
はじめに
こんにちは、kanatoです。
「高利回りだから」という理由だけで、ソーシャルレンディングを選んでいませんか?
私も2025年まではそうでした。利回りを重視するあまり、外貨建て案件に偏ったポートフォリオを組んでいたのです。
しかし、2025年の為替相場の変動を経て、一つの結論に至りました。
資産全体の土台を作るインカム投資に、予測不能な為替変動は不要である。
2026年1月末時点の運用額は約324万円。今年はここから「リスク構造の再設計」を行い、より安定したキャッシュフロー・マシーンへと進化させます。
💡 この記事の結論(3分まとめ)
✔ 規模拡大: 現在324万円 → 目標1,227万円(総資産の10%)へ
✔ 構造改革: Bankersへの過度な集中(57%)を解消し、「守り50%」の布陣へ
✔ 国内回帰: 外貨建て比率を圧縮し、円建て中心の安定運用へシフト
✔ 中核業者: AGクラウドファンディングをポートフォリオの柱(15%)に据える
✔ 目標利回り: 加重平均 5.5〜6% を維持(月換算で約6万円のインカム)
1. 現状分析:2025年の「反省」から見える課題
まずは2026年1月末現在のリアルな数字をご覧ください。
【現状の事業者残高比率】
| 事業者 | 残高 | 比率 | 分類 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| Bankers | 185万円 | 57% | 攻め | 外貨建て・高利回り中心 |
| Alterna Bank | 83万円 | 25% | 中間 | バランス運用 |
| Crowd Bank | 39万円 | 12% | サブ | 待機資金運用 |
| CREAL | 15万円 | 5% | 守り | 不動産クラウドファンディング |
| Funds | 3万円 | 1% | 超守り | 上場企業貸付 |
| 合計 | 324万円 | 100% | – | – |
2026年の3大改善ポイント
① Bankersへの過度な集中
- 利回り8〜10%は魅力的ですが、外貨建てリスクが大きすぎました
- 現在57%の集中を10%まで削減
② 守り層の不足
- 安定感のある「守り・超守り」が全体のわずか6%(CREAL 5% + Funds 1%)
- 目標50%(614万円)の守り構造へ
③ 為替影響の排除
- 2025年の教訓を活かし、「インカム=計算できる利益」へと立ち返ります
2. ソーシャルレンディングの「新」位置づけ
私の総資産は約1億2,274万円。そのうち10%(約1,227万円)をソーシャルレンディングの枠と定義します。
この枠の役割は、
「株式市場が荒れている時でも、淡々と利息を運んでくる静かな軍隊」
です。
資産全体における役割の使い分け
J-REIT (5%):
- 不動産エクスポージャー
- 流動性があり、値上がり益も狙う「動的」な枠
ソーシャルレンディング (10%):
- 貸付・不動産キャッシュフロー
- 流動性はないが、評価額が動かない「静的」な枠
この「動」と「静」を組み合わせることで、精神的な安定と高い利回りを両立させます。
3. 2026年 目標ポートフォリオ:精鋭10社の設計図
「利回り順」ではなく、**「リスク構造」**で10社を厳選しました。
| 区分 | 事業者 | 比率 | 目標額 | ステータス | 役割 |
|---|---|---|---|---|---|
| 超守り | Funds | 15% | 184万円 | 増額 | 上場企業への貸付(円建て) |
| 超守り | ジョイントアルファ | 10% | 123万円 | 再開 | 大手穴吹興産運営の安心感 |
| 守り | CREAL | 10% | 123万円 | 増額 | 圧倒的な不動産運用実績 |
| 守り | OwnersBook | 8% | 98万円 | 再開 | 厳選された都心不動産担保 |
| 守り | Rimple | 7% | 86万円 | 再開 | 東証プライム企業運営 |
| 中間 | AGクラウドファンディング | 15% | 184万円 | 中核 | アイフルグループの安定と利回り |
| 中間 | 利回りくん | 8% | 98万円 | 新規 | 地域創生と社会的意義の両立 |
| 中間 | Alterna Bank | 7% | 86万円 | 継続 | 短期案件での資金回転 |
| 攻め | Bankers | 10% | 123万円 | 削減 | 高利回り円建て案件を厳選 |
| 攻め | COZUCHI | 10% | 123万円 | 再開 | キャピタルゲインのブースト |
| 合計 | – | 100% | 1,227万円 | – | 加重平均利回り 5.5〜6% |
ポートフォリオの黄金比
守り(超守り+守り)= 50%(614万円)
- 元本毀損リスクを極限まで抑えた土台
中間 = 30%(368万円)
- 4〜7%のミドルリターンを狙う
攻め = 20%(245万円)
- 高利回り案件に限定(1社上限10%)
4. 戦略の中心:なぜ今「AGクラウドファンディング」なのか?
