしょうか.
簡単にまとめると,グリッド系ロジックのタイプは
 ①レンジ相場に強い:トラリピ,両建てナンピンマーチンゲール
  例)M2Jさんのトラリピ
    Forex-D(かなり前に販売されていた両建てマーチンゲールEAです.)
 ②トレンド相場に強い:ドテンマーチンゲール
  例)SCSEA(現在はIRU-CAというサービスになっています.)
    KnFX-Mars
の2種類と言っていと思います.
また,これらのタイプのなかには,
PegSystem(ver1の方)やランド円自分年金戦略EA等のように,
通貨ペア特有の優位性(通貨ペッグ制等)を内包しているものが多くあります.
やはり,グリッドタイプは含み損を抱えることが多いので,
資金管理の一環としてこれらの優位性を利用することで,
リスクを低減できることがおおきなメリットですね.
ということで,グリッドタイプの分類をしてみましたが,
グリッドタイプについては結構コロンブスの卵的というか,
アイデア勝負なところがあるように思います.
例えば,SCSEAが出てきたときは非常に画期的なロジックと話題になりました.
今後もアッと言うようなロジックが出てくるのかもしれませんね.
本日も最後までお付き合いいただき,ありがとうございました.

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