2026年の戦略的メインパートナーに据えるのが、AGクラウドファンディングです。
選定理由
① アイフルグループの背景
- 貸付審査のプロフェッショナルによる安心感
- 上場企業グループの信頼性
② 円建ての安定性
- 為替リスクを排除したミドルリターン(4〜7%)
- 計算できる利益
③ 不動産担保の透明性
- 万が一の際の出口戦略(担保評価)が明確
- リスクが読みやすい
守りと攻めの「中間」を支える大黒柱として、15%(184万円)を配分します。
5. Bankers集中からの「卒業」
誤解しないでいただきたいのは、「Bankersが悪い」わけではないということです。
むしろ、高利回り案件を供給してくれる貴重な事業者です。
課題は「私のリスクの取り方」にありました。
現状と今後の方針
現状:
- 57%(約185万円)が集中
- その多くが外貨建て
- 為替変動の影響が大きい
今後:
- 10%(約123万円)まで比率を下げる
- 円建ての優良案件に厳選
- 満期が来た資金から順次、他の「守り系」事業者へシフト
これは「投資の経営判断」としてのリバランスです。
削減スケジュール
2026年前半: 約60万円満期予定
2026年後半: 約60万円満期予定
満期を迎えた資金の一部は、AGクラウドファンディング、CREAL、Fundsなどの守り系へ振り向けます。Bankers自体を辞めるのではなく、外貨リスクを削り、円建ての優良案件に絞り込む想定です。
6. ソーシャルレンディングの「不自由さ」を味方につける
ソーシャルレンディングには「途中解約ができない」という流動性リスクがあります。
しかし、これはメリットでもあります。
流動性の有無による違い
J-REIT:
- 流動性あり
- 暴落時に怖くなって売ってしまうリスクがある
- 感情に左右されやすい
ソーシャルレンディング:
- 流動性なし
- 売ることができない
- この「強制的な長期保有」が、結果的に複利効果を生み出す
「値動きがない」×「売れない」=「投資していることを忘れるほどの平穏」
これが、私の目指す2026年の運用スタイルです。
7. サブ事業者とリスク管理
主力10社以外に、サブ事業者も活用しますが、比率は抑制します。
サブ事業者の運用ルール
① サブ合計はソーシャルレンディング枠の10%以下
- 最大123万円まで
② 主力案件がないときのみ活用
- 待機資金の活用先
③ 少額・短期中心
- 1案件10万円以下
- 運用期間6ヶ月以内
④ ポートフォリオの軸にはしない
- あくまで補完的な位置づけ
サブ事業者一覧
| 事業者 | 想定リスク | 評価 |
|---|---|---|
| CrowdBank | 中〜高 | 毎月分配だが遅延リスクあり |
| COMMOSUS | 中 | 案件数少なめ |
| COOL | 中 | 案件にばらつき |
| プロパティプラス | 中 | 優位性弱め |
| FANTAS funding | 高 | 高利回り・価格変動リスク高 |
8. リスクと注意点
ソーシャルレンディングのリスク
① 元本毀損リスク
- 貸付先の倒産・延滞により元本が戻らない可能性
- 過去に複数の事業者で遅延・損失事例あり
② 流動性リスク
- 運用期間中は原則として解約・換金不可
- 急な資金需要に対応できない
③ 事業者リスク
- ソーシャルレンディング事業者自体の倒産リスク
- 情報の透明性が低い事業者も存在
④ 為替リスク
- 外貨建て案件は為替変動の影響を受ける
- 円高局面では損失の可能性
リスク管理の方針
① 分散投資
- 10社(主力)+5社(サブ)に分散し、1社の影響を最小化
② 守り50%構造
- 超守り・守り系で半分を固める
③ 外貨案件の削減
- 円建て中心にシフト
④ 総資産の10%枠厳守
- 全資産の10%を超えない
まとめ
2026年のソーシャルレンディング戦略の核心は5つ。
1. 規模拡大: 324万円 → 1,227万円へ(今年どこまでいけるかはわかりませんが・・・。)
2. 構造改革: 守り50%構造で元本割れリスクを徹底防御
3. 攻めの制御: 攻め20%上限でボラティリティを制御
4. 国内回帰: 外貨リスクを圧縮し、円建ての「計算できる利益」へ
5. インカム創出: 加重平均5.5〜6%で月6万円のインカムを作る
投資哲学
投資は「増やすこと」よりも「仕組みを作ること」の方が重要です。
仕組みさえできてしまえば、あとは毎月の分配金を再投資するだけで、雪だるまは勝手に大きくなっていきます。
短期の爆発力に目を奪われず、10年後の自分に「月5〜6万円の仕送り」を届けるための土台を、今、作り上げます。
おわりに
ソーシャルレンディングとの向き合い方
2025年、私は実際に複数のサービスを試しながら、以下のことを学びました:
① 高利回りには必ずリスクがある
- 10%超の利回りは魅力的だが、それだけリスクも高い
- 5〜6%程度のバランス型が長期的には安定
② 外貨案件の為替リスクは想像以上
- 2025年は為替変動の影響を大きく受けた
- 円建て中心の方が精神的に安定
③ 事業者の信頼性が最重要
- 利回りだけで選ぶと痛い目に遭う
- 透明性の高い事業者を選ぶべき
2026年の方針
今年は、外貨リスクを抑え、円建て中心で分散を効かせる。
AGクラウドファンディングを中核に、守り50%構造を構築します。
Bankersからの資金シフトは、満期を迎えた分から順次実行。焦らず、着実に組み替えていきます。
総資産の中での位置づけ
ソーシャルレンディングは、私の資産全体(約1億2,274万円)の中で10%(約1,227万円)を上限とします。
資産全体の配分:
- 安全資産: 約10%(現金・預金など)
- 株式リスク資産: 約40%(日本株・米国株・投資信託)
- 債券リスク資産: 約10%
- 不動産リスク資産: 約5%(J-REIT)
- インカム型オルタナ: 約10%(ソーシャルレンディング)
- 実物・価値保存: 約10%(金・暗号資産など)
- 高ボラティリティ: 約15%(FX・暗号資産など)
この配分で、リスクとリターンのバランスを取りながら、着実に資産を積み上げていきます。
「値動きがない」×「売れない」=「投資していることを忘れるほどの平穏」
この平穏こそが、長期投資で成功する秘訣だと確信しています。
それでは、良い資産構築ライフを!


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